隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

夏の終わりに沖縄ロックバンド~「ロック大陸漫遊記」

2018年08月28日 13時35分13秒 | スピッツ

2018.08.26 21:00~
『草野マサムネのロック大陸漫遊記』
 TOKYO FM


 https://www.tfm.co.jp/manyuki/


 夏休みもそろそろ・・・のこの時期。
 宿題はやらずに放っておいて、あとでお母さんが教師に呼ばれてたいへんだったという草野マサムネ氏のお話。
 彼との間には何一つ共通点はありませんが、「夏休みに宿題をやらなかった」という一点についてだけ、「おんなじ」なワタシです(笑)。
 彼は「夏休みのまで勉強させんなよ!」?という意識だったのか? 
 「盗んだバイクで走り回った少年の気持ち」に感情移入していたけれど、最近は盗まれたほうの気持ちもわかるようになった、大人なマサムネくん。

 どうでもいいことですけれど、私の場合は、なぜだかいまだに理由がわからない。
 別に勉強がわからなかったわけでもないし、反抗心があったわけでもないし、でもなぜかやらない。で、新学期になって焦って提出前に大急ぎで徹夜するとかでもなく・・・。
 あれって、なんだったんだろうなあ。びくびくする気持ちも覚えていて、それはいや~な記憶なんだけれど。
 だから、幼子たちの意味不明な、大人にはわからない行動や発言の大半は、「そういうこともあるんだろう、大人にはわからないけど」で済ませることにしている。だって、「どうしてやらないの?」と問い詰められて、自分でも答えられなかったし、いまだに説明できないんだもの・・・。

 あ、脱線脱線・・・。失礼しました。

 11月に参加が決まったモンパチのロックフェスがきっかけになって、今回は「沖縄ロックバンドで漫遊記」。新旧取り混ぜての選曲だそうだ。



 オンエア曲
 01 ミカンズのテーマ(スピッツ)
 02 あなたに(モンゴル800)
 03 Heart Breaker(コンディション・グリーン)
 04 五穀豊穣(パーシャクラブ)
 05 上海ハニー(ORANGE RANGE)
 06 さよなら(かりゆし58)
 07  PARAMETRIC E.Q(CAINO)
 08 バリバリHOT(ホイフェスタ)



 漫遊前の一曲は、スピッツで「ミカンズのテーマ」(2002年、『三日月ロック』。
 花粉症のボーカルのため花粉を避けて沖縄でレコーディングしたときに、「こんな曲ができたんだよ」と「ミカンズのテーマ」をみんなに聴かせて盛り上がった思い出があるそうだ。
 花粉を避けてのレコーディングって『ハヤブサ』のときだから(?)、あの頃にはもう形があったんですね。
 スピッツの異色作だけど、遊んでる歌詞もいい。「酸っぱい言葉 かますぜ~」とか「『まぁいいか』なんて言うな」とか、オブラートに包まない感じがヒリヒリして好き。

 1曲目は、2001年9月の大ヒット曲、モンゴル800の「あなたに」(2001年、インディーズアルバム『MESSAGE』)。
 メロコアブームと言われていたけれど、沖縄出身で「最初は謎めいた存在だったのでは?」と。
 スピッツとは共通の知り合いもいたことで、初期の頃から食事をしたりと交流はあったそうで、その後イベントなどでも「ちょくちょく一緒になること」が増えていったそうで。
 草野「昔は3人とも細かったけど、ギターのたかしくん以外はみんなでかくなって。清作くんは大学のときはバレーボールの選手で普通のイケメンだったんだけど」
 と言ったあとで、苦笑いで少々慌てて、「あ、今でも普通にイケてる感じではあるんだけど」と(笑)。
 メロコアですっきりいい気分になりたいとき、この曲は私の中では定番。イベントのライブで、不思議に気持ちがあったかくなれる。曲は突っ走っていってこっちは一人になる、という感じがないのが好きだ。
 余談ですけど、ココで、私の初モンパチが登場しています。なつかしい!
 それ以降、たくさんのイベントで彼らに楽しませてもらっている(キヨサクくんだけが参加というのもあるけど)。
 で、最近ではミスチルも出演した「ロックロックこんにちは」20周年のらいぶだったっけ(ココです)。
 アルバム『MESSAGE』の中のリード曲「あなたに」。もう1曲「小さな恋のうた」もリード曲。

