写真の、この一台のピアノが、仙台の皆さんに力を与えています。
5月中旬、仙台に行きました。
そこでのことを少し書かせていただきます。
知的障害や高次脳機能障害と言われる方々が働く「びすた~り」(ゆっくりの意)というレストランがあります。
古い民家に手を入れて、さまざまなコンサートを行いながら運営されている、このレストランはいつも満席です。
その中央にあるピアノに、地震で崩れた壁土が降り注ぎ、補修には30万円という見積り。
それでも全国の仲間から寄付金が集まり、今では再び元の美しい音質で来店者をなごませています。
仙台では駅前での週末の合唱は、市民自身が大いなる励みを受け、4月のみで200万円以上の寄付金が(障害者施設の再生のために)集まったそうです。
多くの被災者の中で、あまりめだたない障害のある方々への支援は、とてもゆっくりではありますが、温かい気持ちで進められています。
KAIT支援ブログ管理者