隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「『ロビンソン』だって、みんなで歌えばsing-along」~「ロック大陸漫遊記」

2018年04月17日 00時48分33秒 | スピッツ

2018.04.15 21:00
『草野マサムネのロック大陸漫遊記』
 TOKYO FM



 季節のお伺いから。
 「みなさんの街では桜は? これからっ!という方もいらっしゃるのでは?」
 「桜も好きだけど、そのあとに若葉が好き。芽吹いてから梅雨前までの季節・・・」
 は
いはい、私も大好きです! 今の季節がもう少し長ければいいのに、と毎年思う。


 写真が趣味の方からのメッセージ。
 「マサムネさんは写真を撮るのは好き?」
 学生の頃は写真の授業もあったけれど、「今はスマホで撮るくらい」と。
 「とにかく才能がない。とくに構図。全体を撮ろうとしちゃうから、何を撮りたいのかが不鮮明」だそうだ。
 「撮るより、上手な人の写真を見るのが好き。いい写真が撮れたら、封書に入れて送ってください(笑)」

 今日のテーマは「sing-alongで漫遊記」。sing-alongは「みんなで歌うこと」。
 「みんなと同じことをするのは基本的に好きじゃないので、sing-alongはみんなの一部になってしまうようで。でも聴くのは好き」
 「『ロビンソン』だってみんなで歌えばsing-alongだけど」、今回はオーディエンスやキッズの声が実際に入っている曲をセレクトしたそうだ。


オンエア曲
 01 子グマ!子グマ!(スピッツ)
 02 We Will Rock You(Queen)
 03 If the Kids Are United(Sham 69)
 04 Idle Gossip(The Toy Dolls)
 05 We're Not Gonna Take It(Twisted Sister)
 06 Drunken Lullabies(Flogging molly)
 07 Sólo le pido a Dios~ただ神に祈る事は(Leon Gieco)
 08 天井裏から愛を込めて(アンジー)

 

 最初はスピッツで「子グマ!子グマ!」。
 「スピッツでsing-alongといえば、この曲でしょうか」
 「野生のポルカ」なんかもそうですね。元気が出る。

 そして、sing-alongの定番? Queenの「We Will Rock You」(1977年、アルバム『News of the World』)。天邪鬼でもやっぱりここは外せないようで。
 Queenといえば、「We Are The Champions」もsing-alongの代表曲。
 その昔、ゲームセンターでメダルゲームをしていた草野少年(「青年」? もっと最近?)が大当たりを出したとき店全体に大音響で「We Are The Champions」が流れて恥ずかしかった、という経験があるそうだ。
 Queenにはゴスペル調のsing-alongの曲もあるそうで、彼の中では、sing-alongの曲といえばQueenはド定番らしい。

 次は、1970年代後半のイギリスのパンクバンド、Sham 69の「If the Kids Are United」。
 バンド名の由来。サッカーファンが球場に残した「...... & Hersham 69」という消えかかった落書きの中で、「sham 69」だけが読みとれたので、それをバンド名にした、そうだ。
 ライブではキッズたちが争いを始めて大騒ぎになることが多かったので、「もしもお前たちが団結すればステキなんだぞ!」というメッセージが歌詞に込められている。「聴くたびに熱くなる」
 ZO-3で実演のあと、「リフも簡単で初心者向け。いつまでも弾いていたくなる」と。

 伊坂幸太郎が好きで、すべて読んでいるというリスナーからのメッセージ。
 「『砂漠』という作品で、ラモーンズやクラッシュを知り、さっそく聴いてみて、自分の中でパンクブーム。草野さんはパンクは?」
 彼はとくにラモーンズの「Pinhead」を例にあげていた。
 草野「大好き。もともとスピッツはパンクバンドを目指していた。後追い世代だけど、パンクのイメージは、反逆、アンダーグラウンド。若い世代にはもっとポップなイメージがあるのかもしれない。セックス・ピストルズだってプロデューサーの戦略と思えばペテンっぽいものを感じるけど、そのペテンっぽささえも好き。真面目な人が眉をひそめる、というところでは(世代を越えても)それほど変わっていないのかも」
 さすがパンクを語ると口調もスムーズ。

 そして次の曲は、80年代のパンクバンド、The Toy Dollsの「Idle Gossip」(1986年、3rd『Idle Gossip』)。
 Sham 69よりもう少しポップだけど、歌詞も「コミカルでアイロニカルで、いかにもイギリス!という感じ」。ポップなパンクバンドの先駆けと。
 90年代にGreen Dayが登場したとき、「Idle Gossipのフォロワーがついにアメリカから出てきた」と思ったけれど、「オレ以外に誰もそういうことを言うやつはいなかったので、そういうことではないのかな」と。
 ZO-3でリフを弾いて、「難しそうに見えるけど意外に簡単」と。

