Kite.comの花を探して毎日ブラ散歩!

今日もカメラ片手に、日常の中の非日常を探して彷徨ってます。猫の額でも、ほんの少しですが季節の山野草と戯れています。

再生可能な見切り品・八重咲きヒメシャガが咲いた

2024年05月12日 12時00分00秒 | みんなの花図鑑


 📸2024年5月12日:八重咲きヒメシャガ(八重咲き姫射干、姫著莪;アヤメ科アヤメ属の多年草)


 📸2024年5月12日:左手には、花穂をつけることがなかった白花ヒメシャガが寂し気に佇んでいた。

 昨年10月31日、ホームセンターのストック棚(廃棄棚?)に眠っていた八重咲きヒメシャガ、白花ヒメシャガの話である。
 この二種、「表示価格657円を200円に」というタグにクラッとして連れ帰った再生可能な見切り品である。
 八重咲きヒメシャガ、実は、昨日午後には開花していたのだが、水遣り後に気づいたためそぼ濡れてしまっていた。これは、本日早朝に撮り直したもの。
 明暗は分かれたが、花茎は付けずとも白花ヒメシャガも元気そうなので捲土重来、来年に期待するとしよう。

派手さはないが、初夏に先駆けて咲く花々


 📸2024年5月12日:シセンウツギ(四川空木:アジサイ科ウツギ属の落葉低木)


 📸2024年5月12日:テカリダケキリンソウ(光岳麒麟草:ベンケイソウ科キリンソウ属の多年草)


 📸2024年5月12日:ユキノシタ(雪の下:ユキノシタ科ユキノシタ属の常緑多年草)

 春の終わり、一時花が姿を消す。その間隙を埋めるようにいくつかの花が姿を見せる。
 猫の額では、上述したシャガをはじめ、ウツギやキリンソウ、そして、ユキノシタなどがそれである。
 たまたまなのだが、いずれもが小さな花なのである。おや、こんなところで咲いていたのかい、ってなもんで、一つが咲き始めると、あちらで一つ、こちらでもと、数を重ねていく。派手さはない。これは、これで、見ようによってはなかなか風情があるものなのである。


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フウリンオダマキの個性ってなんなのだろう?

2024年05月11日 15時22分22秒 | みんなの花図鑑


 📸2024年5月11日:ニショクフウリンオダマキ(二色風鈴苧環:キンポウゲ科ヒメウズ属の多年草)


 📸2024年5月11日:この花は、なかなか素顔を拝ませてはくれないようだ。

 消えたと思うと、突然、芽を吹きだす面白い花なのである。もう、4~5年は猫の額に仮住まいしていると思う。
 鉢で育てていた時は、その風鈴の中まで絵にすることができたが、地植えにしてからはとても難事なのである。
 フウリンオダマキは距がないという。だが、変わった子で、この子には距が見える。それが、この子の個性でもある。


 📸2024年5月11日:八重咲きヒメシャガ(八重咲き姫射干、姫著莪;アヤメ科アヤメ属の多年草)


 📸2024年5月11日:花茎は1本だけだが、分枝している。

 八重咲き? 最初は、訝しんだものだ。こんなに細いつぼみなのに八重なのか、と。
 杞憂だったようだ。一日、一日と日を重ねるごとに、重畳たるつぼみを想起させるようになってきたからである。
 疑念はすべて払しょくできたのか? そういう訳ではない。それは、花そのものではなく、猫の額に起因する。ある時、忽然とつぼみが摘み取られる案件が数件確認されているからだ。恙なく、開花されんことを祈念するばかりである。


 📸2024年5月11日:トウチクラン(唐竹蘭:ユリ(イヌサフラン科)科チゴユリ属の多年草)

 トウチクラン(チャバナホウチャクソウ)につぼみを確認した。
 いまはまだ若草色を呈しているが、徐々に茶色に染まっていく。すべてが茶色に染まるわけではないのだがね。


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山野草:何ミリという世界が其処に在る!

