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そうだ!お店をはじめよう

普通の主婦が小さなお店を始めるまでの開店Story

個人or法人?

2012年08月13日 | st.2 事業計画・資金調達
母なる会社に挨拶に行きました。
私にマーケティングの楽しさを教えてくれた会社です。
ずいぶんご無沙汰していたのに、母なる会社はありがたいですねー。
ご多忙の中、1時間以上も起業に関する相談にのって下さいました。

主婦に特化したマーケティング会社であり、
人気カフェを運営する会社でもあります。

事業を立ち上げることを話すと
「なぜ最初から法人にしないの?そんな事業しかしないの?」

といった意味の問いかけがありました。

法人にしてスタートすべきか、安定してから法人にすべきか。

事業計画書には3年後に法人化と書いたのですが
元々法人であるべき理由がある場合
法人でスタートする事のデメリットなどあるのでしょうか。。。

「法人化 メリット デメリット」と検索すると
山のように教えてくれるサイトがありますが

デメリットとして挙げられているのは
・定款作成、公証人による認証・登記申請など手間と費用がかかる
・業績の善し悪しに関係なく、通常の法人住民税の納税義務がある
・辞める時に面倒な手続きがいる
・会計処理について厳密性が要求される

こういった内容がほとんどです。
確かに、忙しいオープン時に手続きを行うのは大変だと思うのだけど
個人事業としてスタートして、法人化することがまず第一の目標となるのでは
本来の事業の目的がブレそうになるだろうし、モチベーションも下がるような
気がしてなりません。

「安定した利益が出るようになってから。」
そう考えるのが無難だとは思いますが、法人化のメリットも多いと思うんですよね。

法人のメリットは
・社会的に信用が高いので大きなイベントなどの出店に有利。
・社会的に信用が高いので資金調達・融資が有利。
・責任が有限である。
・社会保険に加入できる。
・決算期を自由に選択できる。
他、色々です。

迷いに迷っています。
決断力も育てなきゃ(汗;)


<< よだんタイムズ >>

「なぜそれを買ったの?」で鍛えるマーケティング脳。

マーケティング脳の鍛え方は様々な方法が紹介されていて
私が語るなど、およびでないのですが
ずっと前から、一人でひっそり行っているやり方をご紹介します。

私は、毎日楽しくランチをしたあとで、自分にこう問いかけます。

 ●今日買ったお昼ご飯は何?
 ●どこで買った?
 ●なぜそれを買ったの?
 「美味しそうだったから」以外の理由を3つ以上出しましょう。

たとえば、こんな風に答えます。
 
 ●今日買ったお昼ご飯は何?
  →牛丼

 ●どこで買った?
  →コンビニで買った

 ●なぜそれを買ったの?
  →①午後の会議まで40分しかなかったので近くのコンビニに行き、
    すばやく食べれる丼ものを選んだ。
   ②めちゃくちゃお腹がすいてたので、お肉がメインの牛丼を選んだ。
   ③お給料日の前なので、400円程度で買える丼ものを選んだ。

と、こんな感じです。
大切なのは、意図的に選ばないこと。
食べ終わるまで、何も考えないで一消費者として買うこと。

そんなルールを決めています。
買った理由がわかれば、誰がどんなとき何を選ぶか
この店には何をどこに置けばいいのかがわかるようになりますよね。

私って変かしら(笑)
お試しあれ。

反響を見える化する

2012年07月31日 | st.2 事業計画・資金調達
プロの経営アドバイザーさんのコンサルを受けてきました。
創業支援の第2回審査用事業計画書についての途中経過報告と
アドバイスを受けることが目的です。

8月末までに3回しかないうちの2回目。
どう有効に使おうかとあれこれ質問を考えたり
一度も食べたことが無いというアドバイザーさんのために
試食品を用意したりして出向いたのですが
伝わらない時は伝わりません。

試食をする前から「男はこういう食べ物は好まんよ」と一言。
ターゲットはF2層(35歳~49歳の女性)ですと伝えてありましたし
いかに成功に導くかという話の流れの中では、心無い反応だと思いました。

