隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「福岡・・・わりと自己主張強めの人が多いと思う」~「福岡のレジェンドバンドで漫遊記」

2020年02月08日 20時42分21秒 | スピッツ

2020.02.02 21:00
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
 at TOKYO FM


 2月に突入。スピッツはアリーナツアーをひとまず無事に終了ってとこ。
 だけどこれを収録しているときは、まだツアー中、真っ盛り?のころ。
 そこで、ライブ前の食事のお話。 
 これは意外に大事、「やる気にもつながる」んだとか。ま、それはわれわれも似たようなもんだ。
 昔はお弁当のことが多かったけれど、今はちゃんとhot mealが用意されている、と。
 アマチュアのころはライブハウスの近くのラーメン屋などであったかいものを食べられたんだけれど、デビューして地方のホールでのライブだったりすると、「近くに適当な店がなくて、冬に冷え冷えの鮭弁をインスタントの味噌汁でかきこむ」・・・なんてこともあったとか。
 草野「今はhot mealがありがたくて、ステージに向けて気分も上がる」
 外国では昔からそういうことがあったらしいんだけど、日本で最初に「楽屋でhot mealが食べたい!」と言ったのは、ユーミンだったとか。
 草野「ユーミン、ホントにありがとう!」
 「以前お会いしたときに、さん付けはしないで、と言われた」そうです。

 そして、今日のテーマは、「福岡のレジェンドロックバンドで漫遊記」です。
 今まで、沖縄(ココで)・北海道(ココで)・名古屋(ココで)のご当地バンドを紹介してきたけれど、今回は草野マサムネ氏の出身地、福岡!です。
 ただし、福岡出身のミュージシャンは多いので、今回は70~80年代に活躍したレジェンドバンドで漫遊するんだそうです。

 オンエア曲
 01 さわって・変わって(スピッツ)
 02 キングスネークブルース(サンハウス)
 03 裏切りの街角(甲斐バンド)
 04 YOU MAY DREAM(SHEENA & The ROKKETS)
 05 恋をしようよ(THE ROOSTERS)
 06 セル ナンバー8(第8病棟)(TH eROCKERS(バトルロッカーズ))
 07 激しい雨が(THE MODS)
 08 掃き溜めの街で歌い始めたチンピラ達の新しいメルヘン(ANGIE)
 09 野良犬(ARB)

 漫遊前の一曲は、スピッツで「さわって・変わって」(2002年、25thシングル/2002年、10thアルバム『三日月ロック』)。
 (2002年?? ひえ~、そんな前? 私、いくつだったんだろう・・・)
 草野「歌詞に福岡の地名が入っている曲ですね」
 スピッツのロック! MVもメンバーがくっついて演奏している「窮屈さ」がヘンにカッコいい。
 リクエストのリスナーからの「『びっくり亭』の焼肉はやっぱりマサムネさんのソウルフードですか?」の問いかけに、「オレ、知らなかった」と。「オレの生活圏ではなかったかも」。
 「むっちゃん万十」もこの前のライブで初めて食べたんだそうですよ。

 そして、最初の曲は、あまたのレジェンドバンドのさきがけになったバンド、サンハウスの「キングスネークブルース」(1975年、メジャーデビューアルバム『有頂天』)。
 1960年代から、福岡にはロックバンドの演奏で踊れるダンスホールがたくさんあって(スゴイな)、「そんなバンドマンの中でもとんがった人たちが集まって結成したのがサンハウス」。
 (70年代を生きていた私には、名前は知ってる伝説バンドです。昔の知り合いの男子に、柴山さんのドスのきいた声と鮎川さんのギターを大絶賛する人がいました。村八分とよく比較してたっけ)
 『有頂天』のアルバムジャケット。
 

 福岡県は人口のわりにミュージシャンや芸能人が多い! なんでか?
 いろいろ説はあるらしいけど。
 草野氏はこう思う。
 太古の時代から大陸の玄関口だった当地。さまざまな人が出入りするから、「とりあえず親しくなるために」宴会やパーティーの類が開かれていた。
 草野「中国の古い文献にも、『博多の人の宴会好きにはちょっと困っちゃう』というようなことが書かれていたらしい。わりと昔からparty peopleだったんじゃないかな?」
 今でも「シャイな日本人が多い中で、わりと自己主張強めな人が多い気がする」って。
 草野くんには、「ちょっと曲できたけん、聴いてくれん?」と言ってすぐに歌いだすような地元の友人が複数いるらしいです。(私の周囲には、なかなかいないね)(笑)

