カウンターの中から客をのぞくといろんなことが見えてくる

日本人が日本食を知らないでいる。利口に見せない賢い人、利口に見せたい馬鹿な人。日本人が日本人らしく生きるための提言です。

不死鳥にはなれなくとも、復活劇くらいはみんなに見せたいものだ。

2013-10-07 | 人間観察
土曜の夜から咳が止まらなくなり、
苦しい時間を過ごした。

さらに涙目で、
鼻水までだらしなく出てくる。

鼻ばかりかんでいるので
鼻の先は真っ赤になりヒリヒリしてくる。

ティッシュもあっという間に2箱が無くなった。

ナースが
ガーゼのようなタオルを持ってきてくれるが、
とても間に合わない。

そしてついに、
下痢が始まった。

水便のようなひどい下痢。

そのとき僕は、
治ったという気がした。

体の中に溜まっていた悪いものが
出て行くのを確認できた。

これで風邪は治る、

合併症で死ぬことは無くなった。

少なくとも今回は。

日曜日の朝、
僕は店に帰ることにした。

若い医師はいつもと同じように反対したが、
月曜日に必ず診察に来るという条件で
Y子さんに迎えに来てもらった。

Y子さんのマンションに連れて行ってもらって
横になった。

「ここでしばらく暮らしたほうがいいわ」

その言葉を僕は拒否した。

動かなければ死んでしまう。

そんな気がしたからだ。

明日、地球が滅びることがわかっていても、
僕は畑に野菜の種をまく。

そんな生き方で終わりたい。

仲介業者に電話をする。

業者も驚いていた。

明日の仕入れを頼んだ。

らんちのメニューを考えた。

Y子さんにも手伝ってもらって。

今週の夜の料理も考えた。

メールを客に送れば、
もう完璧だ。

もちろん、実際に料理が作れればの話だが。

客にも迷惑をかけた。

もう少し頑張ってる姿を見てもらいたい。

もう少し、
本当にもう少しかもしれないけれど。

もう少しだけ。


久しぶりに
パソコンのメールを開く。

ブログの読者から、
いろんな言葉をかけられる。

しかし、まるで喧嘩を売るような輩もいる。

可愛そうな人がいるものだ。

このブログがたとえ嘘だらけであろうとも、
僕という人間が実在しない化け物であっても、
楽しく読んでくれればいい。

いちゃもんをつけて自己満足してる輩には
きっと努力も幸せもやって来ない。

僕はもう一度復活する。

原稿の仕事もまだ残ってる。

今から店に送ってもらう。

そして少しづつ準備をする。

明日のためじゃない。

僕の未来のために。

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