ですが、それもそのはず。
ターゲット層以外の男性の方は、ほぼこの商品をご存じありません。
当然のことながら、若い女性が好んで食べる食べ物であることもご存じありません。

また、商品を知らない、食べたことがない方の反応も2つに分かれます。

 ・新しいことを受け入れにくい方。
 ・自分の舌で判断し、新しさを面白いと思う方。

今回、50代~60代の男性2人に試食していただきましたが
その反応が上記のとおり、全く逆でした。

状況をきちんと整理し、論理的に進めます。
私はこう考えました。

「ターゲット層にとってトレンドであり反響が大きい」という事を
伝えるのは、過去の資料では足りない

<< 対策 >>
  ⇒ ターゲット層の反響を見える化する。


9月のプレゼンでは今日のコンサルの先生よりも高齢の方々がいらっしゃる
確立が高いので、「伝える方法を考えろ!」と教えてくださったのでしょう。

公的な援助を得るためには、こうしたステップが重要になります。

お店を出して成功するのかしないのか
お客様が集まるのか集まらないのか
その見込みはいかほどなのか

それはお客様に聞くのが一番。
ターゲット層が集まるカフェに置いてもらって、反響をデータ化する。

何時間で何個売れたか。
生の声はどうだったか。
買ってくれた人たちの年代、性別、生活シーンは

まずは協力してくれるお店を探すところからです。



がんばれニッポン!!!


価格を決める

2012年07月30日 | st.2 事業計画・資金調達
友人たちに美味しいと評判のお料理も、プロとして販売するとなると
「本当にお金もらっちゃっていいの?」
と尻込みしてしまいます。

自分の作品を世に出す。
価値を認めてくれた人が、その価値をお金で払う。
利益をいただいて、再び価値を作り出す。
利益を出すことは悪いことでありません。

当たり前のようで、結構ハードルになっている部分。
きっぱりとここでケジメをつけてプロになろうと思います。

一旦値段を決めると、しばらく動かせないという覚悟でつけなければ
ならない商品価格。

どうすれば、商品価値と購入価値のバランスがとれるのでしょう。

材料原価を出します。
・材料1gあたりの価格を計算します。
・1回の製造に使用する各材料のグラム数で価格を計算します。
・すべての材料の価格を合計します。
・合計額を作った商品の個数で割ります。

原価率を出します。
 原価÷販売価格×100=原価率(%)

一般に飲食業の直接の原価率は30%といわれているそうですが
扱う商品により、若干異なるようです。
ケーキやジャムを販売しているセミナーの先生は、37%が利益を生む限界点だと
おっしゃっていました。

労務費や管理費など他にも原価はありますが、ここでは材料費のみで考えます。

また、価格を左右するのは原材料だけではありませんよね。
①相場を知る
②お客さまが感じる価値
③他商品とのバランス

原価率を下げようとするあまりに、面白みのない商品になったのでは
元も子もありません。
特に「こだわり」に軸を置く自店の場合
低価格が決めてになるわけではないので、むしろ「無駄を省く」という意味で
原価を下げていく努力をすべきだと思います。

このように考えながら、全体の商品の価格を書き出し
これらを
★集客のための商品価格
★利益を生み出すための商品価格
と意味を持たせてメリハリをつけていきます。

何度も何度も作って
あちこちに卸価格を交渉して
実際に店に出向き
欲しい商品と欲しい価格が一致して
野菜、卵、肉、ひとつひとつの原価が出る。

交渉次第で、原価は大きく変わることを知った今日この頃です。
一歩一歩、頼りになる営業マンへと成長している私です。

明日は、2回目のアドバイザーさんとの打ち合わせ。
何を教えてくださるのでしょうか。

試作品の試食から始まります。
準備はばっちり!
ふれふれ私。






自店の営業マンになる

2012年07月27日 | st.2 事業計画・資金調達
ずっと内勤だった私ですが、とうとう自分で営業する時がやってきました。
営業という圧力に似た響きが苦手で逃げてきた分野。

でも自分がオーナーを務める以上、経営者であると同時に営業マンであり
企画スタッフであり、販売スタッフでもあります。

課題となっていた事業計画書の修正分もなんとかクリアしたので
いよいよ外回りです。

え~?苦手ー。なんて言っちゃいられませんよ!

