カメノ日記

僕カメノ(通称カメ)の遊び、学び、それから日々のでき事をつづる日記です。カメには前進あるのみ。カメも歩けば奇石にあたる。

街並みと景観

2006年08月11日 | その他

現在の佃島(2006.8.3撮影)



  東京都心は、ヨーロッパの都市
  などに比べ活気はあっても、建
  物の形状や高低などもさざまで、
雑然としていて街並みの景観という点では著しく見劣りがする。

1997年末になって、ようやく都の景観条例が公布・施行され、景
観問題に取り組み始めた。それでも、経済界や産業界の意向もあり、
まだまだ開発に軸足が置かれ、景観はおろそかにされてきた。この1
0年ほどの間の高層ビルや高層マンションのすごい増え方をみればわ
かる。

最近になり、都は「東京のしゃれた街並みづくり推進条例」なるもの
を制定し、個性豊かで魅力のあるしゃれた街並みづくりを進めている
が、これは大いに歓迎できる。そして、この条例に基づき、現在10
ヶ所ほどの「街並み景観重点地区」を指定している。

ところで、僕は、現在指定されている約10ヶ所がどういう条件で選
ばれたかわからないが、柴又帝釈天周辺地区などを除いて依然として
開発重視の臭いが強いと思う。それが残念である。

もっと古い街並みを、保全、整備する観点が必要ではないか。古い街
並みとは、例えば、浅草や根津神社周辺(柴又が入っているのだから
)、神楽坂、神田神保町、巣鴨、谷中、両国などなどの周辺。そして、
僕の個人的な好みでいえば、佃島なども。

また一方、景観に悪影響を与える要素は色々あるが、最大のじゃまも
のは高層マンションだと思う。平成5年に、僕が撮った佃島の写真と
今の風景では、様相が一変している。その犯人は高層マンションであ
る。

かつての古い街並み(佃島の場合ちょっと入り組んではいるが)を、
こんなに簡単に破壊していいものだろうか。
すでに遅い。土門拳の写真(昭和20年代後半から30年代前半)の
風景はもちろん、荒木経惟の写真(平成元年頃)にある風景を、もう
再び見ることはない。

<参考>
   「街並み景観重点地区の名称と景観づくりの方向」
                     (東京都都市整備局)

<平成16年3月3日指定>
(1)赤坂九丁目地区(約10ha)
「良好なオープンスペースを備えた新たな複合市街地景観の形成」

(2)豊洲二・三丁目地区(約53 ha)
「運河や産業遺産などを活用した魅力あるウォーターフロント景観の
形成」

(3)豊洲五丁目地区(約13 ha)
「水辺や緑のうるおいのある歩行者空間を確保した複合市街地景観の
形成」

(4)豊洲六丁目地区(約110 ha)
「東京の海の玄関に相応しい多彩なウォーターフロント景観の形成」

(5)常盤台一・二丁目地区(約39ha)
「緑豊かで落着きのある住環境を整備・保全し、住環境と調和した
魅力ある駅前商業施設等を誘導するうるおいにあふれた景観づくり」

(6)柴又帝釈天周辺地区(約9ha)
「帝釈天を中心に歴史的景観資源をネットワーク化した景観づくり」

<平成16年5月14日指定>
(7)大手町・丸の内・有楽町地区(約119ha)
「首都東京の顔として都心にふさわしい風格のある新しい都市景観の
形成」

<平成17年3月25日指定>
(8)汐留西地区(約5.5ha)
「西欧の香りが漂う魅力的な街並み景観の形成」

<平成18年2月8日指定>
(9)大橋一丁目周辺地区(約11.3ha)
「目黒川とR246を軸に、人にやさしく歩く楽しみのあるしゃれた
街並み景観づくり」
コメント (14)
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高層ビルによるプライバシー問題

2006年08月09日 | ニュース

東京駅周辺で進むビルの超高層化に宮内庁が気をもんでいる。

今回、宮内庁は東京駅から約600メートル離れた大手町合同庁舎跡地
に建設が計画されている地上37階建てのビジネスビル(高さ約18
0メートル)について配慮を要請した。このビルは、三菱地所などが出
資して設立した「大手町開発」が建設するもので、来年4月の着工
予定となっている(読売新聞、2006.8.7夕)。