 次は、甲斐バンドで「裏切りの街角」(1972年、2ndアルバム『英雄と悪漢』)。
 福岡には「SHOWA」というライブハウスがあり、チューリップや海援隊のようなフォーク系のバンドが多く出演していたが、この甲斐バンドもよく出ていたそうだ。
 甲斐バンドは、「HERO(ヒーローになる時、それは今)」「安奈」などヒット曲はたくさんあるけれど、あえてこの曲!
「ついつい弾きたくなるキラーフレーズ」があるとかで、イントロを弾いてくれた。
 このキラーフレーズという個人的な理由で、この曲をセレクト。
 (この声、懐かしいメロディー。好きだったなあ。アルバムもどこかにあったはずだけど・・・)
 草野くんは幼いころラジオから流れる曲を聴きながら、「替えバンド」という名前だと思っていたんだとか(笑)。
 KAI BAND ブライトン・ロック
 「新宿副都心」の当時の光景も貴重・・・。

 次は、SHEENA & The ROKKETSで「YOU MAY DREAM」(1979年、2ndシングル/1979年、2ndアルバム『真空パック』)。
 草野「シナロケをよく知らない人でも、この曲は当時CMでガンガンに流れていたから、ああ、この曲って思う人もいるかも」 (もちろんある程度の年齢の方でしょうけど)
 レコードジャケットがすごくインパクトあり、と草野くん。
 草野「『よい子はマネしないでね』的なジャケットで、オレ、当時小学生だったからびっくりしましたね」
 これだ!
 
 シーナさんが亡くなって、どれくらいなんだろう。

 そして、次は、THE ROOSTERSで「恋をしようよ」(1980年。デビューシングル「ロージー「」のカップリング/1980年、デビューアルバム『THE ROOSTERS』)。
 
THE ROOSTERSは、「今でも人気があるけど、オレが中高生のころ、福岡ですごい人気のあったバンドです」。
 草野「初期のころは、ストレートでパンキッシュな曲が多いんだけれど、だんだんニューウェーブというかダークな曲も増えていきます」
 だから、ヤンキーっぽい人にもロックおたくにも支持されていたバンド。
 ギターの花田さんは、かつて草野くんがFM FUKUOKAで番組をもっていたときの曜日別のパーソナリティーだったので、「何度かお会いしましたが、すごく優しくてイケメンな方です」
 THE ROOSTERS - Dan Dan
 花田さん、いつ見てもステキだ(笑)。
 (この話を以前に草野くんがどこかで話しているのを聞いて、「このルックスでギターうまかったら人間性なんて問わないのに、それでいて後輩バンドマンにも優しい・・・って」という、大人じゃない感想を抱いたんだけれど、今日も同じことを感じた私は、相変わらずです)
 曲終わりで、「今の日本のロックにはないような、あけすけな歌詞ですけども」。
 この曲のギターのリフはついつい弾きたくなっちゃうそうで、「テツヤもオレもリハーサルのときに手癖のように弾いているリフです」。


 メッセージコーナー。
 「ふいに聞こえてくる音で(生活音とか?)で、好きな音ありますか?」
 (こういう質問いいなあ。よく思いつくなあ)
 草野くんは電車に乗っているときに聞こえてくる「ガタガタ ガタン」という音で、いつも曲ができそうな気分になるそうだ。
 (そういえば、電車の駅名で漢字を覚えた、電車オタクの我が息子は、保育園児のころ、京王線のつつじヶ丘駅と桜上水駅のポイント切り替えでの「ガタンゴトン」音の違いを説明してたなあ)(笑)
 草野くんは『東京カワイイTV』のコーナーごとのジングルも好きだったらしい(よくわからん)。


 そして次は、バトルロッカーズの「セル ナンバー8(第8病棟)」(1982年、映画『爆裂都市 BURST CITY』のサウンドトラック)。
 草野くんは小学生の頃に深夜テレビでザ・ロッカーズが演奏しているところを見て、なんてかっこいいんだと思ったそうだ。
ザ・ロッカーズは陣内孝則さんのバンド。
 まさか、そののちに国民的人気俳優になるとは!と。
 草野くんは一度、福岡の県人飲み会で会ったことがあって、「テレビで見たとおりの明るい方でした」と。
 (ネットに写真があがってたっけ。福岡県人会の話題が出ると、「スピッツ草野マサムネさんも参加してカラオケで歌ってくれた」的なエピソードが出てくるけど、一回参加しただけなのか?)(笑)
 これは、1982年の映画『爆裂都市 BURST CITY』の劇中のバンド「バトルロッカーズ」(ロッカーズ+ルースターズ)の曲ということになっている(出演バンドマンたち、そのエピソード・・・語られることが多すぎ)(笑)。
 これは、2018年に一夜限りで上映された時のポスターらしい。
 

