下手のチェロ好き

気づけばチェロ歴7年目に入った、アラフォー女子。
上達しない理由を息子や仕事のせいにする、言い訳日記です。

ああ、時間がほしい

2011-02-23 16:13:52 | cello
月曜夜、1時間ハイドンのディベルティメント&クレンゲルの無言歌の練習。

ディベルティメントでメトロノームの練習ははじめて。
確実に拍を間違えているところを発見。
これではアンサンブルが合うわけないと、モーレツに反省。

無言歌は、サイレントチェロ的に?発音がぼやけている感じ。
サイレントチェロで発音をくっきり練習してしまうと、生チェロで超硬い音色になってしまうのだろうか?
「かげみさんは、ほどほどの硬さで良いから」そう先生に言われる私の場合、あり得るなあ。。

最近ようやく息子が、豆電球のみで寝られるようになった。
「地球に優しい男になったな」
そう息子に言うと、
「違うよ、お兄ちゃんだよ」という息子。
お兄ちゃんという言葉が、最上級の誉め言葉らしい。

あんまり熟睡しすぎて、おねしょに気づかなかった息子。
「トイレに行った夢を見たの」
あら、そう。
久しぶりの事だし、怒りませんってば。

昨夜、プールの息子と目が合う。
いつもは手を振るところ、ラブ注入をしたら、ブロックされてしまった。
おのれ(怒)

「ママが優しいうちに、早く寝なさい」
寝床で私がそう言うと、
「優しいママはどこにいるにゃ?」と、キョロキョロ。
激怒。
「先に寝た方が勝ちね。
ママが一番!」
「違うよ、僕だよ!」
二人とも争って就寝。

今朝7時30分起床。
ああ、朝なんか来なきゃいいのに。
睡眠と食べる事だけが楽しみの、繁忙期突入です。

月曜日は、Y野の日

2011-02-21 22:08:20 | cello
会計事務所の雰囲気が嫌いというお客様、けっこういらっしゃいます。
シ~ンとしていて、いたたまれないと、みなさんおっしゃいます。
この時期特に、余裕がなくて営業モードに入れず、無言モードになりがちの私たち。
3月15日に向けて、どんどん無言になります。
確定申告を税理士に頼む方々、くれぐれも早めに持ち込みください(ぺこり)。

本日出張にて、山手線をワンピースがジャックしたようで、「ゴムの手線」というステッカーが、貼ってありました。
ああ、写メ撮っとけばよかった。

夕方、息子を保育園に迎えに行く。
今日は何したの?といい私に、「オダギリさま」の歌を歌ったという息子。
オダギリさま?
さて、なんの歌でしょう?

この時期どちらかが残業、今日は旦那が残業のため、家で夕食を作って待つ。
「練習してなくても、遅れてもいいから、レッスンに来なさい」
先生に叩かれ、旦那の到着とともに家を出る。

到着8時。
30分間、風邪気味のI田さんに個人レッスンをさせてしまった。
ふだんグループレッスンなので、心の準備なく個人レッスンになると、けっこうツライのです。

ハイドンのディベルティメント、フィナーレ。
同じフレーズの弾き方が2人とも違い、拍の長さが違い、どんどんずれていく。
来週は最後まで通すから、メトロノームに合わせて4拍子で弾いてこいとの、お達し(ハハ~と平伏)。

チェロコングレスで集った時に感じた事。
「きれいな音色で弾くには、どうしたら良いのか?」を、先生に聞いてみた。

きれいな音は、
力を抜くこと。
自分の自然な状態を保つこと。
音のイメージをもつこと。
ゆっくり正しくさらうこと。

もうひとつ…
住宅事情だから、難しいだろうけど、サイレントチェロで長時間練習するのは、ちょっと問題かもとのこと。
あれはスピーカーを通してなんぼの作りなので。
練習しないよりはしたほうがもちろんいいのだけれど。

生チェロを響かせるための練習と、右腕の練習は連動するのです。
だから、例えば、普段サイレントでさらう時はあんまり右手をガツガツ使わないで、週に一度は生チェロを弾くとか、できれば少し違う、との事でした。