やはり自分が思う「美味しさ」と人が思う「美味しさ」は違うので
なるべく多くの方に味わっていただく機会が必要です。
そして微調整しながら自信をつけていくことが大事です。

今回は、試作品と自己紹介カードを持って面識ある方にあってきました。
年代は60代、性別は男性。
人脈のある方なので、各年代のモニターが可能です。

さっそく、お料理教室の先生として商品認知度アップとショップ告知が
できる見込みをいただきました。

え~?先生なんてできない。なんて言ってられません。
チャンスです。

味の好みはひとそれぞれ。
年代もそれぞれ。

でも、ターゲットとなる層の7割が「美味しい」と言ってくれない場合
レシピを改善する必要があると考えています。

★今回の営業で学んだ、営業ポイント★

 交渉する相手がターゲット層でない場合や、対象商品を全く知らない場合
 試食をしてもらう前に、そもそも一般的にどんな味でどんな形なのかを
 知っていただく必要がある。
 でなければ、そもそもその料理が好みでないのか試作品の味が好みでないのか
 わからない。
 その逆も同じ。

 ひるまない。威厳を持つ。
 主婦仲間との会話によくある謙遜さは、営業では不要。
 どこがどう他店と違うのか。
 どう社会貢献できるのか、など積極的にPR。

 本気を見せる。
 女性は何かと本気に思われない傾向がある。
 「おとなしく奥様しとけばいいのに」という空気はぐっと飲み込んで
 ひたすら本気を見せ続ける。

<<よだんタイムズ>>

 ある大手スーパーが、惣菜部門を強化し新店を続々オープンさせるという記事が
 載っていました。
 競合出現か!?
 とちょっと焦ってしまいましたが、そのコンセプトはエブリデーロープライス。
 多くの方に広く受け入れられる価格軸です。
 価格で勝負するということは価格で負ければ終わる。
 これは大手さんでしかできないことですよね。

 自店の歩むべき差別化軸がぶれないよう戦略を練る。
 そして、自信を持って戦う。

 明日はいよいよロンドンオリンピック開幕。
 結果より過程が大切という人もいるけど、今の選手にとっては勝つことのみに価値がある。
 様々なドラマが繰り広げられるのを見ながら、自分も負けないように自分の戦場で戦おう。

 ニッポン、チャチャチャっ!






  




売れるという証し

2012年07月23日 | st.2 事業計画・資金調達
事業計画書の進行と同時にしなければならないこと。
それは、
1.原価計算:少なくとも主力5商品
2.店舗家賃、敷金礼金、改装費、設備費の見積もり
3.店舗レイアウト
4.売れるという証し

この中で、4番をどうするべきか、立ち止まって考えています。
創業支援の最終審査時は、果たしてこの商品は本当に売れるのかという
疑問が当然のとこながら審査員から出るわけで
「いつ、どこで、だれに、何時間に、これだけ売れた」
という説得力が必要なわけです。

で、店もないのにどうするのか?
1つの方法は、フリマなどのイベントなどに出店してみる。
2つ目は、知り合いのカフェなどに一定期間並べてもらい
どんな反響があり、どれくらい売れるかを見る。
です。

でも、フリマなどのイベントに出展する場合、気をつけたいのはターゲットが近いこと。
ある特定のターゲットにとっては非常に人気で認知度が高い商品名でも
ターゲットから遠い人たちには何の価値もない。
そういうことがあるので、むやみに出展すると無意味に落ち込む結果になりかねないわけです。

そして、各市町村の保険所が規定している「臨時店舗の営業について」
に取り扱いを認めていない品目に該当していないかをチェックする必要が
あります。

私の住む市の規定では、おむすび・巻きずし・にぎり寿司
冷やし中華・つけ麺・冷麺・ざるそば・あん餅・きな粉餅
クレープ・サンドイッチ・ハンバーガー・ミルクセーキ
粉末ミックスを使うソフトクリーム
などが認められていません。

