下手のチェロ好き

気づけばチェロ歴7年目に入った、アラフォー女子。
上達しない理由を息子や仕事のせいにする、言い訳日記です。

えらくない、私

2008-11-29 00:12:50 | cello
朝、目覚めたのは8時40分。
…大遅刻。
急いで朝食を作り、息子に食べさせ、保育園に行かせようとするが、それはあくまで親の都合、息子は息子の朝の段取りがある。
息子の段取りを無視するわけには行かないが、こちらも月末の仕事が待っている。
この借りは今日の夜返しますと、何とか謝りたおし、息子の顔をたてる。
忙しい朝のはじまり。

今日は近所のお不動さんの縁日。
毎月28日は家族で縁日に行く、と決まっている。
しかし私、今日は大フィルのチェリスト近藤浩志さんの東京公演に行きたかったので、裏で色々画策していたのだ。
しかし、家族の約束事を反故にする訳にはいかないよな。。
寝坊したのは私だし。
息子とも約束したし。
寝る前の練習時間、長すぎたかなあ。
…反省(シュン)。

結局、仕事帰り&保育園帰りに縁日に行った私達、寒かったけれど、息子は楽しんでくれた。
私も楽しかった。
そして今、縁日の屋台で食べた何かに食あたり、トイレの争奪戦を繰り広げた私達夫婦の屍が、布団に横たわっているのでした。
息子だけが食べていない何かにあたった私達、息子が苦しまなくて良かった、と心底思うのでした(チャンチャン)。

えらいぞ、私

2008-11-28 03:02:08 | cello
今日は息子の寝付きが早く&家事の終わりが早く、夜11時30分、サイレントチェロを取り出し、練習スタート。

最近コンサートを色々見ていて思った事の一つに、プロのビブラートには無駄な力が入っていないという事。
大きく振れて、第一関節が潰れていない。
私は、弓が一生懸命になると、左指も一緒になって、すごい圧力で指板を押さえてしまう。
結果、ビブラートの時に、左指の第一関節がつぶれがち。
大きく振る事を覚えるためには、それでも良いが、出来る事ならやめてほしいと、個人レッスンの先生にもY野のレッスンの先生にも言われている。
やめないと、ビブラートをかけないときにまで、第一関節を潰してしまうような演奏をしてしまう。

よし、今日を限りに、第一関節を潰さないビブラートをかけるぞ!と決意。
私は、薬指と小指の振り方がきれいなので、そのイメージをしっかり叩き込んで、中指と人差し指を振る練習をするように、と言われている。
小指にビブラートをかける時に薬指を添える私、試しに中指に薬指を添えてビブラートの練習をしてみる。
あら、結構良い感じ。
そこで次に薬指を外して、中指を振ってみると、大きく振れているではないか。
同じように、人差し指でもやってみると、意外に良い感じ。
ビブラートが分からなくなってはこれを繰り返し、練習。
そして、右手がどんなに一生懸命でも、左指に余計な力が入らないように、意識。
力に頼らないように。

このビブラートで、ゴルターマンのロマンスを練習。
その他、毎日の重音の練習とサポージニコフのエチュード。
そして、来年4月に発表会で弾く予定の曲の運指を固める。
これで練習していって、個人レッスンの先生にチェックしてもらおう。
その時に、この曲に決めていいかどうかの最終決定もしていただかなければ。

今日は2時間の練習。
よく頑張りました。
えらいぞ私、自分にご褒美のビールを飲みながら、ビールを飲んでいます。

銀座チェロフェスタコンサート

2008-11-26 15:22:30 | cello
今日は夜コンサートだというのに、旦那に前の日まで言い忘れており、一瞬不穏な空気に。
朝は早くから朝食、昼食、夕食の準備、アイロンまでかけ、風邪の残る体をフル稼動し、一触即発を回避。
月末の、慌ただしい一週間のはじまりを駆け抜ける。

残業はせず、まっすぐ王子ホールへ。
途中、先に入ったFUちゃん、Sちゃんから、一番前の真ん中の席を取った旨のメールが入る。
本当に、お二人には頭があがりませぬ(平伏)。

満席の会場、7時開演。
去年も見た人、先生に目がとまる。
私は去年も今年も客席だ。
根性無しな私。
でも、出なくて正解。
あんな速く弾けないという位、速いんだもの。。
アマチュアの人達に勝手に同化して、息が詰まりそうになる事、数回。
皆さん、すごいです。