宮内庁がパソコンでシミュレーションしたところによると、御所ま
での距離は約1400メートルあるものの、窓などが見える可能性があ
るという。このため、合同庁舎跡地のビルについて三菱地所と協議
の場をもち、「お住まいの御所が見える場所では、不特定多数の人
が集まるレストランなどの設置は避けてもらえれば」と求めた。

いわれてみると、宮内庁の心配ももっともである。ビルの上層から
天皇・皇后様のお住まいの窓が見えるということは、ひょっとする
と天皇・皇后様が建物の外へ出ると、タイミング次第では見えると
いうこと。上から見られていては、ちょっと住まいの周りを散歩す
るにも落ち着かないのでは。

さて、こういう問題が起こる背景ですが、現在、皇居外郭一帯は「美
観地区」に指定されている(昭和8年(1933)に指定)。この指定
が効力を発揮し、丸の内などは長らく建物の高さとして最大31メー
トル(100尺)のルールが守られてきた。ところが、戦後「美観地
区」から適用除外となり、さらに「美観地区」には運用条例が別途
必要になった。

現在、皇居周辺では地権者らでつくる「大手町・丸の内・有楽町地
区まちづくり懇談会」がガイドラインを作成し、その中で高さ制限
を設けている。が、これが、次のように相当いい加減なものである。

「現況では、高さの制限は航空法以外は法的に定められていないが、
・・・既に、当地区において定着しつつある概ね100メートル程度の
高さも尊重しながら、・・・概ね150メートル程度の高さまでを可能
とする。
・・・大手町、丸の内、八重洲、有楽町の各拠点においては、その
拠点性や街並みの多様性の表象として、当地区全体のスカイライン
との調和に配慮しながら、概ね200メートル程度の高さまでを可能と
する」

100~200メートルと最高制限の幅が大きく、できるだけ高くした
いという経済界、産業界の本音がすけてみえるようなルールである。

すでに、02年にオープンした丸ビル(高さ約180メートル)の建設
時も、最上階レストランから皇居・宮殿が見えることが着工前後に
わかった。そこで、宮内庁は皇居内の石垣の土手に高さ20メートル近
い木を2本植えて見えないようにした。

戦前と違って宮内庁の力が弱いから、どうやら今回も同じように皇
居側で自衛することになるのでは。

ただ、この問題は今後も十分起こりえることである。個人的には皇
居周辺を「美観地区」に再指定し、運用条例で明確な高さ規制を盛
り込んだらどうか、と思う。
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屋上庭園が増えている

2006年08月06日 | 自然・環境
新宿伊勢丹の屋上庭園(2006.7.26 撮影)
新宿伊勢丹の屋上庭園(2006.7.26 撮影)



  最近の都内の大型ビルは、都の
  条例もあって屋上庭園を備える
  ものが増えています(例えば、
六本木ヒルズ)。もちろん、既存のビルでも新たに屋上を緑化した
り庭園化するところが多い。先日たち寄った伊勢丹デパート(新宿)
もその一つ。

屋上に植物を植栽することによる効果は、まず第1に近年問題にな
っているヒートアイランド現象の緩和です。土などの基盤層が太陽
熱の吸収を弱める一方、植えられた植物が葉の表面から水分を蒸発
させることでビル表面(特に屋上)の空気を冷やします。

第2に、地球温暖化や大気汚染の緩和。植物が光合成する際、温暖
化の原因となる2酸化炭素を吸収し、かわりに酸素を放出します。
また、屋上に置かれた土は大気中の有毒ガスであるノックスや2酸
化硫黄などを吸着します。

そして、第3に癒し効果。緑は人の心を大いに癒します。そのため
には、ある程度植栽面積が広くとれる大型ビルはうってつけ。特に、
都心では緑が少ないから、貴重なオアシス的空間になります。

ところで、伊勢丹デパートの場合、各種の雑木や草花が植えられた
洋風庭園と芝生広場からなっています(今年6月にオープン)。そ
して、今はめったに聞けなくなったキリギリスの鳴き声が。音声だ
けのようですが、なかなか芸が細かい。欲を言えば、さらに水辺が
あるといい。小川などが配置されていればベストです。

