kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

ゴーン・ガール

2014年12月20日 | 年間ベスト3
日時:12月18日
映画館:八丁座
パンフレット:A4版変形720円

映画好きを公言していると、飲み屋なんかでよくされる質問の1つが「今のオススメは何ですか?」
今なら間違いなく本作を推す。
好きとか面白いとかではなく、とにかく観ていないと何も話せない映画なのだ。

いつもならここで【以下ネタばれあり】と書くところだが、わずかな文字面を一瞬見ただけでも映画の面白さが一気に損なわれるであろうから、今回の書き込みは最低限にとどめ、何週間かしてから追記します。ああ、なんか楽。(笑)

幸せに見えた結婚生活を送っていたベン・アフレックとロザムンド・パイク夫妻。5周年の結婚記念日に犯罪らしき痕跡を残して妻が失踪、夫は警察に届け、捜索が開始されるが、夫婦間の不仲と夫の秘密が徐々に明らかになり、夫は第一容疑者に。真相はいかに。

よくありそうなストーリーなのだが、そのまま進まないのはこちらも折込済みで、「主人公(たち)の犯行もしくは自作自演」「第三者による犯行」「夢オチ・妄想系」のいずれかだろうと当たりをつけてみる。

毎年の結婚記念日に謎かけゲームをして、それが伏線となるあたり、同じフィンチャー監督の「ゲーム」を思い起こさせるのだが、あのトンデモな展開に一抹の不安が。

ストーリーの話題はここまでにするとして、そのキャスティングも良い。
ベン・アフレックの渾身のダメ男でくの坊演技のおかげで、怪しさがアップしているし、ロザムンド・パイクの美貌と良妻ぶり、そして表情のない眼差しゆえに、お約束事として勘ぐりたくなる。

その他の登場人物も個性的でイキイキとしており、特にめがねのキャリー・クーンが愛くるしい。他にも女刑事とか○○とか○○とか特に女性陣の顔ぶれが印象的。知った顔が少ないので、配役から来る先入観もない。

カット割りが早く、開幕当初はちょっとイラつくが、ストーリーの面白さにそういったこともやがて気にならなくなる。
80年代を彷彿とさせる音楽も良い。

クリスマスや年末年始のハッピーな雰囲気で観る映画じゃないけど、オチをしゃべりたいから、みんな早く観て。(笑)






題名:ゴーン・ガール
原題:Gone Girl
監督:デビッド・フィンチャー
出演:ベン・アフレック、ロザムンド・パイク

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