えー?それも?これも?
結構、厳しいみたいですよ。

私が販売したい商品は生クリームを混ぜ込んで焼いたものなので
温度管理が徹底できていないとNGだし、この真夏に扱うことは
非常に危険な気がするのです。

審査は9月。
提出は8月末まで。

知り合いのカフェといっても、今後競合になるであろうデリカフェの店。
頼んでいいのか、頼まない方がいいのか。
この壁を越えねば!です。


<<よだんタイムズ>>

県民性で、同じものでも売れたり売れなかったりすることって
結構あるらしいですね。

私の住む広島で成功させるのは非常に難しいといわれています。
全国で1位か2位だったような。。。
でも、ここで成功すれば全国どこでも成功するといわれているので
それをやりがいに変えて頑張らねばです。

広島の県民性。
なかなか受け入れない。
自分の評価より、周りの評価に価値を置く。
噂のスピードが速い。
でも一旦良い口コミが流れると広まるのも速い。

クチコミマーケティング発祥の地というのも納得ですね。



創業の動機:事業の社会的意義

2012年06月26日 | st.2 事業計画・資金調達
事業計画書と格闘すること丸2日。
目的は事業計画書を仕上げる事ではなく、実現可能な企画として具体化させる事。

今日はこれまで想いの中にあった「事業テーマ」と「経営理念」「創業の動機」を言葉にしてみました。

マニュアルによれば
事業テーマとは:事業の内容・特徴を一言で表現
経営理念とは:事業を実施するに当たっての信念、信条、態度、基本姿勢、自分を律する考え方
       事業の存在意義、社会貢献性などを記入
創業の動機は:事業の社会的意義を明確にする。なぜ創業したいのか、創業に対する
       思い、願いを記入する。
       創業者の本気が伝わる記述にすることが重要。
とある。

ここで考えを統一させるためコンセプト設計に戻り、自店の社会における立ち位置について熟考する。

以前、お客様から見た価値感を3つのセグメントで分ける方法を記述したが
⇒ コンセプトを決めるための3ステップ-その3「ターゲット」

更に中食産業に的を絞ったセグメント分けを行う。


この中で、自店が目指すのはピンク色で示したこだわり軸。
レッドオーシャンと思われる中食産業の中の手付かずのブルーエリア。
ここを事業テーマに繋げる。

思いを統一させ、文字にする。
そして、塩漬けにしたり発酵させたり、ふたを開けたり密封したり。

広告のキャッチコピーのライターをしていた経験からすると、文字は一度時間を置いて
見直した方が断然旨みが増す。

明日の朝、新鮮な気持ちで見直します。

<<よだんタイムズ>>
お待たせしました!前回のお答えはコチラ↓

(χ÷3)+{(5-χ)÷4}=1.5
まず分数では計算しにくいので両辺に12をかけます。
4χ+3(5-χ)=1.5×12
4χ+15-3χ=18
4χ-3χ=18-15
χ=3

χは時速3㎞で歩いた道のりなので答えは3㎞です。

どうかなあ?
合ってたかなあ?

ビジョン:未来構想

2012年06月22日 | st.2 事業計画・資金調達
本格的な事業計画書の最初にある項目は「ビジョン」
この事業で何を成し遂げたいのかを明確に表現する項目です。

簡易版事業計画書では「○○店を開く」という所からスタートだったけど
今回はそれを含む、事業ビジョンという広範囲の計画を含んでいます。

担当者さんによると
・この事業を通していったい何を成し遂げようとしているのか?
・競合ひしめく飲食業界でどう勝ち抜いていくのか?
・原価率を下げるために具体的な策は?

これらを、『誰が聞いてもわかる言葉』にすることがコツらしいけど。。

もんもん 悶々 ・・・
あーでもない、こーでもない。
これまでの構想を言葉にしようともがく。
大きな紙に書き出してみる。 図を描いてみる。

ダイニングテーブルの窓際が今のオフィス。

これまでの構想は、現状の問題点から描きだしてきたもの。
これをビジョンとして説明しようとすると、無理がある。

 惣菜業界の現状 ⇒ 課題 ⇒ 解決策

それもそのはず!真逆の方向から見ないとビジョンなど見えてこない。
これまで考えてきた課題を一旦忘れて、真っさらな頭で考えてみる。

 ターゲットにとっての理想のデリを思いつくまま全て書き出す
    ↓
 理想を現実にするための方法を具体化する
    ↓
 自店は何を商品とし、何をサービスとするのか
    ↓
 結果、自店は何を生みだし、何を達成するのか
 何に貢献するのか