実は薄々気づいていたのです、サイレントチェロの弊害は。
左手の練習には良いんですが、私はスピーカーを通さずに練習しているので、音を出そうとして、必要以上に弓を弦に噛ませたりして、とっても硬質な音色。
少しも響きとか音色の練習にはならない。
週に1回位なら、昼間生チェロを弾けない事もない。
やってみるかのう。

それと、「こまめにチェロに話しかける&褒め称えると違うわよ」との事。
どんどん話が脱線して、エスカレーターに乗っている時にチェロのベルトがちぎれ、外れたチェロを後ろに立っていた人がキャッチしたとか、雨の日に転んでチェロもろとも道に寝たとか。
…この先生ならありうるので、さして驚かなかったりする。

そんなこんなで、タイムアップ。
息子に電話して買ってきてほしいものを聞くと、おかしばかりなり。
さっき買ったでしょと言うと、
「買ってきてほしいものを言ってというから言ったんです。
ママの言っている事は話が見えないので、電話を切ります」
と言って、電話が切れました。
おのれ~、そんなところばかり達者になりおって(怒)

帰宅後、「オダギリさまじゃなくて、お内裏さまだから!」と、ひなまつりの歌を教える、私なのでした。

チェロコングレス総括

2011-02-18 00:27:02 | cello
今回のコングレスは、第1にチェロのすそ野を広げる事が趣旨だったように思える。
今回のコンサートを見て、チェロのコンサートを聴きに行ってみたい、チェロを弾いてみたいと思った一般のお客様もいたはず。
人が集まれば、そこに金が集まる。
市場が動く。
発言力が増していく。
底上げになる。

第2に、ファン感謝祭だったという事。
もし純粋にチェロの音楽性だけを追求するならば、チェロアンサンブルの舞台にアマチュアは一緒に乗る事は出来なかった。
アマチュアがどんなにがんばったところで、音楽に生涯を捧げているプロのレベルには追いつけない。
みんなでアンサンブル出来るだけで喜んでいる私と、一音一音に磨きをかけてくるプロとでは、一生かけたって埋まらない溝がある。

大先生たちは、そんな私にもやさしく、大事にしてくださった。
一緒に舞台に乗ったアマチュアたちは、別の側面からみれば、自分たちのリサイタルに足を運んでくれる、熱心なチェロ愛好家。
私たちは、熱心にコンサートに通い、その感動をみんなに伝えてくれる、グレープヴァインのようなもの。
そうしたファンのありがたみを知っている大先生が、アマチュアを大事にしないわけがない。

もしかすると、音楽に厳しい先生たちは、今回アマチュアのレベルにがっかりしていたかもしれない。
一緒になんか、やってられるかと思ったかもしれない。
どう折り合いをつけるのか、着地点をどこにするのか、楽屋では議論があったのかもしれない。
練習会から参加してくださった祐ノ介先生は、指揮者としてアマチュアとプロの間での調整が大変だったのかもしれない。

でもそれは、アマチュアの前で絶対に口にしてはならない。
口にしてしまったら最後、狭いチェロ村にあっという間に知れ渡る。
尾ひれがついて、あのチェリストは人間的に最低だという事になり、おそらくだれも、リサイタルには来てくれなくなるだろう。

暴言を吐いたのが若手ならば、その若手だけのチェリスト生命が絶たれるだけで済む。
しかしそれが大先生だったら、大先生のみならずそれに連なる学生の生命、そしてチェロ界全体まで揺らいでしまう。

大先生はそこのところも重々承知している。
だから、大先生ほど腰が低い。
堤先生なんて、生き仏さまみたいだ。
海外から帰ったばかりなのに、チェロアンサンブルのオープニングに駆けつける。
時差ボケとか、疲労とか絶対あるでしょうに(私なら、ある)、チェロコングレスにいらして、「遅れてすいません」と頭を下げ、末席に座ろうとする。
…疲れたとか、言い訳を言っている自分が恥ずかしくなる。
練習しなくちゃと、思う。