 次は、THE MODSで「激しい雨が」(1982年、4thシングル)。
 THE ROOSTERS、TH eROCKERSときたら、THE MODS。当時、福岡の三大バンドと言われて人気があった、と。
 今でも「現役バリバリ」。
 以前に夏フェスで、真夏の炎天下、革ジャンでライブしているのを見て、「スゲーな、気合い入ってんな」とびっくりしたと。「オレらは夕方涼しくなってからなのにTシャツでやりましたからね」。
 この曲は、MaxellのカセットテープのCMで流れていた楽曲。
 当時、演歌やアイドルなどの歌謡曲が全盛の時代にオリコン24位というのは、「実はすごいことなんですよ」と。

 そして最後は、アンジーで「掃き溜めの街で歌い始めたチンピラ達の新しいメルヘン」(1988年、4thアルバム『新しいメルヘン』)。
 
草野くんたちが高校生のころ、福岡で絶大なる人気のあったバンド。
 MODERN DOLLZ、THE KIDS、アクシデンツ、プライベーツなど人気バンドがあった中で、「いちばん屈折してひねくれていて、オレとしてはそこにはまっちゃって、ライブに行ったりしてました」。
 上京後も、東京でライブがあるときには行っていたとか。
 以前に「ちょっぴりタイムマシン」でかけたのとは別の曲で」と。
 ココで、アンジーへの思いをちょっとだけ語っています。
 歌詞もいいし、メロディーも心地よい。
 このアルバムはロンドンでレコーディングされたもの。水戸さんがインタビューで、バブルの頃でロンドンレコーディングを試みたけれど「意味がなかった」と発言していたとか。

 特集の最後に。
 90年代以降はナンバーガールとかいいバンドもたくさんあるし、今も注目のバンドが多いので、そのうちに福岡の若いバンドの特集も、と言っています。


 そして最後は「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 「ムーンライト」のイントロで。
 曲は、ARBの「野良犬」(1978年、デビューシングル/1979年、1stアルバム『A.R.B』)。
ARBを漫遊にいれようかと思ったが、石橋凌さんはじめ福岡出身のメンバーはいるけれど、活動を始めたのは東京で、ということなので、あえてこのコーナーで紹介、と。
 ただ、デビュー当時は福岡のラジオでパワプレ状態だったそうで、略さないバンド名「Alexander Ragtime Band」が使われていて、小学生の草野少年は「かっちょいいバンド名やなあ」と思っていたとか。
 (石橋凌さん、すっかり役者になって、今、NHKの『心の傷を癒すということ』での安先生の父親役もなかなかいい)


 さてさて、来週は、70年代のUKパンクシーンの重要バンド「Generation X」を特集。
 ピストルズ、クラッシュ、ダムドなどに比べると忘れられがちだけど、「曲はすごくかっこいいので」と。
 草野くん得意分野で、楽しみに!



                             


 久しぶりの怒涛の一週間(と自分で言うのはかっこ悪いね)があけた。
 ようやく『ロック大陸漫遊記』、聴きました。
 
 昨日訪れた、リンクスクエア新宿の高層階のオフィス。
 う~ん、こんなところで仕事したら、はかどるの? はかどらないの? という昔ながらの人間の感想です(笑)。
 私なんて、ここに通うだけで、自分が昨日よりもハイレベルな仕事をしているように錯覚しそう。
 大学出て最初に勤めた出版社のあのビル・・・。車内は非効率的なレイアウトだったなあ。
 仕事の内容は大して変わんないけど・・・。だけどパソコンなんてなかったんだから、今思うと別の世界みたいだ。

 電車のつり革、つかまっている人が少ない。
 30代くらいの男性は、2本指でつり革に接触してたな。私は重い荷物を抱えていたのでがっつりつかんでしまったけど。
 やっぱりあれの影響か?
 どうなるんだろうな。



 ハライチの岩井勇気さんのツイッター。
 https://twitter.com/iwaiyu_ki/status/1223785778330816512?s=11


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