そのあまりに長いシーンに映画だとわかっていても気持ち悪くて怖くて半ベソ（苦笑）気をつけましょう。
ゲキ痩せしたピーター・ジャクソン監督の予告を見て約半年、ようやく観ました。
＜原題＞「ＫＩＮＧ ＫＯＮＧ」
ＳＦ映画の金字塔「キング・コング
」（’３３）リメイク。「ロード・オブ・ザ・リングシリーズ
」のピーター・ジャクソン監督が長年夢みてきた悲願のプロジェクトが「ロード～」の大成功を受けついに実現。エンドロールのラストではオリジナルに対しての深い尊敬の気持ちをコメントに表していました。
ヒロインには「２１グラム
」のナオミ・ワッツ。共演に「戦場のピアニスト
」のエイドリアン・ブロディと「スクール・オブ・ロック」のジャック・ブラック。＜あらすじ＞ １９３０年代初頭のニューヨーク。
野心家で大胆不敵な映画監督カール・デナムは、かつてない冒険映画を撮ろうと、
誠実な脚本家ジャック・ドリスコルと美しい女優アン・ダロウを加えた撮影クルーを率い危険な航海に乗り出す。
そして、ついに幻の孤島“髑髏島（スカル・アイランド）”へと辿り着いた一行。
カールはさっそく撮影を開始するが、やがてアンが原住民にさらわれてしまう。
救出に向かったクルーたちだったが、彼らはそこで想像を絶する世界を目の当たりにするのだった。。。
ナオミ・ワッツ Naomi Watts ・・・・・・・・・・・・・・・・・アン・ダロウ
ジャック・ブラック Jack Black ・・・・・・・・・・・・・・・・カール・デナム
エイドリアン・ブロディ Adrien Brody ・・・・・・・・・・・ジャック・ドリスコル
トーマス・クレッチマン Thomas Kretschmann ・・・イングルホーン船長
コリン・ハンクス Colin Hanks ・・・・・・・・・・・・・・・プレストン ←トム・ハンクスの息子
ジェイミー・ベル Jamie Bell ・・・・・・・・・・・・・・・・・ジミー
エヴァン・パーク Evan Parke ・・・・・・・・・・・・・・・・・ヘイズ
カイル・チャンドラー Kyle Chandler ・・・・・・・・・・・・ブルース・バクスター
アンディ・サーキス Andy Serkis ・・・・・・・・・・・・・・キング・コング／コックのランピー ←「ロード・オブ・ザ・リングシリーズ
」ゴラム！□ＨＰ http://www.kk-movie.jp/top.html
（↓ 注：以下ネタばれあり）
「マルホランド・ドライブ
」「ザ・リング１，２」とステップアップしているナオミ・ワッツ。その美しさが際立った作品でした。
薄着で裸足で全身ムチ打ちになりそうなアクションを頑張ってこなしていました。
喜劇役者としての前置きがキング・コングとのコミュニケーションとして活きていました。
個人的にカッコイイと思って観ていた船長はトーマス・クレッチマンさん、「戦場のピアニスト」でシュピルマンのピアノを聴くドイツの大尉でした。
どうりで見たことあるなーって。他には「バイオハザード ＩＩ アポカリプス
」「ゴッド・ディーバ」「ヒトラー～最期の１２日間～」やあの「２４」２シーズン：マックス役だったり渋いのなんのって♪僕は大人だい！という少年ジミーは「リトル・ダンサー
」ビリー少年です。大きくなったなぁ。ジャック・ブラックさんの映画を撮る執念は良く出ていたし、島までの経緯までも丁寧に描かれていました。
霧の中から出現する孤島の不気味さ、原住民たちの登場とかにもワクワクハラハラさせられたし、恐竜たちの肉弾戦シーンはけっこう長かったなぁ。
そしてキング・コング登場。ほんと待たされた感もありますが。
一度目のリメイクではＣＧだったようですね。オリジナルもそちらも観ていないので比べようはありません。
今回はゴラムのアンディ・サーキスさんが演じるとあって、瞳が物語るというように表情が現れていました。
夕日を美しいというシーン、氷上での二人（一人と一匹かｗ）、エンパイア・ステート・ビルなどはラブシーンそのもの。
昔のＮＹも美しかったです。冒頭の歌はまさにキング・コングですね。
世界７不思議に続き「世界で８番目の驚異」とＮＹでは紹介されました。
フランス童話「美女と野獣」コナン・ドイル原作「ロストワールド」が背景にあったり、オリジナルに忠実にリメイクとあったので当時は画期的だったのではないでしょうか。
そうそう二枚目役者バクスター役のカイル・チャンドラーさんが、ほんと昔の大スターという顔立ち。
逃げ足の速いバクスターが窮地に立った仲間を助けに来たときは意外でしたが、オレ様かっこいい～立ちをしていて面白かったです。
エイドリアン・ブロディさんも熱演でした。
あの状況で女一人のために命がけで助けに行くというのは現実的に有り得なさそう、だから映画なのですが。
買ったコーヒー飲まずに、あっという間の三時間でした。
２００６年１月２５日（水）ＭＯＶＩＸ三郷