2024年05月08日 15時46分30秒 | みんなの花図鑑


 📸2024年5月8日:屋久島姫ヘビイチゴ(屋久島姫蛇苺:バラ科キジムシロ属の多年草)

 とにかく小さいのである。1㎝などありはしない。せいぜい7~8ミリといったところか。こんな小さなヘビイチゴが存在するのだ。
 実は、この鉢はタンナワレモコウのモノであった。それが、いまやすっかり駆逐され、屋久島姫ヘビイチゴのモノとなっている。




 📸2024年5月8日:うわぁ~、たくさん実が出来てるね!

 いま、実をせっせと作っている。5ミリほどかな。まぁ、ヘビイチゴの実など食するモノなどいないだろうが、これじゃいくつ摘まんで食っても腹の足しにはならんよね。




 📸2024年5月8日:コクラン(黒蘭:単子葉植物ラン科クモキリソウ属の多年草)

 2024年2月1日、「農産物直売所でフクジュソウを買う!」という記事をアップした。そこで紹介したのが「コクラン(黒蘭)」である。
 持って帰ってきたのはいいが、よくよく鉢を覗いているとかなりビビってしまった。そう、あのタグに書かれた「葉水✖キケン」の文字にである。
 かなり慎重に水遣りをしてきたつもりだが、どうしたって葉に水が滴る。すると、注意書きの通り、とっても危険なことが起こったわけで、なんと葉が茶枯れてくるのだよ。
 だから、あまり期待はしていなかったのだが、ここに来て、ご覧の通り、数本の芽がニョキっと生えてきたではないか。ひょっとして花付けるのか?




 📸2024年5月8日:ニワゼキショウ(庭石菖:アヤメ科ニワゼキショウ属の多年草)

 まだ、猫の額に花が少なかった頃(いまでもそれほど多いわけじゃないけどね)、ブラ散歩しては路傍の花を撮っていた。
 ニワゼキショウって言うと、いまでは雑草の類なのだろうね。この時期、よく撮ったものなんだよ。そう、路傍で。
 ある時、何を思ったか、そのニワゼキショウを連れ帰ったことがあった。そう、雑草をね。名のある山野草であれば、きつーく戒められるところだろう。
 道往く人は「このおっさんは何考えてるんだろう、雑草などほじくって!」とばかりに、奇異の視線を投げかけてくる。おかしいかな、ニワゼキショウを摘んじゃ?
 その名残りが、いまでも猫の額の各所で芽を出してくる。確か、シシリンチューム:ブルーもあったはずだが、まだ今年は現れていないようだ。


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つぼみを孕んだ草々 & その時に備える草々

2024年05月07日 16時22分38秒 | みんなの花図鑑


 📸2024年5月7日:八重咲きヒメシャガの降臨!?

 2023年11月1日、「掘り出し物を手にした! ~白花姫シャガ & 八重咲姫シャガ~」という日記をアップした。二種のヒメシャガが、いわゆる「見切り品」として販売されていたのをゲットしたという記事である。
 まぁ、正直言うと、それほど期待していたわけではないのだが、いずれもが坪庭の一角に仮住まいすることとなったわけである。
 そう、半年を経て、その一つ、八重咲姫シャガがほころび始めたのである。八重とのことだが、あまりつぼみはボリューミーではない。本当に、八重なのか? 疑り深い猫の額の主なのである。




 📸2024年5月7日:ツクシカラマツ(筑紫唐松:キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草)

 ツクシカラマツが坪庭に仮住まいして久しい。たった一鉢を移植したに過ぎないのだが、いまでは各所で思うままに増えている。
 既述の通り、バイカカラマツなどは先陣を切って咲き始めていたのだが、季節の薫りをその身で察知したのか、今度はツクシカラマツが一茎、二茎と花茎を上げ始めた。