もし今回そういった事を理解しない若手が暴言を吐いたとして、それがチェロ村に広まらないならば、それはファンを大事にする、無償で参加してくれた大先生に対する配慮にすぎない。
今回コングレスのために、何ヵ月も前から動いてきたスタッフの方々への配慮にすぎない。
小さな事でぶち壊してたまるか、絶対成功させてやるいう願いに他ならない。

「客席意外に近いでしょ。
でも圧迫感ないでしょ。
自分の音も他人の音もよく聴こえるでしょ。
良いホールでしょ!」
そうおっしゃる、サントリーホールの関係者の方。
誇らしげな様子が、ホールを愛している様子が、たいへん微笑ましかった。

「みなさんが喜んでくださる事を具体化するのが、私たちの仕事なんです」
そうおっしゃったのは、マネージャーさん。
私には出来ない事だと思った。

「初日お仕事をさせてしまって、すいません。
そして、ありがとうございました」
臨時で引き受けた仕事の事を、ずっと覚えていてくださった、サントリーホールの関係者の方。
お疲れさまでした。

本当に、いろいろな方にお会いできた、3日間でした。
こうして綴る今、夢だったのではないかと思えるほど、幸せで充実した時でした。
同じ時間を共有してくださったみなさま、ありがとうございました。
これで終わりじゃない。
まだまだ、これから。
練習しなくちゃ。


…と、舌の根も乾かぬうちで恐縮ですが、しばらく消えるかもしれません。
本業の税理士補助業務が、佳境に入ろうとしています。
3月15日までずっと忙しさがクレッシェンドしていきます。
寝不足や疲労で、大勢のお客様の納税額の計算を間違える訳にはいきません。
もししばらくブログがアップされなかったら、きっと目から鼻血が出て、更新できないのだろうと思ってくださって、間違いないでしょう(笑)
堤先生効果で、意外にもがんばってチェロの練習をしているかもしれませんけどね。

さてこれから、挨拶の終わっていない方々へのご挨拶をしにいってきます。
まだまだ、これから。

チェロコングレス2日目・3日目懇親会

2011-02-17 22:51:27 | cello
2日目の中締め、3日目の打ち上げは、かぶるところも多いので、まとめて書かせていただきます。

大ホールでの本番が終わり、マエストロを待っての乾杯。
直後のサントリープレミアムビールは、本当に旨かった(ぷは~)。

山本祐ノ介先生にご挨拶。
感謝の意プラス、JTアートホールでの「ジャクリーヌの恋」がとても素敵だった旨を。
「ありがとうございます。
僕がちゃんとチェリストだという事を知っていてくれる人がいてくれて、良かった。」
…みんな、知ってますよお。

藤森亮一先生。
私の同僚がその昔、藤森先生とオクテットを組んでいまして。
「よろしくお伝えください」
…了解でっす。

長谷川陽子先生。
アマチュアの方々に囲まれていらした時に、アマチュアは5回(人によっては6回)練習会があった事を告げると、
「じゃあみなさん、完璧だったのですね」と、先生。
一堂、無言。。

個人的にもお話させていただき、
「お互いいろいろガタがくる頃ですから、体を大事にしましょうね」という話になる、同年代の私たち。

堤剛先生。
「みなさん、次もこういう会が開かれた際にはいらしてください。」
アマチュアの川下の私にも、深々と頭を下げてくださる。
1人シャコンヌの左手で握手していただいた(右手は岡本侑也君)。
移調せずヴァイオリンと同じ調のまま弾かれていたと、チェリスト西谷先生のブログに書かれていました(実は、ヴァイオリンのシャコンヌはほとんど聴いたことがない私)。
アンサンブルのシャコンヌで泣いてる場合じゃない。

そして、山崎伸子先生。
若人に囲まれ、なかなか近づけない。
ええい、君達は学校でお話しなさい。
ジリジリと、待つ。

私の事は覚えてくださってました。
昨年の第1回チェロの日で隣で弾かせていただいた時に全く弾けなくて悔しかった事、その悔しさをバネに1年頑張った事、そして今回楽しく弾けた事。
ありがとうございましたと、伝える事ができました。

