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夾竹桃には、その植物全体に毒がある。枝や葉、花はもちろんのこと、枝などを燃やした際に出る煙や灰、植わっている周囲の土壌にまで毒性がにじみ出ているんだって。
とは言いながら、街路樹や学校の垣根など、結構いろいろな公共の施設に植えられているよね。すぐ近くの小学校の垣根、夾竹桃だよ。危なくないのかねぇ~。
その夾竹桃の代表的な有毒成分がオレアンドリン。その毒性は青酸化合物よりも強いんだって。そして、毒性があれば、薬効も。トリカブトなどもその強力な毒性で知られているが、附子(ぶし)と称して薬用とされている。このオレアンドリンも、強心作用や利尿作用があるという。もちろん、有毒成分は上記だけではなく、ネイリン、ジギトキシゲニン、ロサジェニンなど、やはり強力な有毒成分が含まれているのだって。
野歩きをしてキイチゴをつまんで食するなどという話をよく聞くが、そんなノリで夾竹桃と接しては危ないよ。樹皮などを触った手で、目などをこすったら大変。炎症を起こしかねないというのだ。
2時間ミステリーにも、この夾竹桃の毒をテーマにした「ドクター小石の事件カルテ(5)毒炎」なんてのがあった。あの橋爪 功が主演だったかな。また、創元推理文庫には、レイモンド・T・ボンドが編んだ『毒薬ミステリ傑作選 (169-1)』というアンソロジーに、ミリアム・アレン・デフォードの『夾竹桃』が収められている。
この有毒成分は、植物の生存戦略から生まれたんだって。虫や鳥などに食べられないように有毒成分を生成し、己が身を守っているのだという。ところが、そんな競争の少ない植物だからこそ、好んでその毒性のある葉などを食べる虫などが出てくる。誰もが食べておいしいものは、必然、競争力が高いわけで、小さな虫たちは割り込んでいけないよね。キョウチクトウアブラムシとか、キョウチクトウスズメ(スズメガ科)の幼虫などが我が物顔で新芽や葉などを貪り食っているのだ。それこそ、独擅場ってわけ。
こんな風に見てくると、花にはキレイなだけでない、いろいろなミステリーに満ちているんだなぁ~って思えてくる。そんな花の不思議にも、ほんの少しでもいいから触れていきたいですね。
こんなきれいな花なのに![]() |
白花だって、目を惹くよね![]() |
プルメリアもキョウチクトウ科![]() |
あっ、だからこそ毒がある! | 色には関係ないんだって | 美しい姿に騙されてはいけません |
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キョウチクトウのお話、大変勉強になりました。先日白花のキョウチクトウを投稿したのですが、実はこの花を投稿するまで、なかなか綺麗な花形のものに出会えず、また風に吹かれるなど上手く撮影出来ず、不幸にも?何度も撮影にトライしました。勿論何の知識もないので、無意識に葉や花を触ったりしていました(^-^;
幸い大事に至らず?今日を迎えておりますが...たぶんKiteさんにご教示頂かなければ、来年も同じことをしていたはずです。誠にありがとうございましたm(__)m
人助け! って、そんな大袈裟なことじゃないですね(笑)
でも、意外とこの手の話あるんですってね。そう、プルメリアも、枝などを折ると白い樹液が出るらしいですが、これにもキョウチクトウと同様の毒成分があるとか。むやみに触ると皮膚炎、誤飲した場合には不整脈などが生じることもあるとか。怖い話ですね。
キレイな人、じゃなかった、花にも心許しちゃダメってことでしょうか(-_-;)
実はKiteさんにコメントさせて頂いてから、気になっていろいろ調べてみましたら、自宅の花壇にセイロンライティア、マンデビラのキョウチクトウ科の花があるんですが、これも気をつけた方が良さそうでした。家族にも注意を促したところです。本当にありがとうございました。Kiteさんは命の恩人ですm(__)m
子供を対象とした、アウトドア教室見たいので、「箸がない時は、木の枝を削って、、、、」などと教えて、夾竹桃の枝で作った箸で中毒にあった例、、、このときは死者も出たのではないかな、、、、
私など、何も知らないので、知らないものには手を出さない、、、、と心に決めて行動しようと思っていますが、それでも時に蛮勇を奮う癖があり気をつけねばと考えています。
同時に、最近のアウトドアブームで似非アウトドアマンが上記のような事故を起こすことが多いようで、困ったことです。
今年は、山岳スキー訓練での事故がありました。同列のように思えます。
キョウチクトウ毒があることは聞いていましたが、
毒性が結構強いのですね。
お寺のキョウチクトウの木を選定していましたので、
枝をもらて来て花瓶に挿していたことがあります。
怖いことをしていたのですね・・・・
ちなみに私はと園芸有毒植物図鑑という本を愛読してました。
すごい数の植物が載ってます
書き方、大袈裟だったかもしれませんが、いや、実は、本当に注意した方がよさそうな場面もあるようですよ。
いま、donさんにもコメント頂きましたが、箸の話は実際に起こった悲しい出来事のようです。
どうも、知らない花は、イメージだけを撮らせて頂いて、必要以上にコミットするのは禁物という、側面があることを知りました。
それも、これも、彼らにとっては生存戦略に関わる重大事。後からかな? ヒョイと出てきたヒトがとやかく言う問題では何のかもしれませんね・・・(;^_^A
お騒がせして恐縮です。
夾竹桃、検索すると、本当に物騒な話がヒットしますね。その箸の話も、よくある話として読んだことあります。
知らないと、怖いな! そんな感慨を強くしました。
植物の生存戦略、鈍麻してしまったヒト属は肝に銘ずべきですね。
どうも、知らないことが多すぎますね。2時間ミステリーは、そういう意味で勉強になりました(笑) でも最近、この時間枠、冷遇されてまして、日曜の午前中などに新作が放映されているようです。
撮るよ、なんて時、けっこう植物いじってますよね。無意識に。でも、マジ、こんなこと考えると、徒や疎かに、知らない植物触れなくなっちゃいますよね。
いや、知っていても、知らないことが沢山あるのかもしれません。情報交換大事かも、です(;^_^A
この辺の話題、夏蜜柑さんのホットスポットじゃない?
園芸有毒植物図鑑を愛読? やはり、学芸員さんじゃないの???