 📸2024年5月7日:アケボノソウ(曙草:リンドウ科センブリ属の二年草)

 昨年も、こぼれ種からかいく株かのアケボノソウが発芽していた。ところが、あの灼熱の夏を越えられず、あえなく萎れていってしまった。
 現在も、二株ほどが茎を上げ始めている。どうだろう、今年こそ、その曙という名に相応しい爽やかな笑顔を見せてはくれまいか。




 📸2024年5月7日:坪庭の端っこの方で、火花を散らす草々たちが・・・・・・。

 この一角だけでも、これから花を咲かそうと意気込んでいる草々たちがいる。
 もちろん、春にほころび、次のミッションへと軸足を移したモノもいるのだが、大方が初夏から秋にかけて花期を迎える草々たちだ。
 楽しみでもあり、心配でもある。そう、今年の夏も、昨年同様〝常軌を逸した暑さ〟との予報がなされているからだ。
 昨年、夏を越すことなく萎れていった数々の山野草がいた。その子たちと同じ憂き目に遭わせるわけにはいかないよね。


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赤紫のつぼみ と マツムラソウ復活の試みのことなど

2024年05月06日 16時16分20秒 | みんなの花図鑑


 📸2024年5月6日:距が見えるって? 二色風鈴オダマキの気持ちは誰にもわかりゃしないのさ。


 📸2024年5月6日:ベニバナショウマ、一説には来歴不明のアスチルベだという。

 季節は、晩春から初夏へと移り変わろうとしている。
 二色風鈴オダマキは、風鈴のような花冠を下向きに付ける。アスチルベは、穂状花序がさらに円錐花序を形成する複合花序であるという。
 この時期、期せずして赤紫色系のつぼみを付けた二種の草本がほころぶ時を静かに待っている。


 📸2024年5月6日:マツムラソウ(松村草:イワタバコ科マツムラソウ属の常緑多年草)

 マツムラソウとは、牧野富太郎と因縁浅からぬ松村任三にちなんだ草本である。そう、あの「らんまん」で田中哲司演ずる徳永政市のモデルとされた人物で、劇中でも、またリアルな世界でも牧野に対してなんだかんだと嫌がらせをしていた。とは言え、東京帝国大学理学部植物学教室教授であり、附属小石川植物園の初代園長だというから近代植物学の泰斗と言えよう。
 この松村任三さながら、マツムラソウもいたって気難し屋なのである。自生地(西表島と石垣島?)でも、その個体数は極度に少ないらしい。
 一昨年まで、それこそたくさんの花を付けてくれていたのだが、昨年、花ひとつ咲かず、瀕死の状態で年を越した。そして、いま、やっと小康を得て、10㎝ほどに丈が伸びてきたのである。今年も花は望めないだろう。いいよ、このまま株が大きくなってくれるだけでいい。そう、それだけでいい。


 📸2024年5月6日:芽生えた北岳 ミヤマクワガタが少しずつ背を伸ばしている。


 📸2024年5月6日:昨年ご覧に入れた筑紫スミレだと思うのだが。




 📸2024年5月6日:昨年、至る所にフジバカマの綿毛を蒔いた。この二枚は、その芽生えじゃないかな。

 こちらは、赤紫の対極にある緑系の三種の草本、それぞれ北岳ミヤマクワガタ、筑紫スミレ、フジバカマの苗(Googleレンズもそう宣うたけど・・・)の姿を貼ってみた。
 ミヤマクワガタはヤフオクで入手した種から、筑紫スミレは昨年の株(?)から、そして、フジバカマは昨年稔った綿毛から育ってきているって感じかな。
 さて、それぞれ順調に育って花を見せてくれるといいのだがね。

(あっ、そう、そう、相棒のDSC‐HX400Vはまだ修理中で手元にない。今日は、2012年3月発売のOLYMPUS SH-25MRで撮ってみた。)


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