そして、雑木林の向こうの芝生広場はビアガーデンになっています。
僕がこの庭園をのぞいたのは7月末。日中でもまだ気温が30度そ
こそこで、写真のようになかなか涼しげでした。でも、昨日(8月
5日)のように都心で35度を超えると、いくらオアシスとはいえ、
日中の炎天下は暑さがきびしすぎる。

夕方からが無難でしょう。ただ、そうなると、庭よりビールとなり
そうですが。間違いなく。
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もし、ガンになったら

2006年08月03日 | 健康

昨日(8月2日)、胃ガンのため緊急入院し、胃の全摘手術を受け
た福岡ソフトバンクホークスの王貞治監督が慶応義塾大病院を退院
しました。

記者会見では、「気が滅入ったこともあったが、ファンのみなさん
の熱い思いが私を支えてくれた」、「みなさんに支えられて地上に
帰還した。生還した気持ち」などと感想をのべ、また、「私には野
球しかない。どういう形であれ、野球とともに生きていくというの
が私の喜び」と現場復帰への強い思いを語りました。

プロ野球の監督ほど、長期間にわたり大きなストレスのかかる職業
はあまりない。
特に、王監督の場合、その几帳面な人柄もありますが、昨年の半年
以上にわたる通常リーグを終え、すぐ今年初めからの「2006ワ
ールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の監督をつとめた
ことがキツかったのでは、と想像します。特に、WBCのチームは
国を背負っているだけに、監督の緊張やストレスはハンパではない
でしょう。そして、例年のオフなら取れたであろうストレス解消の
休養が、ほとんど取れなかったのが大きかったのでは。

ところで、ここに、ストレスによりガンになり、ストレス追放によ
り自力でガンから生還した人がいます。発病の時、従業員100人
のアパレル会社を経営していた伊藤勇さん(現在75歳)がその人
です。

伊藤さんは、9年前に前立腺ガンの発見が遅れ、すでに他の部位に
も転移していて「余命3ヶ月」と宣告されました。伊藤さんが言う。
「仕事の忙しさや、妻を難病で失ったことなどで、精神的ストレス
が大きかったのが原因だったのでしょう」

伊藤さんは、「残された3ヶ月」で身辺整理をすることを決心。従
業員にガンを公表し話し合い、会社を売却することにしました。
また、寺で法名をもらい、写真館で遺影を撮影、葬儀屋に葬式も申
し込みました。

そして、会社の整理など一とおり終えたころ、「告知の3ヶ月」が
近づいてきました。
ところがです、「3ヶ月を過ぎても、お迎えが来なかったのです。
じゃあ、これからはオマケの人生だ。思う存分楽しもうと、と思い
ました」(伊藤さん)

告知後に入会した「がん患者の会」や「日本笑い学会」などで、人
生を楽しむすべを覚えて行きました。ただ仲間と笑って毎日を明る
く過ごしたそうです。

そのうち変化が現れてきました。定期的に病院で受ける腫瘍マーカ
ーの値が下がっていったのです。4年前のことですが、とうとう腫
瘍マーカーが正常値になり、医師から”自然退縮治癒”の判定がお
りたそうです。

胃ガンもそうですが、ガンにはやはり精神的ストレスの影響が大き
い。僕は、この話には、ガンにならないための、そしてもし不幸に
してガンになった場合参考になる、大事なヒントが隠されていると
思います。(後段の話は、日刊ゲンダイ(2005.6.9)を参考にしま
した)
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青いハチ

2006年08月01日 | 自然・環境

青いハチ「ルリモンハナバチ」




  今日から8月。いよいよ夏本番
  ですが、熊本県南阿蘇村では青
い鳥ならぬ青いハチが飛び始めたという(asahi.com(06.8.1)によ
る)。

このハチはルリモンハナバチといい、熊本市出身の絵本作家、葉祥
明(ようしょうめい)さん(60)の作品などを展示する阿蘇高原
絵本美術館の立っている草原で見ることができるそうです。

チョウには、きれいな種類がたくさんありますが、ハチの仲間にこ
んなきれいな種類があるとは知りませんでした。黒地に青色(瑠璃
色)で、上半身背中には斑紋、ウェスト(?)より下にはリング状の
模様。なかなかユニーク、そして美しい。

主に九州、四国、本州に分布し、体長1センチ余り。小さいため、
それなりに注意して探さないと気づかないそうです。その数は減少
しており、残念ながら、僕もまだお目にかかったことはありません。

