神奈川工科大学/災害支援関連ブログ

2011年4月開始の「東日本大震災被災者支援ブログ」を名称変更し、さらに広い支援活動に関する実践、教育、研究を掲載します

住民の皆様、防災行政放送の聞こえ調査にご協力、ありがとうございます

2021-11-22 15:37:24 | 研究・啓発
     

大学近隣地区の住民の皆さんにご協力をいただき、防災行政放送の聞こえについて実態調査をさせていただきました。情報学部の上田研究室は、大学の地域連携・貢献センターと共に、市危機管理課と何回も調整をし、行政との協働による今回の調査にこぎつけました。
災害の緊急事態に対応する上で、これまで、防災無線放送が大きな役割を果たしてきたと思いますが、それとは裏腹に聞こえづらさも課題として挙げられていました。実際には、さまざまな代替手段を使い、一人ひとりの身体的、環境的な条件に合わせた情報提供が必要です。その情報のベースとして、現在、どこの自治体も行っている行政放送について、聞こえの実態調査をアプリを使って、聞き取りの調査を行いました。厚木市の協力の下で、11月18日(木)と21日(日)に試験放送を流していただき、また、広報にあたっては大学の地域にある公民館のご協力を得て、「公民館だより」に「調査のおねがいの案内」を付けて配布していただくなど、全面的な住民の方々のご協力の下で行われました。今後、ご回答いただいたデータを分析していくことになりますが、大学と行政、地域の方々と一緒に課題に取り組む事例となっています。結果が出ましたら、このブログでも紹介していきたいと思います。

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地域連携災害ケア研究センター幹事
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2021年9月7日に実施した災害ケア基礎講座の報告書発行

2021-10-14 16:37:01 | 研究・啓発
   

 2021年9月7日に「防災・災害ケア基礎講座」を実施しました。このブログに以前にも掲載したのですが、熊本地震の際に数百人以上の避難者を受け入れた熊本学園大学の報告を基調講座としたもので、非常に示唆に富む内容となっています。高齢や障害など生活にいろいろと不便を抱える人も断ることなく、誰をも受け入れる姿勢をもって取り組んだ避難所運営は、これからの時代に必要なあり方とも言えます。
 そして、各具体的な講座として、厚木市危機管理課、当大学管財課、そして生活不活発病防止のちょっとした試みの紹介や情報収集に気を付ける点などをそれぞれの分野の教員から報告。異なる内容をいくつか盛り込んだ基礎講座となっています。
 来週には当大学地域連携災害ケア研究センターのホームページからダウンロードできるようにします。冊子としても印刷を今月中に仕上げる予定ですので、ご希望の方はご連絡ください。

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地域連携災害ケア研究センター幹事

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地域の行政防災無線の聞こえを調査し、みんなの安全を守れるように。

2021-09-24 16:05:47 | 研究・啓発
     

 2021年9月21日、地域の自治会連絡会の会長さんと音響工学の上田先生、卒業研究生と地域連携・貢献センターのスタッフでミーティングをしました。災害の第一次的緊急伝達の手段として、以前から防災無線が使われていました。地元厚木市も280か所以上、防災無線放送が設置されています。音楽やサイレンとしては聞こえても、言語の放送については理解しにくいということが、よく言われています。そこで、最終的にはどのような条件の方にも必要な情報が伝達できるよう、個別ニーズに合わせた多様な手段、支援が必要です。そこで、これまでピンポイントでの調査は続けてきましたが、面として把握するため、防災無線の聞こえのごくごく簡単な調査を大学近隣の地域の方々の多くにご協力いただいて調査することを検討しました。一番は地元に住む方の理解を得るところから・・・。住民の代表である会長さん、学生と研究者で、どのような方法が一番、皆さんにご協力いただけるか、検討しました。

 大学は地域の方との連携で安全・安心を作り出す働きをしていきたいと思っています。

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地域連携災害ケア研究センター幹事
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市内公民館に防災無線放送の聞こえ調査のご協力をお願いしました

2021-06-28 14:47:20 | 研究・啓発
     

 神奈川工科大学地域連携災害ケア研究センターの所員である上田麻理准教授(音響工学)の下で進められている地域の防災無線放送の聞こえに関する調査の協力を、2021年6月25日(金)に市役所で行われた地区市民センター長(公民館長)会議にて、お願いしてきました(専門ではない、このブログ管理者が出向いてきました)。
 この調査は、市の危機管理課と協働しながら進めている災害時の一次連絡として重要な防災放送の聞こえに関する調査です。自治体の先行調査を調べたところ、ほとんどが災害時のアンケートの一つとして項目が作られているのみで、聞こえの段階別評価や環境音などの影響を加味した分析をしているところは、まれでした。当大学では、市内15公民館の職員の方の協力を得て昨年一回実験的な調査をしましたが、今回は梅雨時でもあり、雨天時にも聞こえの調査をしっかりとしたいと、ご協力依頼をさせていただきました。公民館の職員の方は、戸外で放送を聞いていただき、アプリのアンケートに回答していただくだけなので、非常に簡単なご協力でデータを集約することができます。
 上田研究室では、災害時の「音情報」に関する研究を進めていますので、いずれ、災害ケア研究センターのホームページに掲載したいと思います。

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地域連携災害ケア研究センター幹事

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災害ケア研究センターの避難所ケア研究会を開きました

2021-05-31 13:43:42 | 研究・啓発
  

 2021年5月28日(金)、皆、なかなか時間が取れず、2か月に一回程度の会合しか開けないのですが、久しぶりに3密を避ける会議室にて、ミーティングを開くことができました。
 参加者は、看護学科から2名、基礎教養・教育センターから1名、管財課から1名、企画入学課から2名、地域連携・貢献センターからは3名です。
 ・地域連携災害ケア研究センター主催でシンポジウム開催の確定!
 ・主に学生向けに防災・災害対策講座の開催、今年は試行で4回ほど、中身はもう少し検討!
 ・来年からは本格的に災害時に貢献できる学生の育成を企画!
 もうすぐ夏、台風も到来するでしょうし、自然災害が年々大きくなってきている今、私たち大学でできることを少しずつ積み重ねていきたいと思います。

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地域連携災害ケア研究センター幹事
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