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江坂彰「以前に捨てていた夢を思い出そう」

2013-01-11 | 日記

江坂彰の「定年の迎え方」から。

江坂さんは「以前に捨てていた夢を思い出そう」という。いわく、「若いころは、こういうことがしたいという夢があった。しかし、現実の生活を思うとやりたくてもできなかったことが誰にでもあるのではないか」という。

そういえば思い当たることがある。それは30歳代の前半の頃だったと思う。新聞を読んでいると、ある60歳代の男性が定年退職後、国際協力機構(JICA)が募集していたシニアボランティアに応募して、ブラジルに赴任し、日系ブラジル人に日本語を教えていると書いてあった。その男性は家族を日本に残し単身赴任しているという。その頃は子どもがまだ小さく夢は夢としてあきらめていた。

しかし、50歳を過ぎてそのころの夢が強烈に思い出されてきた。人生は一度きり。夢を現実にかなえたいと思うようになり、しだいに「60歳の定年が待ちどおしい」と思うようになり、最近は「定年の60歳までは待てない」と思うようになり、家族にはなんとか了解をもらい、長年の夢がかなえられることになった。でも何事もそうであるように、あまり強い思い入れはしない。ダメだったら撤収すればいい。肩の力を抜いて楽しんでこようと思う。