カウンターの中から客をのぞくといろんなことが見えてくる

日本人が日本食を知らないでいる。利口に見せない賢い人、利口に見せたい馬鹿な人。日本人が日本人らしく生きるための提言です。

人間らしく生きるということの、本当の意味を考えてみる。第30回。

2014-06-10 | 人間観察
残念だが、身体が動かない。

昨日無理をしたからかもしれない。

僕の体のことは、
僕が一番知っている。

多少辛くても、
それがそのうちに収まることがわかっている。

しかし、Y子さんにとっては、
毎日がハラハラどきどきで不安のようだ。

病気だとはわかっていても、
一緒にいることはそれほど長くない。

こうやって二人で暮らすと、
彼女は毎日がとても不安そうだ。

要らぬ心配をかけてしまっていることが
非常に心苦しい。

朝から咳が止まらなくなり、
軽い肺炎のような症状だ。

免疫力がかなり落ちてきている。

それでも、
これが致命傷にならないことくらいわかっているつもりだが、
彼女にとっては、心配でならない。

それでも何とかおきて店にいく。

今日も大繁盛だ。

1時半にはご飯もなくなり、
すぐに横になった。

気がつけば6時、

迷った挙句、
店を開けた。

近くの在日の人たちが来た。

一人ひとりはいい人なのだが、
右翼の街宣カーに乗っている人や、
戦闘服を着ている人、
強姦で刑務所にいた人など、
どうも僕は好きになれない。

彼らもそれがわかっていて、
それなりに気を使ってはいるのだが、
それでも僕は嫌いだ。

回りの人にも気を使い、
大きな声も上げない。

それでも話の内容は
かなり過激だ。

そこにパチンコの経営者が来た。

「いつもお世話になります」

礼儀正しく、
話もうまい。

周りの客も結構楽しむ。

それでも僕は好きになれない。

理由は無い。

偏見でもない。

人種や思想が違うのだ。

悲しいけれど、
僕はこうやって生きてきている。

そしてこれからも、
矛盾を感じながらも、
生きていくのだろう。

どこまで生きていられるのかは
わからないけれど。



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