先生は、笑顔黙って私の話を聞いていてくださいました。
「これからもがんばってください。
またこうした会が開かれた時には、いらしてくださいね」
深々と頭を下げて、おっしゃる。

ニヤリの真相。
例えば、やましい事をした人間が、他意のない笑顔を向けられると、「コイツ気づいてる?」と、疑念を抱いてしまうような、あれ。
結局自分の目にどう写るかは、自分の心次第という事。
恥ずかしくて惨めな思いを抱えていた私の目に、ニヤリと見えただけ(ほら、真相なんてこんなものなんです)。

特に山崎先生に他意はなかったのだと、今の私にはそう思えます。
先生から私は遠く、私の音はさすがに届かなかったはずですし。
でも先生とお話できて、ようやくあの時の悔しさ、惨めさが解消できました。
逃げなくて、よかった。

チェロコングレス3日目リレーコンサート

2011-02-15 19:58:34 | cello
晴れの3日目。
午前中はマスタークラスがあったのですが、私の住んでいるマンションで下水の定期掃除がありまして。
旦那は午前中おらず、掃除は一戸一戸立ち入りのため、泣く泣くあきらめ。

クライヴグリーンスミス先生は、全体アンサンブルにも参加されていて、是非マスタークラスを聴講したかった。。
くたくたな体にムチうって、業者が来るまで掃除。

立ち入り後、サントリーホールへ向かう。
旦那とそこで落ちあい、息子を預けるという段取り。
まだまだ開場まで時間があるのに、大ホール、小ホールとも、長蛇の列。
私と息子は、サントリーホール周辺の探索。

かくれんぼしたり、隣のホテルで挙式のカップルを冷やかしたり、オブジェの所で水遊びしたがる息子を止めながら旦那を待つ。
旦那到着後、あっさりと私から離れた息子にさみしさを感じながら、ブルーローズへ。

2時、リレーコンサート開演。
女性チェリストさんたちは華奢なのに、みんな力強い。
長谷川陽子先生なんて休養前なのに、そんなの微塵も感じさせない力強さ。
体調が悪くても、プロとしての仕事をしてしまうんだろう。
しっかり休養してきてほしい。

休憩時。
goshuさんにサンドイッチをいただきながらお茶している私たちのところへ、前半の演奏を終えたばかりの千本先生がお茶をしに。
「こういうコンサートだと、みんなの弾きたい曲がバッティングしちゃって、くじ引きになったりするんだよ」なんて内輪の話を、さらりとお話になる。
最前列に先生たちが座って、演奏の先生にプレッシャーをかけるという冗談まで飛び出す。
チェリストならではの、この敷居の低さが、すごい。

前半の先生も後半のどの先生もすばらしかったが、圧巻だったのは、堤剛先生。
演奏だけならばもっと正確な人もいると思うのだが、にじみ出てくるものが違う。
バッハのシャコンヌにのせて、人生、背負っているものが押し寄せてきて、すべてに圧倒されてしまった。

バッハにはじまり、バッハに終わった。
くたくたな体を奮い立たせて今日のコンサートに来て、本当によかったと思った。

さてさて、この後は懇親会。

笑顔の真相が明らかに…
(いや、あの、もったいぶって書いておいてなんですが、そんなに期待なさらず…)

チェロコングレス2日目2

2011-02-14 11:06:53 | cello
チェロアンサンブルコンサート開演。
1階席後方にて、観賞。

才能教育の生徒さんたちの演奏。
小さい子が頑張っている姿を見ると、涙が出そうになる。
親御さんだったら、感無量なのだろう。
そう言うと「孫だと、もっともっとそう思うんだよ。」という年配の男性。
なるほど。

プロの演奏。
美しいです。
人数が少なくても、後方まで音が飛んでくる。
なかでもアンダンテカンタービレは大好きなので、聞き入りました。
あんな風に、高音でハモってみたい。