何故だかとっても顔つやが良い先生あり。
舞台に乗るにあたって、ドーランを塗っているる?
さすが舞台人、そんな余計な事を思う程、近い席。
山本祐ノ介先生が、指板を叩く音がよく聞こえる。

席の位置から言って、山本裕康先生の代演の江口心一先生(私達、勝手にエグシンと呼んでおります)、平田昌平先生が目の前におられる事が多く、じっくり見させていただいた。
フォルテの前になると足を投げ出すなあ、とか余計な所に目をやっていたのだが、平田先生のボーイングが何となく私に似ている事に気付く。
もちろん音程の正確さ、音色の豊かさは足元にも及ばないのだが、気持ちや強弱を弓に乗せる時の感じが、似ている(後で聞いたら、隣で見ていたSちゃんも同じ事を思っていたようなので、私の独りよがりではなさそうです)。
勝手に親近感を持ち、注目。
私でも、あんな音色が出せるようになるだろうか。
長い音符だからといって、やみくもにビブラートをかけず、音色に耳を傾けている様子が印象的でした。

4人の先生達だけのアンサンブルでは、なんとゴルターマンのロマンスが!
この時ばかりは、トップの古川展生先生に釘付け(というか、睨みつけ)。
ポジション移動に引きずられて、弓がぎこちなくなる私とは違うんだなあ。
弓順が楽譜と違う所がいっぱいあったけど、同じフレーズを常に同じタッチで弾かない、聴かせないためなんだろうな。
この曲は、優雅にロマンチックに弾くべきで、一生懸命さを見せちゃ格好悪いんだなあ。
等々、お勉強。

昨年、シャコンヌに涙したように、今年はバーバーの弦楽のためのアダージョで涙し、そしてウイリアムテル序曲の速さに息が詰まり、コンサート終了。
どんなコンサートよりも、この銀座チェロフェスタコンサートが胸を打つのは何故だろう。
何よりも、私も頑張んなきゃと思うのだ。

よし、今日の気持ちを大事に、家に帰って練習だ!と、まっすぐ家に帰る。
顔にキズをつけて帰ってきた息子(オモチャの取り合いをし、ゲットはしたものの、仲裁にきた子に「がっくん、ダメでしょ」とひっぱたかれたらしい(笑))を早く寝かせ、洗濯をし、旦那に今日はありがとうとねぎらい、、
日付のかわった12時30分から2時間、鼻水をすすりながら、ビブラートで潰れてしまう第一関節に苛立ちながら、重音の練習とゴルターマンのロマンスを主に練習したのでした。

銀座チェロフェスタコンサート2008
王子ホール

(銀座チェロフェスタ特別レッスンコース)
ボワモルティエ:4本のためのソナタ
(プロアマ混合チェロアンサンブルコース)
バッハ:ブランデンブルグ協奏曲第6番
チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲
独奏:古川展生

(4人のマエストロによる~チェロマスターズアンサンブル~)
古川展生/山本祐ノ介/江口心一/平田昌平
パッヘルベル:カノン
ゴルターマン:ロマンス
クレンゲル:4つの小品

(プロアマ混合チェロアンサンブルコース)
バーバー:弦楽のためのアダージョ
ロッシーニ:ウイリアムテル序曲

連休なんて…

2008-11-25 14:42:55 | cello
世田谷美術館から帰り、家族のご飯の用意をしてホッとした所に、悪寒が走りました。
寒暖差が激しかったので&息子が鼻風邪中なので、風邪だろうとは思いましたが、ちょうど「ブラッディ・マンデイ」を見ていたので、新種のウイルスに感染していたらどうしようと妄想(女優の吉瀬美智子さん、非常にお美しいです)。。
トレーナーを2枚にホカロンを貼ってもまだ寒気がおさまらず、早めの就寝。

翌日も寒気がおさまらず、どうにもならないので、家から出ず、ひたすら着込んでました。
こんな調子だったので、銀座チェロフェスタの公開レッスンの聴講には行けませんでした。

連休最終日も、息子の体当たりに耐えながら、風邪の退治に努め…気が付けば寝て過ごしている方がはるかに多い状況に。
ある意味幸せな、連休になってしまいました。

全快ではないけれど、今日は王子ホールに「銀座チェロフェスタコンサート2008」を聴きに行ってきます。

連休初日

2008-11-22 20:51:49 | cello
今日は遅い朝。
昨夜は息子が眠りにつくのが遅く、私が先に寝ようとすると「ママ、ビール飲んで」と強制。
ママはビールを飲めば、起きて遊んでくれると思っているようで。
ついでに、飲んだ事ないから飲んでみたいと思っているようで、息子は自分のコップを持って、ママの前に待機。
あんたが起きてる間は、ママは飲まないっての。
もちろんビールは飲まず&飲ませず、格闘後ねんね。