そうすることで、より広いアイデアが出てくる。
そして、最終的に出来た案が、これまでの課題を全てクリアにしていれば合格。

これは、数年前にある経営コンサルタントの方が会議で行った方法。

まず現状の問題点を全員に出させる
 ⇒ 共通項に赤マルをつけ、問題点を明確にする
 ⇒ 一旦全て忘れさせる
 ⇒ 最も理想的な状態「どうなりたいのか」を箇条書きにさせる
 ⇒ 最も理想的な状態になるための方法を出させる
 ⇒ その中から全員の共通項を見出しゴールを決める
 ⇒ 商品、サービス、戦略を決める
 ⇒ 振り出しに戻り、現状の問題点が解決できていれば合格

参加メンバーの能力を役職や立場をフラットにしてフルに活用するための方法
として使われたような記憶があります。
この方法、結構使えますよ。

こんなふうに思いを整理してみると
意外と見落としがあることがわかってきました。

一人で進めるわけだから、自分の案を自分で否定してみたり
疑問を投げかけてみたりして、1つのビジョンをまとめていく必要があります。

悶々。まだ悶々。
まだまだ続きます。

<<よだんタイムズ>>

頭って、同じところばっかり使ってたら他のところが動きにくくなりません?
そりゃー大変!たまには別の脳みそも使わなくっちゃ。

てなことで、この問題に挑戦!

 A町とB町は5km離れています。
 A町から最初時速3kmで歩き、途中から時速4kmで歩いたところ、
 1時間30分でB町に着きました。
 時速3kmで歩いた道のりは何kmでしょう。

な~んだ、簡単。
・・・え?式はどうするんだっけ?あれ?
私みたいに頭が錆びついているひとはだーれ?

答えは次回。
 

第一関門突破しました

2012年06月18日 | st.2 事業計画・資金調達
申請書の受理から半月。
第一審査通過の連絡が入り、説明会に行ってきました。

公的な支援がなければ、資金的にも企画的にも不十分であるため
これが途絶えると計画を練り直す必要があったのですが
嬉しい連絡に、小さくガッツ!

第一審査も難関だったそうですが
突破して説明会に参加したメンバーは思ったより多人数。

この中から、審査員に「これはいける!」と思わせた人だけが
最終審査を通過することになります。

提出する詳細な事業計画書はプロのアドバイザーの指導を受ける事が
できるので、しっかり活用して自分の不得意分野を補完していただこうと
思っています。

アドバイザーの先生は登録されている複数人の中からふさわしいと
思う方を担当として当ててくださるそうですが
私は一つだけ希望を出しました。
それは、「私が不得意とするコレとコレを導いてくださる方。」
限られた専門家の相談時間を有効に使うための一つの戦略です。

9月のプレゼンまでに100ページ近い事業計画書とプレゼン資料を
完成させることになります。

その場の空気に圧倒されながら周りを見渡していると
となりに座っていた女性がぽつり
「前に進むしかないんだなあ。もう。」
「そうですねえ。」と私。

みんな自分を追い込みながら、一人で立って行く決意を
固めるのでしょうね。

最終審査の結果は大切ですが、自分の目標を本格的な事業計画書に仕上げ
ることでより具体的な企画に育っていきます。
そんなチャンスがいただけることに感謝です。

さあ、明日から商圏分析に基づいた現場調査をスピードアップさせます。
なんだかワクワクしてきた♪

<<よだんタイムズ>>

 忘れるな。
 卵は自ら割れれば生命になるが、
 人が割れば料理の材料だ。

 「自分の仕事」をしろ。
 そして、「明日」が導く人生を生きろ。
             (キム・ナンド)

 いい言葉だなぁ。。。うっとり。
 

申請書と格闘の末、受理される

2012年05月27日 | st.2 事業計画・資金調達
売上計画と格闘すること数日。
避けては通れぬ道と覚悟を決め、ネット情報と本をながめつつ
なんとか数字を出してみました。

