我家の動物日記

我家で飼っている動物について語る日記

思い出のミシシッピーアカミミガメ

2005-02-18 01:03:14 | カメ
今日は、以前(1年3ヶ月ほど前まで)我家で飼っていた 
ミドリガメの話しを 書く事にします。 それが、この写真のカメです。
2リットルのペットボトルの大きさから
カメの大きさが 分ると思うのですが かなり大きいカメでした。

以前と言うのは 主人の転勤で 手放してしまったからです。
このカメとの出会いは 丁度前回の話しに書いた 
リクガメを購入した日と ほとんど同じ位でした。

その日は、主人は休日にもかかわらず 会社に少し用があるからと 
外室先から 私と息子を乗せたまま 自家用車で 会社まで向かいました。
転勤先の主人の会社は、元々周りが田んぼが多い場所だったので
会社の前のドブ川には ザリガニが多い事は 前から主人から聞いていました。
そして、社員の噂話で 大きなカメが いるらしいと言う事も・・・
 
会社の駐車場につくと 主人は息子を連れ 会社建物の中に入って行き 
私は一人 車に残っていたのですが 主人が出てくるまでの数十分を
この場で過ごす事は とても退屈で ザリガニがいるか見ようと
ドブ川をのぞく事にして 車を後にしました。

なにげに ドブ川をのぞこうとすると 陸地にいた大きなカメが 
私に気がつき 急いで ドブの中に 逃げこみました。
私は「息子に見せてやりたかったなー」と思い カメの逃げた付近を見た所
濁った水の中に かすかにカメの甲羅のような8角形ぽい影が 見えました。

今、車に積んでいる網を持ってきて 救えば 
カメを捕まえて息子に見せてやる事が出来るかも・・・そう思った私は 
急いで車から網をもってきて 甲羅の影が見たあたりをすくいました。

でも、実はこの影はカメの甲羅ではなくて 
コンビニの焼き飯などが入っている中華風のトレイだった事が
網ですくって分りました。

購入したばかりの綺麗な網は無残に ヘドロだらけになってしまい 
「ふんだりけっったりだったなー」と 苦笑いしている所に 
息子と主人が戻って来ました。

私が網を持っていたので 2人は私に 何をしていかのかと聞いてきました。
息子も主人も 私がザリガニを捕まえていたと思ったようでしたが・・・ 
その時は 時期的にまだ早かったようで ザリガニはいませんでした。

息子と主人に私は カメの話しをしたのですが 
息子は「カメが見たかった!」と言い出し 主人も興味があったようで 
結局3人で探すことになりました。

しかし、ドブの水は透明度が悪く カメを見つける事は困難で 
しばらく探しましたが 私も主人もあきらめて 
「もう帰ろう」と言っていた時
息子が「ママの言っていた事は 本当だ カメがいた!」
と言い出しました。

息子の指さす方向には カメなどいません 
私は 息子があきらめたくなくて 言っているのか 
そうでなければ 見間違いであろうと 思いました。
しかし、「どこよ」「こんな所、なにもいないよ」と網をむぞうさに
ドブ川の中数回すくうと 大きなカメが入っていました。

私は カメの顔があまりにも カラフルなのと 
久しぶりの 大きなカメに 少し怖くなって 
「どうしよう どうしよう」と叫んでいましたが 
息子は「飼いたい」「ぜったい飼う」と言います。 

せっかく捕まえたのだし じゃー2~3日飼育して 
それで息子の気がすめば 元の場所に逃そうと 連れて帰る事にしました。

会社の水道で 網とカメを綺麗にして 連れて帰る事にしたのですが 
家に帰る前にホームセンターにより 大きな衣装ケース、レンガ、すのこ 
ビニール手袋 カメのエサなど カメのために購入しました。
 
私は 子供の頃 祖父の趣味で作られた 畳1畳半ほどの池が自宅にあり 
その池では 大きなクサガメを放し飼いにしていたので 
もともとカメは平気と言うか好きだったのですが 
ミドリガメのカラフルさが苦手でミドリガメは 
買った事も 飼育した事もありませんでした。

なので、正直ミドリガメは 少し苦手でしたが 
幸い カメの甲羅の色はこのサイズになると 
ミドリガメのカラフルさが 無くなっていたので
少しの間なら飼ってもだいょうぶだと 思いました。

所が実際 飼いはじめると 可愛くなり なかなか手放せず 
最終的にマンションのベランダで 放し飼いにしていました。

水場にも自由に行けるようにしたり 
ベランダフェンスにの間から カメが落ちないようにしたり 
私的には かなりカメのために頑張りました。

このカメはメスで 我家で産卵も4~5回位しましたが 
こちらは無性卵でした。
このカメを 5ヶ月ほど飼育した所が主人の転勤が決まり 
息子の学校の知り合いに あげてしまいました。(PTA役員で知り合った方)
もともと深い付き合いの方ではなかったので 
その後のカメが どうなっているか分りません・・・ 

その後も ずっと気になっていますが
聞く勇気がなくて (もし、不幸の結果だといやなので・・・)
今年、年賀状を出してカメの事 それとなく聞いてみたのですが
返事がありませんでした・・・ 

もしかすると・・・ 悪い想像をしてしまい 
連れてくれば良かったと今はとても後悔しています。

この子は、なれない地のマンション生活で 癒しをくれた 
我家の一員でした。