 2曲目は、さかのぼって1970年代の沖縄のバンド、コンディション・グリーンの「Heart Breaker」(1977年、1st『LIFE OF CHANGE』)。
 「70年代日本のロックバンドで漫遊記」で、沖縄のバンドを紹介する際に、「紫」とどっち?で迷った、とココにあります。
 「アナログ盤しかないから、かけることができい!」と。
 草野「最近、配信でも聴けるようになったし、リマスター盤のCDのリリースとかで話題になりつつあるのではないか」
 ビジュアル的には、長いひげのボーカルとロン毛のギタリストで、見た目の派手さは紫よりもインパクトがあったそうで、高校生の草野少年がはまっていたバンド。
 草野「三段肩車、当時は人間タワーって呼ばれてたらいいんですけど」の映像がこちら。
 昔沖縄にはconditiongreenいう凄いバンドがいた。

 すごい迫力。沖縄の米兵たちにも認知されていたんだとしたら、日本のロックバンドの枠を越えていたかもね。
 草野「シンキさんのギターもすごく好きなんですよね」

 そして、次は、パーシャクラブの「五穀豊穣」(1996年のアルバムから)。
 沖縄民謡を土台にした沖縄ポップスのすごいところは、「民謡なのに現在進行形、新曲がある!」と。自分たちの古くからの文化を「進行形で守っていく」って、それは確か独特の音楽の継承かもしれない。

 りんけんバンド、ネーネーズ、喜納昌吉、うないぐみなどの名前をあげる。
 りんけんバンドとはレコーディングスタジオつながりで知り合い、「草野球の試合をしたこともあります」。
 北谷のライブハウス、カラハーイの話題も出ていたが、ここでの彼らのライブにいつか行きたい、という北海道出身の仕事仲間を思い出した。
 そんな沖縄民謡のエッセンスをベースにしたバンドの中でも、「ロック色の強いバンドかな」ということで選ばれたのが、パーシャクラブ。
 昔、沖縄の友人に「いいんだよ~」と強く勧められたそうで、「今でも夏になると聴きたくなる。オリオンビールを飲みたくなる、ゴーヤチャンプルーを食べたくなる」と彼独特の紹介。
 ボーカルの新良幸人さんは「沖縄民謡界でもすごい人だそうで、ハートに突き刺さるような声がいい」と。
 踊りたくなるようなリズムと、力を抜いているように感じられるけれど体の奥まで入ってきそうな声がいいですね。
 ちなみに、彼はスピッツをメンバーと同い年です。


 ここでメッセージ。
 海外短期留学を毎日スピッツアルバム1枚で乗り切った方からの「マサムネさんの初めての海外旅行は?」。
 20代の初め、情報誌でオフシーズンのギリシャが安価だったため、ギリシャ行きを決行した草野くん。
 寒いギリシャは遺跡とか、そういうものはともかく(笑)、出会った人たちのことが鮮明な記憶になるようで(ああ、一人旅ってそういうもんだな。誰もそばにいないと、案外、いい出会いがあったりする)。
 「親しくなったホテル近くのお店のおじさんが実はギリシャ人ではなくアルメニア人だったり、ペルー人のバックパッカーと知り合いになって一緒にギター弾きながら歌ったり。そうそう日本人のバックパッカーとも知り合いになったな。トガシ君っていうんですけど。元気かな?」
 その後のネパールやアジア圏に一人旅したけれど、帰るたびに言葉を勉強したくなって、でも長続きしないと。
 最近は仕事以外で出ることがないので、「気合いを入れて海外一人旅してみたい!」そうです。


