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我らが森保ジャパンにとって、「ドーハの歓喜」とも呼ばれたワールドカップカタール大会も連覇を目指すフランス🇫🇷とメッシのW杯最後と言われるアルゼンチン🇦🇷との決勝、いよいよフィナーレを迎えました。いや~今から楽しみですね。
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◆コーチング
スポーツ、勉強、ビジネスシーンなどで指導する意味のコーチングと言う言葉があります。コーチングはcoach=馬車に由来し、大切な乗客(選手)を無事目的地まで送り届けるという意味があるそうです。
コーチ学とはまたちょっと違うようですが、コーチを志す以上その分野の勉強はやはり必要でしょうね。
昨年の東京2020オリンピックで柔道の監督を務めた井上康生氏は現役引退後、英国にコーチの勉強に行ったと以前聞きました。コーチの何たるかをきちんと学ばれたのでしょう。東京2020オリンピックでの柔道競技でのメダルラッシュがわかるような気がします。
今の時代、「気合だぁ〜、根性だぁ〜」は通じません。前回の東京オリンピックの女子バレーチームを率いた大松博文監督のような「俺についてこい」式の指導はもう過去のものです。
でも、一部の学校、特に名門と言われる学校の運動部では、未だにパワハラ的な指導者がいるのも事実で、よくニュースになります。当たり前ですが、子どもたちはコーチの名声のためにいるのではありません。指導とコーチの何たるかを全く理解できない昭和的な指導者なのでしょう。困ったことです。
聞きかじりですが、サッカーの監督になるのには、ライセンスが必要だそうです。名選手といえどもライセンスを得ないと簡単に監督、コーチにはなれません。
私見ですが、特にライセンスを必要としない、成功体験だけの往年の名選手が未だに指揮をとっているスポーツには未来は無いと思います。名選手≠名監督ですね。
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◆心のケア
それから、昨年開催された東京2020オリンピックでは、選手のメンタルヘルスも問題になりました。体操女子のアメリカ代表のサーモン・バイルス選手がメンタル不調から途中棄権したことは記憶に新しいところです。
また、女子テニスの日本代表大阪なおみ選手もメンタル不調だったことを告白、一部の心無い人たちからバッシングがあったのには正直驚きました。世界的なスポーツ選手でも、スポーツ選手=メンタル強い、のではありません。特に個人競技は、自分との戦いなので特にメンタルサポートが必要ではないかなと思います。
メジャーリーグで活躍した元野球選手の長谷川滋利さんが、以前、何かのテレビ番組で「アメリカのメジャーリーグにはKOされたピッチャーがベンチに帰るとメンタルをサポートするスタッフ(カウンセラー?)が待っていて、いろいろメンタル面のサポートしてくれるのに驚いた」と話していました。
また、かってプロ野球の千葉ロッテマリーンズのボビー・バレンタイン監督は野球経験のない心のケアをする専門のスタッフを置いていたと記憶しています(間違っていたらごめんなさい)。
話をサッカーに戻すと、今回のクロアチア🇭🇷戦のように、ここ一番でPKを失敗すると、その後の心理面(メンタル面)はどうなのでしょうか。キャプテンの吉田麻也選手でさえ、泣きすぎて体調が悪いと言っていました。
それがトラウマにならないとも限りません。いつか再びPKでボールを蹴らなくてはならなくなった時、クロアチア🇭🇷戦でのPKシーンがよみがえることがあるかもしれません。
このような時にこそ成功した選手、失敗した選手、どちらにも心のケアが必要ではないでしょうか? 今回のクロアチア🇭🇷チームを見ていると、クロアチアにはスタッフの中にメンタルヘルス担当の人がいたのかもしれません。
でも、日本のスポーツ界にメンタルの専門スタッフがいるとはあまり聞いたことがありません(知らないだけかもしれませんが)。何度も書きますが、未だに気合いや根性を言っている競技に未来はないかもしれません(生意気ですが)。
オリンピックやサッカーワールドカップに限らず、多くのスポーツで、勝ったとき負けたときに、選手の心をきちんと受け止めてサポートする体制をとることもこれからのスポーツ界にとって、大事なことだと思います。
それができてこそ、まだ見ぬ高みへ到達出来るかもしれません。
いつもの戯言です。どうぞご放念ください。
終わり
備考:カバー画像は「©いらすとや」さんのイラストを使わせて頂きました。感謝!