翁の徒然なる日々

日々是自遊

今年の夏は忘れられない特別な夏・・・

2022-08-20 19:30:00 | 日々の徒然
夏休みも早くも終盤、時候の挨拶も残暑見舞いになりました。今年の夏は、私にとって忘れられない特別な夏となりました。
◆猛暑と愛猫の死
梅雨が早々と明けたと思ったら、6月下旬頃から猛烈な暑さ、この暑さのせいか、6月30日、我が家の愛猫が18歳3ヶ月の天寿を全うしました。昨年末頃から持病の腎臓病が悪化、週に2度ほど点滴のため動物病院に通っていましたが、6月下旬の季節外れの猛暑で力尽きました。

最後の数日間は、猛暑の中、痩せこけて小さくなった身体で懸命に生きようとする姿を見て、見ているのも辛かったですが、自分も元気に頑張るゾ、と、逆に励まされたような気持ちになりました。

そして、小さなお骨になって、我が家に戻ってきましたが、今でもそのへんに隠れているように思え、少しロスの状態が続いています。😹
さらに、

◆衝撃的な出来事
7月8日午前、衝撃的な出来事が起きました。安倍晋三元総理銃撃事件です。
夏の参議院議員選挙の投票日を2日後に控えた7月8日(金)の午前11時半過ぎ、スマホに「安倍元総理が選挙遊説中に倒れた」とのYahooニュースのプッシュ通知がありました。

「暑いから熱中症か何かかな」と、ニュースを見るとどうやら銃撃されたようだと言う内容の速報記事でした。 

こりぁ大変とテレビをつけると、現場は奈良県西部の近鉄大和西大寺駅前ロータリー付近でした。

◆あっ あの場所!
この現場は、今から10年程前に奈良大学通信教育部に在籍していた頃、夏のスクーリングの折、駅の近くの商業ビルにある「奈良時代、称徳天皇の発願で建立されたとされる尼寺『西隆寺』の回廊跡」の遺構を見に行ったことがあり、平城宮跡も近いことから数回行ったことがありました。テレビを見て「あっ、あそこだ」と、思わず声を上げました。

テレビ画面からは、現場の騒然とした雰囲気が伝わってきました。犯人はその場で取り押さえられ、山上徹也(41歳)容疑者と氏名が明らかになりました。

参院選の投票日を2日後に控えていた日だったので、テレビ画面からは「民主主義への挑戦だ」とか「言論封殺だ」と言う言葉が飛び交いました。そして、当然、政治的な背景は? と関心が高まりました。

何しろ投票日間近でしたので、「特定の宗教団体に恨みがあり、安倍元総理が関係していると思い、狙った」と言う供述のみで、詳細は選挙後に持ち越しになりました。

安倍元総理は、心肺停止の状態でドクターヘリーで奈良県橿原市の奈良県立医科大学附属病病院へ搬送され、昭恵夫人の到着を待っていたかの如く午後5時過ぎ、訃報が流れました。享年67歳。まだまだ十分働ける歳です。

特別、安倍元総理を支持していたわけではありませんが、持病を持ちながら、地球を俯瞰する外交を展開、むしろ海外でイキイキとご活躍されました。その点は評価していました。

◆人の世の儚さ
歴代最長の総理大臣を務めた元権力者も直前までお元気に演説をしていたのに、一発の銃弾で倒れ帰らぬ人となりました。世の中の不条理、生命の儚さを痛感しました。
我が家の愛猫も同じです。生けとし生けるもの、生命には限りがあることをあらためて実感しました(猫と一緒にしてすみません)。

◆卒テレビ
その日は、この事件を夕方まで約半日間、テレビをつけて視ていました。そして、この事件をきっかけにテレビを視るのが何となく辛く、嫌になりました。

今はニュース、天気予報、昔の朝ドラ視聴など短時間しかテレビをつけません。でも何の不自由も感じません。そんなものです。もう卒テレビです。

そして、その後、この事件は思わぬ展開となり、宗教団体を巡って政治と宗教と言ったセンシティブな問題に発展、テレビ屋さん、テレビ芸人さんたちがワイドショーなどで、嬉々としていろいろなことを言っているようです(テレビを視ないのでわかりませんが)。

そして、一部の野党界隈も無念の死を遂げた故人を悼むことなく政治問題化しているようです。残念ですね。

以上、翁のいつもの戯言です。ご放念頂けると幸いです。

終わり



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