 そして後半スタートは、ORANGE RANGEで「上海ハニー」(2003年シングル」。
 ORANGE RANGEが出てきたころ、「オレらとは違う世代のロックバンドが出てきたな」と思ったそうで、でも「そのレンジも今ではベテランバンド」。
 でもこの曲はいつ聴いてもかっこいい。歌詞の軽いノリに、時代は関係ないか。
 時の流れがあったとしても、一昨年の「ロックロックこんにちは」に出てくれたとき、「相変わらず若いパワーを感じさせてくれた」と。
 この間の「ロックロックこんにちは」後には、メンバーのHIROKIさんから、こんなステキなメッセージも。
 https://twitter.com/OR_HIROKI/status/1033052285314641921
 草野くんの言うとおり、「ボーカル3人がみんなイケてる」。

 そして、かりゆし58の「さよなら」(2009年、5thシングル)。
 2009年のTVドラマ『銭ゲバ』のエンディングテーマ。
 「シリアスでえぐい内容のドラマで、このエンディングだけが救いだった。そのギャップがドラマと曲の両方を際立たせていた」と。
 それって、曲に求められる1つの形なんだろう。
 ストレートな歌詞、「テクニックなんていらねーよ」とでも言いたいような無防備なボーカル。
 ドラマは見ていないんだけれど、この曲は知り合いにCDを借りてiTuneに入れている。よく言っているけれど、すいているバスの座席で揺られながらイヤホン越しに聴いていると、じわっとしてきます。かつてのどこかの時代の自分を思い出す。
 草野氏の言うMVがこれ。スピッツのアルバム『とげまる』のジャケットのモデル、日向千歩さん出演。
 かりゆし58「さよなら」

 最後は、「比較的新しめのバンド」 CAINOの「PARAMETRIC E.Q」(2015年、ミニアルバム『まほろば』)。
 ふくよかなボーカルの高良くんは、スカートの澤部くんを連想させる・・・と思って画像検索してみたら、「2ショットの画像がたくさんヒットした」そうだ(笑)。
 草野「おかわり君と山川君(西武ライオンズ)の貴重2ショットみたいに」
 と野球好きの人にしかわからない(野球好きでも知らない?)コメント付きで(笑)。
 そのビジュアルから、柔らかい声質を想像しがちだけれど、「エッジのきいたハイトーンボイス。ギャップ萌え」と。
 たしかに、女声とも思えるようなボイス。こちらのMVもどうぞ。
 caino 『Parametric E.Q』 Music Video

 ちょっとはまりました。疾走感も心地よく、ほかも聴いてみたくなった。

 草野「沖縄バンドといえば、HY、きいやま商店、ヤングオオハラなどもいるし、オルタナ系ではBLEACHとか好きだったので、またの機会に!」
 ということです。


 そして最後は、「ちょっぴりタイムマシーン」のコーナー。
 今日のテーマに沿って沖縄のバンド、ホイフェスタの「バリバリHOT」(2005年、デビューシングル)。
 リアルタイムでは知らなくて、聴き始めたときに「ああ、もう解散してるのか」だったということだ(2012年解散)。
 草野「ノリのいい曲。夏の終わりにもうひと盛り上がりしたいときに」
 ボーカルの声は若いときのYUKIちゃんにも、ちょっとpuffyにも似ているような・・・。違うかな。
 元気が出る気持ちのいい曲でした。


 そして、来週は、「ロックなビリージョエルで漫遊記」。
 草野「『オネスティ』とかメロディアスな曲で知られるけれど、若いときにはハードロックのバンドにも・・・」と。
 根本はロックな人、ということで、選曲も楽しみです。

 

 
                                  



 大阪のCDショップ、C-STATIONの方がこんなブログをアップしています。
  http://c-station.jp/blog/archives/496

 大阪でのゴースカの際に、前乗りしてCDショップで大人買いしたことをMCで言っていたそうですが、その後日談のようです。
 お店の方は、「東京から仕事で来て」(笑)と言った人がバンドのボーカルだなんて知らなかったのかな、というあたりもステキ。


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