~ 恩師の御講演「心身の神癒」より ~
第十話
55、あなたたちがいろいろな物事についての
自分の考えをくわしく調べてみるならば、
それらが実は自分にとっては外部の〔影響を受けた〕ものであり、
従って自分にとっては相対的であることが解るであろう。
あなたたちは、あなたたち自身の中にある或る力、
善でも悪でもなく、それ自身が完全である或る力によって
統御されていることを知るがよい。
その或る力がすなわち神の分霊である。
56、善といい悪といい、いずれもあなたたちの心の産物、
いろいろな物事についてあなたたちが考え出したものである。
これが善悪の智慧の木の実である。
あなたたちは無智のままに死にたくないのであれば、
その実を食べてはならない。
生命の樹をしっかりと掴んだ時、すなわち、
真理を心の底から把握した時、
それがあなたたちの救いとなるのである。
57、神我が体得されると、
あなたたちの心は善とか悪とかにわずらわされなくなり、
あなたたち自身が神の愛と叡智と力とを表現する力となる。
~ 感謝・合掌 ~