
石黒氏(右)と同氏のそっくりロボット
先週、国際電気通信基礎技術研
究所(ATR)知能ロボティクス研
究所は、ヒト型ロボット「ジェミノイド」のプロトタイプを発表しま
した。
「ジェミノイド」は、研究当事者であるATR知能ロボティクス研究
所の客員研究員の石黒浩氏をコピーした生き写しロボットです。
頭部は石黒氏の頭骨の形からコピーし、生え際部分には氏自身の
頭髪も使われています。そして、皮膚表面はシリコンゴム製との
こと。
今回のタイプは歩くことはできませんが、口や目、手足など全身
46ヶ所が動く。そして、外観が石黒氏と同じであるのはもちろ
ん、同じしぐさや話し方ができます。
石黒氏らは、ロボットを人工知能によりを自動で動かす一方、基
本的に遠隔操作も必要と考えており、今後さらに自然な人間の動
きに近づけるための研究、人間の「存在感」の研究、操縦インター
フェースやセンサーの研究などを進めてゆくという。
そこで、僕は思うのですが、将来自分そっくりのロボットができ
れば、色々使い道があるだろうし、便利だろうなと。
カメノなどは、まず自分のそっくりロボットを2、3人つくり、
自分の代理として働きに出すでしょうね。また、いやな会議への
出席や会いたくない人と会わなければならないときは、代理です
ませます。ただ、代理の出番が増えると、本物の方はうれしい反
面、空いた時間を何に使うかなど新たな悩みも出てきそうですが。
また、話は違いますが、精巧な人間ロボットができるとなると、
例えば耐破壊性や強力な戦闘能力をもったサイボーグなどを造る
人間や組織もきっと出てくるでしょう。映画の「ターミネーター」
(アーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画)のような世界
も、いずれ現実味を帯びてきそうです。
使い道によっては、良いことばかりでなく、大きな問題も出てく
るように思います。
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