大学近隣地区の住民の皆さんにご協力をいただき、防災行政放送の聞こえについて実態調査をさせていただきました。情報学部の上田研究室は、大学の地域連携・貢献センターと共に、市危機管理課と何回も調整をし、行政との協働による今回の調査にこぎつけました。
災害の緊急事態に対応する上で、これまで、防災無線放送が大きな役割を果たしてきたと思いますが、それとは裏腹に聞こえづらさも課題として挙げられていました。実際には、さまざまな代替手段を使い、一人ひとりの身体的、環境的な条件に合わせた情報提供が必要です。その情報のベースとして、現在、どこの自治体も行っている行政放送について、聞こえの実態調査をアプリを使って、聞き取りの調査を行いました。厚木市の協力の下で、11月18日(木)と21日(日)に試験放送を流していただき、また、広報にあたっては大学の地域にある公民館のご協力を得て、「公民館だより」に「調査のおねがいの案内」を付けて配布していただくなど、全面的な住民の方々のご協力の下で行われました。今後、ご回答いただいたデータを分析していくことになりますが、大学と行政、地域の方々と一緒に課題に取り組む事例となっています。結果が出ましたら、このブログでも紹介していきたいと思います。
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地域連携災害ケア研究センター幹事