そんなこんなで、今日は遅い朝。
今日は2時から、世田谷美術館にて、読響メンバーによる弦楽六重奏を聴きに。
用賀駅に着いてからアクセスが悪く、徒歩にて会場を目指す事に。
途中で会ったFちゃんと、走る走る。
それでも2時を過ぎてしまったため、最後はあきらめて歩くも、まだまだ会場は閉まっておらず、Sちゃんが確保しておいてくれた咳にあわてて座る。

おそらく2時10分頃、開演。
最初に、チェロの渡部玄一さんより、今日の曲の説明。
ブラームスが結婚を考えていた女性を思って書いた曲で、彼女の名前を音表記して曲に織り込んでいるらしく、ブラームスは曲に表題をつけない代わりに、こんな風にメッセージを込めた曲作りをしたとか。

そして、演奏スタート。
もちろんチェロを見る。
前半は走ってきた疲れと会場の温かさ、そして音楽の美しさに睡魔と闘う時あり。
しかし、休憩後は前列の人の関係で、チェリストを2人とも見られる位置になり、じっと観察。
チェロがソロの場面で、弾いていた人が音を外し、しっかり顔に出てしまったり、一緒に演奏していた人達も笑ってしまったり…プロでもあるのですね。
後半の曲はおもしろく、アンコールもなかったので、あっという間に終わってしまいました。

今日のコンサートで一番思ったのが、私はチェロの音色が好きだという事。
バイオリンもヴィオラも良いが、チェロの音色が一番心地よかった。
歌うように弾きたい。
外は寒かったが、胸は熱く、チェロがんばるぞと誓いながら、次は連休明け火曜日、王子ホールの銀座チェロフェスタで会いましょうと誓いながら、息子の待つ家へと急いだのでした。

2008年11月22日(土)14時
世田谷美術館講堂

読売日本交響楽団メンバーによる弦楽六重奏

ブラームス
弦楽六重奏第2番ト長調 作品36

休憩

ブラームス
弦楽六重奏第1番変ロ長調 作品18

ヴァイオリン:鎌田成光/赤池瑞枝
ヴィオラ:生沼晴嗣/小山貴之
チェロ:渡部玄一/芝村崇

脳のはなし

2008-11-22 17:10:01 | cello
金曜日、息子の鼻水&咳がひどいので、連休前に病院に連れていく事に。
旦那を先に送り出し、息子の用意を始めるが、遊んでしまい、用意が出来ない。
あきらめてのんびりする事に。

脳科学者の茂木さんが、テレビに出ていた。
どうやら子育てについての話がテーマのようなので、耳だけそちらにして聞いていた。
「親がきちんと叱る事によって、客観的に自分を見つめる視点を持った子供になる」
「小さな事でも誉めてあげる事によって、その小さな成功体験が脳の発達に良い刺激になる」
等々、フンフンと聞いていたのだが、その中で面白い事を。

「良い音楽を聴かせるだけよりは、(どんなに下手でも)親が歌ったり、親が弾いたりしてあげる方が、子供には疑似体験になって、脳の発達に非常に良い」と言う。
…私の、下手なチェロでも、息子にとっては良いんですね。
目から鱗が落ちました。

今日は朝から息子が「ママ、チロ弾いて」というので、自信を持って弾きましたとさ。

寒さに負けて

2008-11-20 16:02:07 | cello
ここのところ寒さに負け、昨日に至っては旦那に息子を丸投げし、夜8時に就寝。
爆睡しびくともしない私に、息子は何度も何度もチューをして起こそうとしたようで(白雪姫ですか?)。

来年4月、個人レッスンの発表会で弾く曲が(本決まりではないが)、決まっている。
開放弦を使ってしまえばそんなに難しい曲ではないのだけれど、私の中ではビブラートを主眼においているので、なるべく使いたくない。
しかし、そうすると今度は運指が厄介。
不自然な運指を、グループレッスンの方で散々直されているので、苦手意識がある。
でも、何もせんと先生に丸投げするのも悔しい。
こうしてチェロに触れなくても、楽譜を見ながら思案の私。

お客様の楽器屋の社長さんに、聞いた話。
弦は長期間買い置きすると、芯の鉄の部分が錆びるので(もちろん音程悪くなります)、ジップロックに乾燥剤を入れて一緒に保管しておくのが望ましい、との事。
だからあまり買い置きしないで、必要な時にうちの店に買いにおいでね、4割引するよ、というオチ付きの、ありがたい話でした。

