神奈川工科大学/災害支援関連ブログ

2011年4月開始の「東日本大震災被災者支援ブログ」を名称変更し、さらに広い支援活動に関する実践、教育、研究を掲載します

産学官民の方々と災害関連の会合を開催

2021-11-30 13:55:01 | 地域と共に
     

 本日、2021年11月30日、厚木市、地元地区自治会連絡協議会、隣接企業、SDGs学生グループ、防災関係の研究室学生の方々と共に、災害に関わる意見交換会を開きました。
 最初の1時間は、大学の防災、災害時の対応に関する備品、備蓄品、建物構造などについて見学ツアーを実施しました。その後に、そうした設備などに関して質疑応答、学生の皆さんからたくさんの意見をいただきました。企業からも多数の社員をもつだけにいろいろと対策を考えていかなければならないことについてお話がありました。
 当大学は、学生を中心に災害時のマニュアルなどを作っていく予定となっていますが、避難者に乳幼児をもつ家族の場合や疾患をもつ人の場合などを心配しての意見も出ました。そうしたことに気持ちを添わせることが大切だと痛感しました。さまざまな示唆に富むご発言を自治会連絡協議会の会長からも受けました。
 これからの道筋は、市内に当大学も含めて5大学が存在するので、情報を共有しながら進めていくつもりです。こうした集まりを継続していきたいと思います。

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地域連携災害ケア研究センター幹事


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住民の皆様、防災行政放送の聞こえ調査にご協力、ありがとうございます

2021-11-22 15:37:24 | 研究・啓発
     

大学近隣地区の住民の皆さんにご協力をいただき、防災行政放送の聞こえについて実態調査をさせていただきました。情報学部の上田研究室は、大学の地域連携・貢献センターと共に、市危機管理課と何回も調整をし、行政との協働による今回の調査にこぎつけました。
災害の緊急事態に対応する上で、これまで、防災無線放送が大きな役割を果たしてきたと思いますが、それとは裏腹に聞こえづらさも課題として挙げられていました。実際には、さまざまな代替手段を使い、一人ひとりの身体的、環境的な条件に合わせた情報提供が必要です。その情報のベースとして、現在、どこの自治体も行っている行政放送について、聞こえの実態調査をアプリを使って、聞き取りの調査を行いました。厚木市の協力の下で、11月18日(木)と21日(日)に試験放送を流していただき、また、広報にあたっては大学の地域にある公民館のご協力を得て、「公民館だより」に「調査のおねがいの案内」を付けて配布していただくなど、全面的な住民の方々のご協力の下で行われました。今後、ご回答いただいたデータを分析していくことになりますが、大学と行政、地域の方々と一緒に課題に取り組む事例となっています。結果が出ましたら、このブログでも紹介していきたいと思います。

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地域連携災害ケア研究センター幹事
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学生の皆さん、昼食を100円で力を付けましょう

2021-11-17 14:59:18 | 支援
     

 神奈川工科大学で、対面式授業、卒業研究などにて入構されている学生の皆さんへ
 学生課より連絡が配信されていることと思いますが、本学の後援会より「健康支援」として、昼食を100円にて提供しています。
 期間は11月15日(月)~12月24日(金)の授業日です。
 前期にも実施してとても盛況だったようです。学生の方々は、生活費もかかる中、アルバイトも減り、厳しい状況に置かれていることも多いことでしょう。寒い季節に入ってきました、昼食で力をつけてくださいね。

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地域連携災害ケア研究センター幹事


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地域の人々に気配りできるといいですね

2021-11-08 16:32:24 | 地域と共に


 幼い頃、小学生の低学年の頃だったでしょうか。東京の都心から少し外れて、井の頭線の吉祥寺寄りのところに住んでいました。当時は、まだ田んぼと栗林ばかりで、沼でザリガニ釣りをしたり、線路を渡って井の頭公園から流れ出る川で水浴びをしたりしていました。夏にはその田んぼにたくさんのホタルが飛び交っていました。それを採ってきて、蚊帳(かや)の中で放して眺めたり(このような話は学生さんにはわからないかな~)
 ところで、ある秋のこと、民家から遠く離れた、その田んぼの脇にある小さな小屋のようなところにお年寄りが一人で住んでいました。台風だったのでしょうか。田んぼも埋まるほどの水があふれて、その小屋のような家も床下から床上へと浸水しそうになっていたんです。そこに板を担架代わりにして大勢の男手の人たちが助け出していたのを、はらはらしながら、遠目に見ていたことを今でも覚えています。ふだん、人付き合いもないような人でしたが、その時には大勢の方が救い出すのに声を掛け合っていたと思います。映像は浮かび上がるのですが、どのようないきさつで、どのような会話があったかは、わかりません。
 当時、その地域で洪水になることはあまりなかったように記憶しています。雪は今より降ることが多く雪遊びをしていたことは思い出しますが・・・。でも、普段の関わりは薄くても、その時は、皆、命を守るという自然な行動で助け出したと思います。
 今日では、災害対策というとシステムや事柄によっては分野別に専門性を発揮して稼働させようとしていると思います。当大学もそうしたことで、動いていると思います。よいことです。しかし、ふと寂しい思いもよぎります。社会の中で人間が自然に助け合い、守り合うという姿勢が欠けていないだろうか・・・と。災害ケアって、人間の自然な行為として皆の心の中に植え付けられていてほしいです。

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地域連携災害ケア研究センター幹事

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