「493番目のお母さん!」
小さな女の子がそう叫んで、大きな杉の木に駆け寄った。
えっ。ああ、なるほど、母樹林のことか。樹には1本1本番号が付いてるからね。
理由が分かった途端に、うれしくて、持っていたカメラをかじりたくなった。ほんと。
お地蔵様の写真を撮ろうと、高野山の奥の院の参道を歩いていたときのことである。母親だか誰かが、変な教え方をしたんだろうけど、可愛いなあ…。
奥の院の参道にはお墓だけではなく、お地蔵様もどっさりおられます。
新しいのも、古いのも、首のもげたのも、コケに埋もれているのも、やさしい顔、厳しい顔…。多くは赤い涎掛けを着けて、小さな高野槙が供えられていますが、地元の人がお世話しているんでしょうね。今日はお地蔵様のポートレートということで、いつもの広角レンズではなく、85mmを使っています。
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