そして、本番。
てっきり楽屋裏をぬけて待機かと思いきや、休憩歓談中のお客様たちの間をぬって、ステージ脇へ。

ステージに立って。
あれ?ゲネプロの時と眺めが違う?
あれ?さっきより譜面台が低い?
すべては私の心の動揺がなせるわざ、客席が圧迫感ははないけれど、とても近く見える事、ライトの熱さからめがねが何度もずり落ちました。

ヒムヌス。
直前まで1パートの方はボーイング変更があり、大変だったと思います。
隣が1パートの方でしたので、よく聴こえてきましたが、そんな事は微塵も感じさせない演奏に寄り添うように弾きました。

レリジオーソ。
チェロアンサンブルでは、もう何回も弾いてきた曲です。
美しいけれど、それに演奏者が酔ってしまうと、抑揚のないつまらない曲になってしまう。
そこを指揮の祐ノ介先生がしっかり引き締めてくださいました。

シャコンヌ。
私の座席の位置からでしょうか、本当にいろいろなパートの音がよく聴こえました(自分が違う弦を触ってしまっているのも、本当によく聴こえまして)。
この曲を弾いていると、「ルールルー」という歌声が聴こえてくる時があるんですね。
サントリー大ホールに入ってからで、もちろん合唱団なんていないのですけれど。
この曲から(私の中では)、嘆きや哀しみといった感情が伝わってくるのですが(友人は懺悔だと言っていました)、それを救済しに来てくれた何かがいるのかなと思いながら、弾いていました。

移動後、サルダナ。
プロの方の真後ろ。
この曲に限らずですが、指揮者のみならずトップの方のボーイングをみて、目から鱗が落ちる瞬間が何度もありました。
魔法が解けないうちに、吸収したい、そんな気持ちで凝視していました。

それまで抑えていた分を(もちろん抑えるところは抑えるんですけれど)、この1年間の思いをサルダナにぶつけました。
この曲を楽しめる時が来るなんて、思わなかった。
向き合った甲斐がありました。
最後の開放弦のドに、すべてを叩きつけ、解放。
1年前この曲で泣いた私が、この曲で最後に笑う事ができました。

ラシーヌ。
他のチェロの音はよく聴こえるのですが、パイプオルガンだけは、「ピロピロピ」という単音しか聴こえていませんでした。
是非客席で聴いてみたかった曲でした。

そして、アンコールの雷神。
この譜面だけは後から来た事、苦手なトリルが多い事、速い曲だという事から、ちょいと苦労した曲でした。
アンコールの曲で苦労しているとは書きづらかったので、触れませんでしたが。。
祐ノ介先生の言う通り、笑顔を心がけましたが、お客様にも楽しさが伝わりましたでしょうか。

終了。
ああ、ここまでいっぱいいろいろあったけれど、頑張ってよかった。
無理してでも出てよかった。
本当にみなさん来てくださってありがとうございました。
なんだか、何度も何度も頭を下げていたような気がします。

そして退出時、偶然山崎伸子先生の後ろになったのですが、先生が私の方を振り返ってニヤリ…
先生、もしかして、私の事覚えてらっしゃるる?…

つづく

チェロコングレス2日目1

2011-02-13 12:11:07 | cello
ドレスやらを持っていくために、ゴルフ用のバック登場。
飛び出しているのは、長靴下を履いた譜面台。
チェロさえ持っていなければ、テニスに行く女子に見える?

朝。
晴れている。
息子の保育園用の靴が乾く事を願い、外に干すが、夜は雨だという。
ラブ注入を息子とももさんからいただき、意気揚々と出発。
怒濤の一日の、はじまり。

練習後、ヤングチェリストコンサートへ。
ゲネプロの都合上、途中で退席する事になってしまったのが、残念。
一般のお客様に失礼をした…

向山先生に、例のキラキラの件をお聞きするチャンスがありました。
ペグのキラキラは、後からつけたものではなく、最初から装飾として付いていたものということでした。
なるほど、石が埋め込まれていました。
不躾な質問に、にこやかに答えていただきまして、ありがとうございました。

