僕の散歩(ウォーキング)コースの一つは、SLの展示されている
小さな公園のそばを通ります。
今日、たまたまそこを通ると、年配の人たちが数人、展示小屋に入
って何か作業をしていました。聞くと、そこにいた人達は、旧国鉄
の時代にこの地方の機関区に勤めていた鉄道マンたちで、今はこの
SLを保存する保存会に属しているとのことでした。
保存のための小屋は屋根があるだけなので、風雨によってどうして
もSLが汚れます。機体がさびるのを防ぐため、SL保存会では1
年に1度くらいの清掃と、数年に1度の塗装を実施しているとのこ
とです。すでに、足場は組んであり、サンダーでさびを落としを済
ませたようでした。
簡単に保存するといいますが、SLのような大きいものは、一度設
置すればそれで済むというわけではなく、永久にメンテナンスが必
要になってきます。
この保存会の人たちは、昔自分たちの運転したSLに思い出や愛着
があり、その情熱からこういう暑い日でも作業していたのです。
中には、遠くから駆けつけた人もいたようです。
こういう文化遺産はできるだけ長く保存して頂きたいと思いますが、
皆さん、僕よりかなり年配のようで、その点が少し気になりました。
あまり先のことを心配しすぎても仕方ないですが。