月曜日は、Y野の日

2008-11-17 22:12:13 | cello
16日、日曜日。

群馬より、帰郷。
息子のテンションが高く、また、ここ数日で会話も増え、おばあちゃんをメロメロに。
東京に帰り、何とか篤姫まで見て、気絶。


17日、月曜日。

月曜日にして、体は疲労困憊、朝食は手抜き、息子を保育園に連れていくも、「保育園行かない、ママ仕事行かないで」と息子。
気持ちは同じよ、と思うも、心を鬼にして仕事へ。

6時、仕事終了。
今日も頑張りました。
息子を旦那に頼み、Y野へ。

7時30分、レッスンスタート。
まずはサポージニコフから。
2つの課題共に、2度目のチャレンジだが、1つは再再チャレンジ。
4弦から1弦への移弦が難しく、途中でキーキーと雑音が入ってしまう。
根元で弾きすぎると、雑音が入るので、弓の真ん中で一定させて弾くように、との事。
なるほど。

次は、ゴルターマンのロマンス。
今日は4人集まったので、しっかり合奏。
強弱、弓をしっかり使う事、他のパートの音をしっかり聴く事。
分かっちゃいるのだが、左手のポジション移動に気を取られると、ボーイングがおろそかになるし。。
焦るとビブラートがブチブチ切れるし。。
自分で精一杯で、他人の音なんて聴いていられないし。。
息が出来なくて、弾き終わると、ゼーゼーハーハーだし。。

でも、先週よりは格段に良い。
多少なりとも練習出来ているからだ。
今のペースで、個人レッスンのFEUILLARDも再開したいもんだ。
ま、焦らずに。

レッスン終了後、暴れん坊息子の待つ家へと、(飲み屋に寄らずに)まっすぐ帰ったのでした。

今日はチェロお休み

2008-11-15 22:30:28 | cello
今日は、群馬に来ています。
午前中、ストリングスアンサンブルがありましたが、不参加。

父は術後の経過も良好の様子。
思いもよらず、見舞いに来ていた親戚にも会え、父をおいて話し込む始末。

そして今、息子に強制され、お絵描きの最中です。。

寝坊のワケ

2008-11-14 15:10:44 | cello
13日、木曜日。

夕飯後、旦那が遊びに行ってしまったので、息子とお留守番。
息子がなかなか寝つかない。
挙げ句の果て、天井を指差し、何かをしゃべる息子。あなたはもしや、霊やら何やらが見える人?…

夜11時、旦那のお帰り。
しかし、何か変。
聞けば、携帯を落としたらしい。
どこで落としたのかはわからないが、友人宅にもう一回行ってくる、と再びお出かけ。

12時、家の電話が鳴る。
携帯を拾って下さった方からの、お電話。
取りに行く訳にも、旦那に連絡する訳にも行かず、交番に届けていただく事で一件落着。
本当にありがとうございました。

旦那からの連絡を待つも、なかなか電話がこない。
そのうちに、交番からも電話が来る。
きっと今頃、旦那はその交番の近くをバイクで徘徊しているはずなんです…

ただ連絡係になっているのもつまらないので、もちろんチェロの練習。
「毎日の重音練習」も、サポージニコフの練習も、ゴルターマンのロマンスの練習もはかどるはかどる。
ロマンスでは、弾けない所を細切りにして、何度も何度も練習。
弾けない所がたくさんあるが、なぜだか時間もたくさん出来てしまったので、練習に熱が入る。

まだ感情を込めてどうこうの段階ではない。
雑音を入れず、確実に音を取りに行く、段階。
先月あまり弾かなかったので、指先がやわやわになっており、ビブラートは再び初心者同然。
しかし、自分の音を聴くと、ブチブチ切れているのが、弾きながらでもわかる。
熱い時には気付かないものなのねえ。

その後、戻ってきた旦那に、交番で預かっている旨を伝えると、再びバイク上の人に。
携帯と一緒に戻ってきたのは3時。
私も3時間位は弾けたわ。

旦那はすっかり冷えきったようで、シャワーを浴びて温まっている間に、私はチェロを片付け、ビールの用意。
お疲れさまでした&良かったねの乾杯をしたのが4時、早々に寝床へ。

そして朝、おもいっきり寝坊して、ワタワタとあわただしく朝を駆け抜けた、私達なのでした。