神奈川工科大学/災害支援関連ブログ

2011年4月開始の「東日本大震災被災者支援ブログ」を名称変更し、さらに広い支援活動に関する実践、教育、研究を掲載します

2022年3月16日深夜、宮城、福島で最大震度6強の地震が起きました

2022-03-17 13:21:47 | 地域と共に
     

 3月16日の夜、23時36分に、福島県沖を震源とする地震がありました。宮城、福島両県で最大震度6強を観測しています。気象庁は両県に一時、津波注意報を出していましたが、水位の上昇で被害をもたらすまでには至っていなかったようです。しかし、本日の朝の時点で、宮城県で3人、福島県で1人の死亡が確認されたそうです(警視庁)。総務省消防庁によると、東北などの9県で計107人がけがをしたとのこと。交通網への被害もあちこちに出ており、特に新幹線の車両が脱線したということで大変なことが起きていることがわかります。ほんとうに1日たりとも油断できないです。  
 ここ神奈川の地では、体感として室内を立って歩きにくく、ものが落ちないまでも激しい揺れの音に恐怖感を覚えました。

 本日、当大学・地域連携災害ケア研究センターとして、まさしく避難などに関するミーティングを予定しておりました。まずは、昨日の東北での透析医療への影響について、JHAT(日本災害時透析医療協働支援チーム、当大学に本部が置かれています)の本部長である教員から報告を受けました。JHATでの状況把握(病院の停電の対応把握など)に深夜3時近くまで対応に追われていたとのことでした。それでも、大きな問題がなかったようで、よかったです。その後、災害看護学を担当している教員等と避難の大学での具体的な動きを作っていくための作業プロセスについて話し合いました。大学は、学生を守ると共に、地域を守るための準備をしていることが必要です。

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地域連携災害ケア研究センター幹事
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近隣社協と災害関連のミーティングしました

2022-02-18 11:12:33 | 地域と共に
 一昨日、2022年2月16日、大学が所在する神奈川県の県央地域にある2つの市社会福祉協議会の地域福祉担当の方々とzoomミーテイングをしました。神奈川県のちょうど中央に位置する当大学は、県央地区、県央圏域と言われるエリアです。そこには二次医療圏域としては、7市町村があります。災害時は市単位でばらばらな動きをしていても対処できません。エリアを広くみて、相互に協力し合う必要があります。それぞれの市社会福祉協議会は、災害時にボランティア支援センターが稼働することになると思いますが、それらが相互に協働して機能するために、今後は2つの社協から広く県央地域の社協とのネットワークも作っていきたいと思っています。

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地域連携災害ケア研究センター幹事
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震災で障害を負った被災者による経験共有

2022-01-18 15:38:03 | 地域と共に
          KAIT広場 


 2022年1月17日の神奈川新聞によれば、阪神大震災で障害を負った被災者と、東日本大震災で宮城、福島県から県外へ避難した人たちの交流会が、神戸で開かれたという。3日間生き埋め状態になり、救出後も障害が残り、リハビリでなんとか歩けるまでに回復した方の語りや、福島から避難した母子が避難先の大阪北部地震を経験。それでも前を向いて生きる息子さんを見て安心している現在の心境のお話などが紹介されていました。災害が起きることは、それによりさまざまな疾病や障害を伴うことがあり、それらを最大限に防ぐ手立てを私たちは考え続け、対策を講じることが求められています。

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地域連携災害ケア研究センター幹事

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災害時の連携を考えるかながわフォーラム、開催される

2022-01-14 10:44:49 | 地域と共に
      2022.1.6.小雪でも街は弱いものです

 一昨日、2022年1月12日(水)に、「災害復興くらし応援・みんなのネットワークかながわ(準備会議)」の主催で次のような内容でイベントが開かれました。
 <災害時の連携を考えるかながわフォーラム>
◎基調講演 災害時の多様な主体による連携・協働の必要性、全国での取組紹介
      講演者 NPO 法人全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)
      事務局長 明城 徹也さん
◎話題提供 県内市町村域における災害に備えた連携推進の動きについて
  報告者[平塚] 坂田 美保子さん (ひらつか市民活動センター センター長 / NPO 法人湘南NPO サポートセンター 理事長)
     [厚木] 小川 喜道 (神奈川工科大学 地域連携・貢献センター センター長 / 地域連携災害ケア研究センター 副センター長)
     [横須賀] 沼崎 真奈美さん (横須賀市立市民活動サポートセンター 館長 / NPO 法人YMCA コミュニティサポート)
◎報 告 かながわボランタリー活動推進基金21 協働事業 「広域大規模災害に備えた平常時からの行政、社協、NPO 等の連携体制構築」について

このzoomでのイベントでもあり、多くの市町村行政の方々の参加、災害関連に関わらず民間の団体、組織の方々が熱心に参加されていました。"平時からの顔の見える関係"、そうした連携が、災害時の対応を円滑にするものと思われます。そうした下地が徐々に神奈川にもできつつあるのではないかと思います。神奈川工科大学としても、そうしたネットワークの一つとして、また、専門的な役割も発揮していければ・・・と強く感じました。

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地域連携・貢献センター幹事
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今年も年の瀬となり、振り返れば厳しい年でしたね

2021-12-27 15:22:55 | 地域と共に
     

 2021年12月27日(月)、明日は大学も点検のため断水・停電となり、休みとなります。学生の皆さんは、卒業研究などが追い込みとなっており、ゆっくりはできないかもしれませんね。
 ところで、先日、日本海溝・千島海溝地震でマグニチュード9級の巨大地震が起きた際の被害想定を、政府が公表しました。驚くべき数の被災が想定されています。死者想定19万9千人! この死者はほとんどが津波によるものとみられ、早期避難の徹底により8割減少させることができるとしています。ここ神奈川をみれば、南海トラフ巨大地震で32万3千人の犠牲、首都直下型地震で2万3千人。私たちの時代にこれだけの災害が想定されることを考えると、いかに日頃の心構え、あるいは情報共有をしてすばやい行動をとるか、そこにかかっていると思います。自然災害は止めることができない、むしろ、人間がどれだけ賢く生きていくか、そこにかかっていると思います。
 来年もまた、ささやかなブログではありますが、発信し続けていこうと思います。どうぞよろしくお願い致します。

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地域連携災害ケア研究センター幹事


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