02年に阿蘇高原絵本美術館ができたころ、葉さんの弟で館長の葉
山祥鼎(しょうてい)さん(57)が近くで見つけました。葉山さん
は、このきれいな青いハチにちなんで、主人公である「ブルー・ビー」
(タイトルも同じ)が登場する絵本も出しているとのこと。葉山さ
んによれば、「架空のハチと思っている人が多いんですよ」と。
(画像は、下記のホームページより)

 ◎「虫撮り散策記」
   http://www.fuji.sakura.ne.jp/~shin/index.html
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できたてのトウモロコシ

2006年07月30日 | 家庭菜園
できたてのトウモロコシ(2006.7.30撮影)
できたてのトウモロコシ(2006.7.30撮影)




  僕の家庭菜園では、この夏、キュ
  ウリ、ナス、トマト、ピーマンなど
の他に、初めてトウモロコシをつくりました。家族がトウモロコシ
好きで、要望が強かったためです。

ハニーバンタム種の「ピーターコーン」(黄と白のバイカラー)を
選びました。種の袋に「甘い」と書いてあったためですが、その種
を5月3日にまきました。

トウモロコシはあまり土を選ばないというので、少し肥料を控えめ
にしたところ、成長がやや悪く、今も木自体細身です。それでも、
背丈は180センチ くらいに育ち、それぞれの木に実も付けました。
そして、ついに今日、太めの実を数本採ってみました。

ここ数日、気温が急に高くなりましたが、今年はどこも低温や日照
不足。さらに7月に入って、関東以西が記録的な長雨でトウモロコ
シも不作気味だという。そういうことで、実の中に粒がどの程度付
いているか、気にしながら皮をむくと、意外にしっかり粒が詰まっ
ていました。やれやれ一安心です(写真を参照)。

採ったトウモロコシは、持ち帰るとすぐゆでて試食(笑)。
確かに甘い。カメは普段あまりトウモロコシは食べませんが、なか
なかの食味で、トウモロコシのおいしさを再認識しました。家族の
評判も上々でした。そして、来年はもっと沢山つくってほしいと、
調子のいいことをいう。

トウモロコシは、収穫後も糖分を使って呼吸し続けるそうです。こ
のため、鮮度が落ちると甘みも減る。そのため、多くの農家は夜明
け前から収穫し、朝早い時間に出荷しています。

おいしかったのは、採ってすぐ食べたこともあると思います。家庭
菜園は経済性の観点からは全くひきあいませんが、その魅力の一
つとして、採ったものをすぐ新鮮なうちに食べられる点が大きいで
すね。
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世界報道写真50周年記念展

2006年07月28日 | その他
世界報道50周年記念写真展のポスター(エルスケンの写真)(2006.7.26撮影)
世界報道写真50周年記念展のポスター
(エルスケンの写真) (2006.7.26撮影)



  タイトルの割に写真の展示数はそ
  れほど多くなく、こじんまりまと
  まった写真展という感じでした。
  キュレーターなども写真選定にさ
ぞかし悩んだのではないでしょうか。

というのも、各年代毎に5つに分けて展示しているのですが、それ
ぞれの年代をとっても、多数の有名ないし実力写真家がいるし、ま
た各写真家たちもそれぞれたくさんの決定的写真や自信のある写真
を撮っているでしょうから。

一回りして、僕は古い時代の方により強い印象を受けました。自分
自身が若く、それだけものごとに敏感だったのかもしれません。ま
た、古い方に一種のノスタルジーが強いことも確かにあるように思
います。

会場の写真を見て感動を新たにした事件やイベントなどは、例えば
下記のようなものです。多くはそれぞれ、その時々の個人的な思い
出ともつながっています。例えば、アポロ11号の人類初の月面着
陸は仕事でちょうど訪れていた中国地方の旅館のテレビ(実況放送)
で仲間と見ました。夏の暑い時期でした。
 (会場: 東京都写真美術館  会期: 2006.7.22~9.10 )

(1)55~64年 「雑誌がビッグだったころ」
   ①共産ロシア(の民衆)
   ②ケネディ大統領の暗殺(1963)・・ビデオあり
   ③浅沼稲次郎の刺殺事件(1960.10)、 など
    (写真家: アンリ・カルティエ=ブレッソンなど )