 そして、Twisted Sisterの「We're Not Gonna Take It」(1984年『Stay Hungry』)。
 メタル寄りのバンド。この曲はJリーグ、ベガルタ仙台のチャントで、Twisted Sisterの公式ページでも紹介されていたそうだ。 
 
 これはその動画ではないけれど。
 10代の頃の草野少年は「下品でおバカで、そこが魅力で、いわばアメリカ版馬鹿ロック」ととらえていたそうだ。
 「興味のある方は『Twisted Sister』で検索すれば、動画でそのバカさ加減がわかるのでは」と。
 Queenのsing-alongに通じるような「元気の素をもらえる」曲だなあ。

 インストルメンタル曲が好きなリスナーから、
 「歌ものも好きだけれど、インスト曲も好き。歌詞がないことで想像力がかきたてられる、一つ一つの楽器の音やフレーズが際立つ。特集をくんでくれませんか」
 というご提案。
 草野「オレも結構好きで、よく聴く。ただ、インスト曲は打ち込みが多いので、ロックバンド形式を集めて」
 風邪をひいて声が出ないときなどには、よく聴いているそうだ。

 次は、Flogging mollyの「Dunken Lullabies」(2002年、アルバム『Dunken Lullabies』)。
 アイリッシュパンクバンドに分類される。アイリッシュパンクは楽器にバンジョー、バイオリン、アコーディオンなどを使い、ポルカっぽい楽曲がある、と。この楽曲もまさにそう。
 「代表的なバンドとしては、The PoguesやDropkick Murphysなどがあるが、Flogging mollyはその中でもギターがひずんでいて荒々しくて、オレ好み」だそうだ。
 ボーカルのデイブ・キングは、別のバンドですでに有名だったが、昔はロン毛の美少年だったが、今は髭のチョイ悪オヤジらしい。
 草野「聴くたびに黒ビールが飲みたくなる」

 今回のテーマの最後の曲は、アルゼンチンのカリスマシンガー、Leon Giecoの「Sólo le pido a Dios~ただ神に祈る事は」。
 Giecoで「ヒエコ」と読むのですね。メッセージ性の強い楽曲が多く、アルゼンチンのボブ・ディランと言われているとか。
 この曲は70年代、アルゼンチンが軍事政権下にあったころ、政権にアンチテーゼを唱えた「いわゆる反戦歌」。これによって国外逃亡へと追い詰められたという。「戦争の気配に無関心になるな」というメッセージがこめられているそうだ。
 草野「シンプルなアコギの曲だけれど、オーディエンスの声がだんだん高まる様子に胸が熱くなる」
 ブルース・プリングスティーンもカバーそうだ。

 今夜の「ちょっぴりタイムマシーン」は、アンジーの「天井裏から愛を込めて」。
 「サビはsing-alongで、今回のテーマにピッタリ」
 山口出身で活動拠点を福岡に移したバンド。
 草野「高校の頃から大ファンで、小さなライブハウスのライブにもよく行っていた」
 アンジーの上京と草野少年の上京の時期が同じなので、「一緒に上京して頑張っているバンド」という勝手な応援の仕方をしていたそうだ。
 東京のブルーハーツやラフィンノーズなどのバンド(実際には東京出身者じゃないけれど)に対抗する福岡からのカウンター的な捉え方も。
 「天井裏から愛を込めて」は1988年のメジャーデビューシングル。
 草野「インディーズのときに比べるとあか抜けたアレンジになっているけれど、それでも彼らのへんてこ感、ひねくれ感は失われていない」
 当時、田村くんがライブに行っていたそうで、「この曲のサビでバナナの皮をふるお約束があった」らしい。

 草野「やっぱりパンク系の曲にsing-alongのいい曲が多いように思う」
 意外にメロディーも心地よいんだな、という私の感想です。

 来週は、「ステキなイントロで漫遊記」。
 草野「オレ、実はイントロを作るのが苦手なんで(よく言ってますね。「○○は、最初、イントロなしで始まっちゃう曲でした」とか)、カッコいいイントロの曲には憧れる」

 そして、コレクターズについてのエピソードはぼちぼちあつまっているようだが、ユーライヤ・ヒープもよろしく!と言っていました。送っちゃおうかな(笑)。

 それでは、「またお会いしますよ! お元気で!」。


                              



 EARTH & HEART LIVEの模様を4月22日(日)19:00-21:00に放送するそうです。
 草野「スピッツはインタビューで出演します」って言ってたなあ・・・。


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