オケスタ。
疲労が溜まっており、初見でブラームスやベートーベンを弾いたら燃え尽きてしまいそうだったので、弾かずに見学。
3連符のように弾いてしまいがちなところ、音の響きを残して弾くところなど、ふむふむなるほどと思いました。

続く

チェロコングレス1日目オープニングコンサート

2011-02-12 00:20:51 | cello
11日夕方。
再び、サントリーホールブルーローズ。
オープニングコンサートへ。

バッハ無伴奏チェロ組曲を、
1岩崎洸
2岡本侑也
3倉田澄子
4中木健二
5鈴木秀美
6加藤文枝
氏らによる、演奏会です。

聴いているほうは一度に全曲聴けていいけれど、弾くほうは比べられてイヤなんだろうな。
そんな事をぼんやりと思ってみる。

みなさん、全然違うバッハでした。
岩崎氏は左手が踊っているかのようでしたし、
岡本氏は高校1年生にして、場の空気をここまで操れるのかと思いましたし、
倉田氏はにこやかな顔で熱いバッハでしたし、
中木氏は疾走するバッハでしたし、
鈴木氏は温かみのあるバッハでしたし、
加藤氏はキラキラしたバッハでした。

全曲聴けて楽しかったですが、聴くほうも結構大変でした。
同じ時間、サントリー大ホールではクニャーゼフ氏が演奏しており、バッハ無伴奏チェロ組曲を3曲もアンコールで演奏したと、大ホールに来ていたhideoさんからお聞きしました。
今夜サントリーホールは、バッハ祭だったようです。

さて、明日の準備をしなくては。
路面凍結のおそれありとの事、みなさんお気をつけて~。

チェロコングレス1日目リハーサル

2011-02-11 15:19:58 | cello
11日。
夜何度も起きてしまいました(緊張?)。
布団から飛び出して寝ている息子に毛布をかぶせ、朝カーテンを開けました。
外は雪です。
チェロを担ぐのさえなければ、大した事のない雪です。
交通事情を考え、早めに出発したところ、相当早く着いてしまい、凍える人たちと待っていると、早めに開場していただきました。

受付を済ませ、ブルーローズに入ります。
本番の席順で座ります。
前半は5列目、後半は3列目です。
後半はプロの方の後ろです。
プロの背中を見て弾けるのは、良いですね。
安心感もあります。

練習会スタート。
今日からプロの方々が入っての練習会です。
ヒムヌスより。
大好きだけれど、なかなか合わせる事の出来ないこの曲を弾いていて、涙が出そうになりました。
レリジオーソもシャコンヌも、人数が多いので、中で弾いていてうねりを感じました。
客席に、このうねりが飛んでいきますように。

サルダナ、事故がありうるという話ですが…今日の様子では心配はないかと思います(楽観的?)。
ラシーヌ、明日のオルガン合わせが楽しみです。

という事で、今日の練習会は終了。
家にチェロを起きに戻り、洗濯物を取り込み、ただいまご飯中。
夕方また出かけます。

雪女は、だれだ!

2011-02-10 21:27:32 | cello
私「寝ない子は、外に放りだします」
息子「え~、大事ながっくんにそんな事するの?」
私「大事だからこそ、厳しくしなきゃダメな時もあるんです」
こんな会話を毎晩、寝床でしています。

昨夜は2時間ばかり練習しましたが…
仕事と家事と育児に、振り回されています。
こんなに没頭できていないのは、はじめて。
スタートダッシュの貯金で、なんとかもっていますが(ほんとにもっているのか?)…

しかも、明日は最高気温3度、積雪らしく。
お客様に歌って踊れるシンガー(70歳超)さんがいらっしゃるのですが、その方が抱えているバンドの女性が怪我をしまして。
楽器を庇う形で転んだ時に、あごの骨が砕け、前歯がすべて差し歯になるほどの倒れ方をしたそうで。
今日そんな話を聞いたばかりで、びびっています。

今まで、あんなに晴れて乾燥していたのに…
だれだ、雪女は!
(たぶん、私)
晴女さん、晴男さん、がんばってください(おねがい)。