私は運よく担当の方がとても親切だったので
一次審査に合格するための書き方についてレクチャーを受け
書き直すこと数回。
やっと申請書を受理していただきました。

簡易版の事業計画書だと安易に考えていたけど、
アイデア程度の甘い考えはNG!
この初期の段階で、しっかり押さえておきたいポイントは

 コンセプトとターゲット
 他店と差別化できる特徴
 ターゲットを獲得するための出店計画地区
 平均客単価と売上目標

具体的には

・事業内容の新規性、独創性、市場性
 ⇒ 成功する可能性の裏付けとなる簡単なデータを添付
・協力者 ⇒ 資金面だけでなく技術面や家族の家事の協力なども
・地域への貢献度 ⇒ 地域の繁栄にどのように貢献するか
・出店計画地域 ⇒ 都市計画なども参考にして
・売上計画 ⇒ 数年後の目標数値を出す

そして、全ての項が流れるようなストーリー性を持っていること。

専門家の先生の指導を受ける前の段階だからと言っても
審査員の先生を説得するための材料は必要なのだ。

他の申請者が多い場合、競争率が高くなるらしいので
より明確な目標と新規制、独創性が必要になってくるらしい。

担当窓口の方は、その方法を知っているプロ。
素直に従うのが一番。

1次審査を待つ間、市場を調査しよう。
まずは、統計データから見えるターゲット出現エリアの絞り込み。

もちろん、市場調査という名の美味しいもの巡りも忘れませんよ~。


 


さっそく事業計画書につまずく(泣;)

2012年05月24日 | st.2 事業計画・資金調達
そろそろ資金計画を立てなければ、自己資金だけでは
とてもお店は開けません。
そこで、頼りにしているのがお役所関係のお助け制度。

助成金は返済の必要のないお金で、融資は借りれるお金。
できれば助成金をいただきたいのですが、なかなかの難関みたいです。

ネットで自分が対象となりそうな助成金や融資、創業支援などが
ないか、まずはチェック。

「○○市 創業 支援」「○○市 助成金」
とか、「厚生労働省 助成金」「経済産業省 助成金」などで
検索すると、色々出てきました。

私の場合、残念なことに助成金は該当しないので(T。T)
支援制度を申請することに。

これは、低金利でお金を貸してくれる融資と、経営のプロが
開店までのあれこれを無料で指導してくれるアドバイスがセットに
なっている心強い制度です。

そこで早速、申請のための簡易事業計画書を作成します。
ここで、私がおーきくひっかかったのは・・・
「売上計画」なるもの。

簡単に説明すると、
一人当たりの購入額=客単価と1日の来客数から一カ月の売り上げを
出して、そこから原価や固定費を差し引いたものが純利益となります。

それは理解できたのですが、いったいどれくらい集客できるのか
どれくらいが普通で、どれくらいが多いのか、まーったくワカラナイ。

そこで、『はじめての○○本』をぱらぱらとめくり、
「休日は120人を超す大人気」というおむすび屋さんの記事を見つけ
一日の目標を平均60人としてみた。

そして、お店の家賃はだいたいこれくらいかなあ
人件費は・・・経費は・・・
と、計算していたら

無いじゃないの。残らないじゃないの。
え?ほんとに?
という恐るべき数字が。

純利益が恐ろしく少ないことに目の前が真っ白に(*_*)

私の計算、どこか間違っちゃーいませんか?
と、あわてて担当者の方に聞くと
おもむろに、事例なるものを見せてくれた。

純利益率が、に・・にぱーせんと?
さんぱーせんと?これが現実?

食べ物商売がこんなに薄利とは。。。

そういえばあの時・・・(記憶が数年前にさかのぼる)
販促イベントにブース出展を勧める私に
こんにゃく製造会社の社長が怒ってこんなこと言ってたなあ。

「うちには広告費や販促費なんてもんはない!」

過去の記憶の中で、社長さんの声がこだまする・・・
やはり真実は現場にこそあるのだ。

ああ、これかあ。。

思考停止。