📸2024年5月6日:距が見えるって? 二色風鈴オダマキの気持ちは誰にもわかりゃしないのさ。
📸2024年5月6日:ベニバナショウマ、一説には来歴不明のアスチルベだという。
季節は、晩春から初夏へと移り変わろうとしている。
二色風鈴オダマキは、風鈴のような花冠を下向きに付ける。アスチルベは、穂状花序がさらに円錐花序を形成する複合花序であるという。
この時期、期せずして赤紫色系のつぼみを付けた二種の草本がほころぶ時を静かに待っている。
📸2024年5月6日:マツムラソウ(松村草:イワタバコ科マツムラソウ属の常緑多年草)
マツムラソウとは、牧野富太郎と因縁浅からぬ松村任三にちなんだ草本である。そう、あの「らんまん」で田中哲司演ずる徳永政市のモデルとされた人物で、劇中でも、またリアルな世界でも牧野に対してなんだかんだと嫌がらせをしていた。とは言え、東京帝国大学理学部植物学教室教授であり、附属小石川植物園の初代園長だというから近代植物学の泰斗と言えよう。
この松村任三さながら、マツムラソウもいたって気難し屋なのである。自生地(西表島と石垣島?)でも、その個体数は極度に少ないらしい。
一昨年まで、それこそたくさんの花を付けてくれていたのだが、昨年、花ひとつ咲かず、瀕死の状態で年を越した。そして、いま、やっと小康を得て、10㎝ほどに丈が伸びてきたのである。今年も花は望めないだろう。いいよ、このまま株が大きくなってくれるだけでいい。そう、それだけでいい。
📸2024年5月6日:芽生えた北岳 ミヤマクワガタが少しずつ背を伸ばしている。
📸2024年5月6日:昨年ご覧に入れた筑紫スミレだと思うのだが。
📸2024年5月6日:昨年、至る所にフジバカマの綿毛を蒔いた。この二枚は、その芽生えじゃないかな。
こちらは、赤紫の対極にある緑系の三種の草本、それぞれ北岳ミヤマクワガタ、筑紫スミレ、フジバカマの苗(Googleレンズもそう宣うたけど・・・)の姿を貼ってみた。
ミヤマクワガタはヤフオクで入手した種から、筑紫スミレは昨年の株(?)から、そして、フジバカマは昨年稔った綿毛から育ってきているって感じかな。
さて、それぞれ順調に育って花を見せてくれるといいのだがね。
(あっ、そう、そう、相棒のDSC‐HX400Vはまだ修理中で手元にない。今日は、2012年3月発売のOLYMPUS SH-25MRで撮ってみた。)