下手のチェロ好き

気づけばチェロ歴7年目に入った、アラフォー女子。
上達しない理由を息子や仕事のせいにする、言い訳日記です。

決戦は、月曜日

2009-10-25 02:21:40 | cello
土曜日、3時間程の睡眠で朝8時に息子に叩き起こされるところから、一日が始まる。

息子を連れて、雨の中を散歩。
近くに弦楽器の工房が出来たので、行ってみる事に。
外からチェロがたくさんあるのが見え、気になっていたのだ。
中に入り話を聞くと、どうやら修理がメインの工房らしい。
分数楽器について、定期点検代、毛替え代について、聞き込み。
「松ヤニアレルギーの人のための松ヤニ」…こんなものもあるのかと、驚く。
実は最近じんましんで皮膚科に行った時に、私は松ヤニアレルギーじゃないかと尋ねてみたのだ。
「松ヤニだったら、部分的にではなく、全体に出ますよ」と、先生。
とりあえずホッとしたのだった。

息子が突然「バイオリンはどれ?」と言う。
あれ、と指すと「がっくん、バイオリン弾きたいの」と言う。
「だって、キバが弾いていたんだもん」と、息子。
キバとは、仮面ライダーキバの事。
最近観た映画で、キバが弾いていたのをみたのが、原因らしい。
「がっくん、チェロやるんじゃなかったの?」内心の動揺を、抑えきれない私。
「うん、チェロは弾かないの。バイオリンがいいの。」
「バイオリンの方が競争激しいから、やめようよ」
「やだ~、バイオリンがいいの~」
工房の人が、笑っているのが見える。

バイオリンでもいいか…そう思い直しての帰り道、スーパーに寄ると、息子はお菓子売場へ。
仮面ライダーWのオモチャ付きのお菓子を買ってくれと言う。
私「もうダメ。午前中に買ったばかりじゃないの。」
息子「お願いしましゅ。買ってください。」
ピンと閃き、言ってみる。
「これ買ってあげたら、バイオリンじゃなくて、チェロにする?」
「うん。がっくん、チェロやる。」
…あ~、そんなもんだよね。
ママは嬉しいのか嬉しくないのか、ただ単にがっくりして、お菓子を買って帰ったのでした。

夜、Y野の先生から、ようやくのメール返信。
「こんばんは。
曲…………
なんでもいいですが……
間に合えば。。。
とりあえず判断は月曜に!

常識の範囲内なら弓は切ってもいいので、なめらかに。
ひたすらなめらかに!」

お返事ありがとうございます。
とりあえず、決戦は月曜日。
それまでに、少しでも形にします。
大丈夫ですってば、先生。
冷たく、鋭く、愛がなく…そんな弾き方はしませんってば(根にもっています)。

とはいえ、昼寝もしなければ、夜寝るのも遅かった息子。
集中して練習出来たのは、1時間程度。
ボーイングは常識の範囲内(これがビミョー)なら切ってもいいというので、注意したのは主に、なめらかに弾ける運指と音程とビブラート。
とにかく、指に体に覚えさせる。
「王妃の恋」の具現は、今日は全然無理。。

一日、長かった。
疲れました。
寝る直前まで、元気だった息子。
頼む、明日は良い子でいてください。
明日は雨、家から出られない限り、運動は無理。
かなり絶望な感じなんですが…ここは、ショパンでいきたいんじゃ。
ピアノを一生懸命弾いていた時代に、先生に絶対弾かせてもらえなかった、因縁のショパン。
今度こそ陽の目をみるために、なんとしても練習時間を作る。
まずはシンケンジャーが始まる前に起きるところから、はじめましょう。