(2)65~74年 「ベトナム戦争の時代」
   ①ベトナム戦争
    ・・多くの戦争写真家が活躍し名作を残し
      ました
   ②学生運動(安田講堂の占拠事件:1969.1)
   ③人類の月面着陸(1969.7)、 など
    (写真家: ラリー・バロー、エド・ヴァンデル
           ・エルスケンなど

(3)75~84年 「ヒーローとアンチヒーロー」
   ①エイズの発生、流行
   ②南北問題(富める北と貧しい南)
    ・・インドの売春窟など
   ③アフリカの飢餓
    ・・1984のエチオピア  、など
    (写真家: リチャード・アヴェドンなど)

(4)85~94年 「新しい世界秩序」
   ①イラン-イラク戦争(  ~1988)
   ②昭和天皇の崩御 (1989.1)
   ③ベルリンの壁の崩壊(1989.12)
   ④ユーゴスラビアの内戦(1991~1995)、 など
    (写真家: セバスチャン・サルガド、ウォルフガング
           ・ティルマンスなど)

(5)95~05年 「報道アーチストの出現」
   ①足の裏の写真(色んな職業人の足の裏)、 など
    (写真家: ジェイムズ・ナクトウェイ、マーティン
           ・パーなど)

◎参考: (東京都写真美術館のHPより)
 東京都写真美術館では、世界報道写真財団(アムステルダム、
オランダ)設立50周年記念展を開催いたします。この展覧会は
2005年10月~11月アムステルダムで開催され、現在、世界各国
を巡回しています。
 本展覧会は、雑誌がフォトエッセイを大きく取り上げていた
全盛期から現在のデジタル・メディアの隆盛に至るまで、出版
物等を通したフォトジャーナリズムの手法と実践の歩みを追う
ものです。この半世紀に渡り、メディア、ジャーナリズムにお
いて写真表現が果たしてきた役割を考察し、時代、歴史を見直
すことを目的としています。
 本展では、センセーショナルな絶望や希望の光を伝えた雑誌
『パリ・マッチ』『タイム』『ライフ』等を展示し、さらにヴ
ィンテージ・プリントを加え、当時のフォトジャーナリズムを
ありのままの姿で紹介いたします。また今回は、東京都写真美
術館スペシャル・ヴァージョンとして、国際巡回展のラインナ
ップに収蔵作品からオリジナル・プリントや『アサヒグラフ』
や『毎日グラフ』等の日本のグラフ雑誌を加えて展示します。
第2次世界大戦後、自由で活発な報道写真を追求することを目
的とし、多くの報道写真家を育成、鼓舞してきた世界報道写真
財団がこの半世紀のフォトジャーナリズムを見渡す展覧会を企
画したことは、21世紀の報道における視覚表現を考察する際に
有意義なものとなることでしょう。
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ジダンの頭突きソングが上陸

2006年07月25日 | ニュース

先に紹介したジダンの頭突きソング(2006.7.13 のエントリー参照)、
いよいよ日本にも上陸することになりました。

曲名は「頭突きdeジダンだ!? ~ヘッド・バッド・ダンス」。
作詞・作曲はフランク・ラスコムとCMソングのプロデューサー2人の
手になり、フランスではすでにラジオで連日放送され、大人気という。

カリビアン・ゾーク風の曲で、その詞は「キタキタキター♪頭突きダン
スの始まりだ~!」「ジダンはヒットマン 頭突きは最高!」「イタリ
ア人がやられた ジダンが頭突きした」などなど。なかなか刺激的です。

ただ、この歌詞では、フランス人にとってはW杯決勝で負けた憂さ晴ら
しになりそうですが、イタリア人は頭に血がのぼりそうです。

ワーナーミュージックグループが契約し、日本では7月26日から着う
たなどで配信され、8月にはCDも発売予定という。

なお、ジダン選手、卓越したサッカーの実力に加え、W杯決勝での頭
突き退場という前代未聞の歴史的事件を起こし、その上事件が歌にな
りヒットするとなれば、いよいよ伝説のサッカーマンの仲間入りです。
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人間そっくりロボ

