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そうだ!お店をはじめよう

普通の主婦が小さなお店を始めるまでの開店Story

こだわりの卵を探して

2012年12月18日 | st.6 仕入れ
仕入れはどこからしようか。
と考えたとき、生産者さんから直接仕入れるのが
一番早く価格も抑えることができる。

でも、少量を丁寧に作っている県北の生産者さんの場合
配達していただくのは難しいし、店をほっとらかして
何時間もかけて買い付けに行くことなどできっこない。

そんな素材は、卸し業者さんにお願いしようと思っている。
今日ご紹介いただいたのは、県北の養鶏場で純国産鶏もみじが生んだ卵
「吉宗のたまご」。
黄身が大きく濃厚ということらしいので、早速サンプルを取り寄せてみた。



まずは、キッシュの素材として使ってみて、一般の卵より
キッシュの味をどう引き立ててくれるのか。
そして、次に美味しさだけでなく、付加価値として何をメッセージとして
お客様に伝えることができるか、なのだ。

値段はスーパーの平均的価格の約2倍。
それだけの商品価値があるかどうかは、味+顧客への訴求力。
そもそも何がどう良いのかを明確にしなければ価値は計れない。

明日の朝は、10個入り98円の卵と6個入り230円のこの卵を勝負させてみよう。
家族に何も言わず、2種類のたまごかけご飯を出して、何を言うのか
聞いてみたいと思う。

先入観のない状態で何を言うだろうか。
味覚が純粋な10代は何を思うだろうか。

<<よだんタイムス>>

  出店エリアに迷っていた時に出逢った言葉

 「環境が市場をつくるのではなく
  商品が市場をつくるのだ」

  もう一つ付け加えるならば、
 「店と人が市場をつくるのだ」
  そう思う。

     

 


乳製品の仕入れ交渉に行く

2012年11月06日 | st.6 仕入れ
先日の取材がきっかけで、地元の牛乳メーカーの社長さんと
お話することができました。

自宅から15分ほど北に向かった場所にある牧場。
社長さんと1対1だなんて、ドキドキ。
新たに作り直した自己紹介カードと試作品を持っていざ牧場へ!


昔からある高級な牛乳というイメージだったので
恐い感じの社長さんなのかなあと勝手に想像していたのですが
迎えてくださったのは、とても柔和な感じの良い若い社長さんでした。

そして、地元では大手の企業さんが小売店向けの小ロットの卸しを
してくれることはないのかも、と思いながら
ダメ元で頼んでみたところ、「是非!」というお返事を即答いただき
卸価格で仕入れさせていただくことになりました。

やったー!!

嬉しかったのは、それだけではありません。
牧場や工場を案内していただき、牧場のルーツやこれからの
方向性、社長の想いをじっくりお話していただいたこと。

丁寧にお客様の声を聞いて商品づくりをしようと思っている
私の考えと相通じるコンセプトや企業理念を聞いて
おつきあいが長くなることを願ったのでした。


帰りには、試食品の牛乳をいただき
いつかお店が軌道にのったら、若いママたちが集まる会を催し
今日お話いただいた子育てのお話をしていただくことを約束しました。

今回、勉強になったのは代表者として何を語るのか。です。
社長さんは壁に貼ってあった企業理念をそのまま私にストーリー仕立てで
お話してくださっていました。

企業理念、コンセプト=代表者の想い、言葉

だからこの人に任せようとか、信じてみようとか
引き寄せられるのだと思います。

大きくなっているのは理由があった。
のです。

ここは真似してみようと思います。
いつでも話せるように練習しなきゃ。


商品にぴったりの珈琲豆選び

2012年09月12日 | st.6 仕入れ
今日は、珈琲専門店に行きました。
ネットを調べると焙煎所直送の珈琲豆は色々あるのですが
今回は、自分の味覚を信じて、「この店」と決めていた専門店に
行きました。

12年ほど前に、偶然立ち寄った自家焙煎珈琲の店。
人目につかない場所にひっそり建っているので
あまり出入りしている様子がない店ですが
あの日感動した珈琲の味と香りを今でもしっかりと覚えています。

「こんなに美味しいコーヒーは生まれて初めて」

あまり、珈琲にこだわりがない私の目を覚ましてくれた一杯です。
主婦ですし、仕事もしていたのでその後通うことはありませんでしたが
自分のお店を出すとなったら、やはり自信を持って「美味しい」と言える
豆を選びたいですよね。

そこで、マスターに聞いてみました。
「バターの効いた洋風総菜やパイに合う珈琲はどれですか?」

やはり専門家に聞くのが一番。
数ある豆の瓶からすばやく5つを提案してくださいました。

「では、この中から更にこれは!という豆を2つ選んでください。
 買って帰ります。」

世界各国の豆を取り寄せている店だけに、ブレンドも多種多様。
今回は、「あまーぶれんど」と「東チモール・アラビカ」の豆を挽いてくださいました。



早速、自店の主力商品となる総菜ケーキと一緒に試飲。
香り高く、味わいも深いのにすっきりした後味。

やっぱりここにしよう。
そう思ったのでした。

コーヒーは一般的に利益率が高い商品なので、少しぐらい高い豆を
使ったとしても、利益は十分出ます。
たとえ卸価格にならなくても、
まずはマスターが選んでくれる豆で勝負しようと思います。
もちろん、自作商品を持って試食していただいてから
改めてブレンドを仕上げていただきます。

本当に美味しいからみんなに味わってもらいたい。
 楽しみ♪