2006年07月23日 | ニュース

石黒氏(右)と同氏のそっくりロボット



  先週、国際電気通信基礎技術研
  究所(ATR)知能ロボティクス研
究所は、ヒト型ロボット「ジェミノイド」のプロトタイプを発表しま
した。

「ジェミノイド」は、研究当事者であるATR知能ロボティクス研究
所の客員研究員の石黒浩氏をコピーした生き写しロボットです。
頭部は石黒氏の頭骨の形からコピーし、生え際部分には氏自身の
頭髪も使われています。そして、皮膚表面はシリコンゴム製との
こと。

今回のタイプは歩くことはできませんが、口や目、手足など全身
46ヶ所が動く。そして、外観が石黒氏と同じであるのはもちろ
ん、同じしぐさや話し方ができます。

石黒氏らは、ロボットを人工知能によりを自動で動かす一方、基
本的に遠隔操作も必要と考えており、今後さらに自然な人間の動
きに近づけるための研究、人間の「存在感」の研究、操縦インター
フェースやセンサーの研究などを進めてゆくという。

そこで、僕は思うのですが、将来自分そっくりのロボットができ
れば、色々使い道があるだろうし、便利だろうなと。
カメノなどは、まず自分のそっくりロボットを2、3人つくり、
自分の代理として働きに出すでしょうね。また、いやな会議への
出席や会いたくない人と会わなければならないときは、代理です
ませます。ただ、代理の出番が増えると、本物の方はうれしい反
面、空いた時間を何に使うかなど新たな悩みも出てきそうですが。

また、話は違いますが、精巧な人間ロボットができるとなると、
例えば耐破壊性や強力な戦闘能力をもったサイボーグなどを造る
人間や組織もきっと出てくるでしょう。映画の「ターミネーター」
(アーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画)のような世界
も、いずれ現実味を帯びてきそうです。

使い道によっては、良いことばかりでなく、大きな問題も出てく
るように思います。
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2006年 セリーグの優勝予想

2006年07月21日 | 野球

プロ野球は、早くも前半戦を終えました。
今期のセリーグ、巨人が快調に飛び出し、4月8日には首位に立ち
ました。一時、18勝6敗の勝率7割5分と快調でしたが、その喜
びもつかの間、次第に負けがこみだし、6月30日にはなんと31
年ぶりの10連敗。

開幕当初のエントリー(2006.4.9)で、僕は「オールスター戦の近
くまでは、首位巨人、2位中日、3位阪神で行きそうな気がする」
と予想しました。ところが、巨人は、現時点で38勝49敗と5位
に低迷。これは全くの予想外。大方の予想を裏切ったのではないで
しょうか。

その原因は、なんといっても故障者の続出で、高橋由、高橋尚、上
原、小久保、矢野、阿部と、次から次と何かにとり憑かれたように
リタイアしました。

一方、我が阪神は、巨人のずっこけもあり、3位の予想が2位にく
り上がりました。先のエントリー(2006.4.9)では「今のところ打
撃はそれほど悪くない。しかし、昨年優勝することができた一番の
要因である終盤を締めるJFKの投手陣が、J(ジェフ・ウィリア
ムズ)が故障でF(藤川)が不調・・・」と心配しました。

それが、楽観していた打撃の方は、今岡や矢野らの不調などが続き、
今もってまったく打てない。連日、岡田監督が嘆くように「打てな
い打てない病」にかかっています。他方、大いに心配した投手陣の
方は嬉しい誤算で、前半の2位は投手陣の踏ん張りのおかげです。
特に、井川が昨年と一味違う。また福原が好調。下柳も実績を上げ
ている。そして、故障のストッパー久保田の穴をウィリアムス、藤
川らがなんとか埋めています。

中日が一番バランスがとれているのでは。ここのところ、首位を守
っています。4番ウッズの補強が大きかった。福留も刺激を受け
たのか好調で、もともと投手力が良いところに、打撃陣もレベルア
ップしました。

さて、後半の順位予想ですが、福留の故障が気になりますが、後半
戦も中日が首位を維持するように思います(ということは中日優勝)。
我が阪神優勝と、ぜひとも言いたいところですが、直接ライバルの
中日を苦手にしています。昨年のように優勝した年でも、やっとこ
さ5分でした。今年も、今のところ阪神の2勝5敗。特に、中田に
弱いのが大きな問題。昨季から中田が先発した試合は5戦全敗と
ヒドイ。

ということで、後半戦は、中日優勝、2位阪神、3位ヤクルトか広
島、と予想します。
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