久しぶりのトレッキング、今回は春の花を求めて阿讃の山へ。10時からの短い用事を済ませ、11時過ぎから出かける。西植田の藤尾神社、東谷、菅沢を走り、塩江奥の湯方面へ向かう。閉館した奥の湯あたりはずいぶん寂しくなった。キャンプ場駐車場に車を止め、12:00に歩きだす。
いつものように、大手前高校の学習ハウスから取り付く。ソメイヨシノの花は、葉桜になりつつも、まだ少し残っている。
12:06 荒れた茶畑と向こうに民家
ムラサキケマンや咲き始めたシャガ、満開のカンサイタンポポ、スギナ、ツクシ、ゼンマイなど春本番を感じながら上っていく。里ではまだ見ていない、オニタビラコやヒメジオンの花も見える。
ウグイスはもちろん、ヤブサメの鳴き声も聞こえる。
キランソウやスミレの類はたくさん
12:17 車道を横切り登山道を進む(表示が新しい?)
急登で一息ついて顔を上げると、斜面の畑で座って休憩されているおばあさんと目が合い、ご挨拶をしてしばらく話をする。話題は、集落の空き家が目立つことや、どの家も一人住まいになってしまっているという事。今元気にされている方が畑を守ることができなくなると、この懐かしい風景が消えていく。
12:26 民家の横ではヤマナシの白い花が満開
ズームでトリミングしているが・・・
こんなに早く開花すると、「ヤマナシの花が咲いたら里芋の植え付け」という近所の老人の言葉が思い出されるが、まだ早いような気がする。帰り道では、旧上西小学校の周辺で満開のヤマナシの木をあちこちで見る。保存木の和田邸のヤマナシも見事に満開だった。
12:28 別荘の方が管理されている茶畑
「タラの芽どうぞ」の分岐で、車道を右方向へと上がっていく。
12:36 細井集落の民家を見上げる
キンポウゲ(ウマノアシガタ)も早くも咲いている
最終民家を過ぎても、土道ながら広い道が続く。
タヌキの溜め糞からの芽生え
12:46 竹林(破竹)は荒れている
12:50 枝打ちなど少し整理された?植林地
大きなモミの木が数本
林道の行き詰まりでアケボノソウの根生葉
12:56 分岐を右へ 左はキャンプ場からの遊歩道方面へ
スギの植林地の境界を進む
サワルリソウの芽生え
タンナトリカブト
13:09 尾根への最後の上り
何と、作業用林道がここまで延びて来ている
さらに下の貝の股方面へも作業道が見える。近いうちに様子を見に歩きたい。
13:12 右方向の急登に取り付いて細井三角点へ
13:15 細井三角点 900.2m
13:18 すぐに引き返し、林道を歩いて竜王山へ進む
ここ2年ぐらいの間での工事だろうか。木々が伐採され光が差し込み、植物相に変化が出てくる。日陰であまり花をつけないシャクナゲも、花を多くつけるようになるだろう。
スミレの類が多い 大株になっている
タラの芽やカラスザンショウの幼木も多く見える。
13:25 作業用林道は尾根の東や西を何度か巻いていく
無理に尾根に取り付いても、すぐに林道に下りてしまう。
13:34 ミヤマシキミの群落
今まで歩いた中では、阿讃の山でももっとも見事な群落の一つだ。
尾根の半日陰の窪地に見られた、ユキザサやチゴユリは消えてしまったのだろうか。
13:36 風化してボロボロの和泉相
13:40 ここから登山道に取り付く(急登)
アサマリンドウの芽生え
このアサマリンドウは、この周辺で少しずつ増えているような気がする。ツクバネソウの葉も十字に広がっている。足元には、白いタムシバの花びらがあちこちで見える。
13:48 キャンプ場からの遊歩道に合流
13:51 ラッキーなことにショウジョウバカマに出会う 花は終盤だが
13:54 ニシノヤマタイミンガサ
花の時期よりもこの笠が開きかけた芽生えの時期が一番美しいのではないだろうか。今日は、龍王社周辺などあちこちでこの群生を見る。
13:59 稜線分岐の地蔵を通過 日が差し明るい
14:02 クロフネサイシンの芽生え
14:05 阿波竜王 山頂展望台から龍王神社方面 霞む
シラカンバ(植栽?)の雄花序
ヤマヤナギは山頂周辺で満開
この後はいつもの龍王社方面へ向かう。天気が良いけれど、平日のためか登山者の姿は見えない。
14:12 何を解体するのか? 鉄塔か
新たに木々が伐採されている
龍王社の背後のハリギリの芽吹きは遅い(落葉は早いのに)
鉄塔広場の周辺の木々の芽吹きもまだかと思ったら、
クマシデは雄花序、雌花序の蕾を膨らませている
ヒゴスミレは花が閉じている
周辺の足元にはケスハマソウの大群生
午後を大きく回っているので、花は閉じかけているが、午前中にきたらどれだけ素晴らしい風景を見せてくれるのだろうか。前回見たエンコウカエデの大木の下は数株であったが、周辺でこんなに群生しているとは・・・初夏を過ぎると草が茂り、隠れてしまう。これも、鉄塔広場周辺の草刈りが年に何度か行われるので、ケスハマソウが群生する環境が保たれているのだろう。
この後は、龍神沼にも立ち寄る。
水は相変わらず澄んでいる 浅い所に卵塊が見える
少し失礼して確認 産卵間もないヤマアカガエルの卵塊
この後もうしばらくは産卵が続き、5月にはオタマジャクシが見られる。
この後は来た道を引き返す。山の斜面にはスミレの類がたくさん。アカシデやミズキ、ヤマヤナギ等の芽吹き、蕗の塔などを見ながら歩く。天気がよくなり、日が差す気持ちの良い山頂付近。
アカシデ
讃岐竜王の手前から「奥の湯・一ツ内」方面へと下る。松尾分岐を過ぎると、ここ3年ほどの間で造られた作業林道が現れる。周辺をうろうろしながら下山していく。
ニシノヤマタイミンガサの青々とした群生があちこちに・・・
蕾をつけたユキザサもたくさん見られる
ニリンソウも群生 花芽は見えない
キツネノカミソリの類も多い
ヤマシャクヤクは1株だけ
花の時期はそれぞれ違うが、花時に訪問したいところだ。
何度も近くを歩いているはずなのに、サワグルミに出会う
阿讃の山でも見たことがあるのは、大相山と大川山の一部なのだが、探すともっとあるのかもしれない。何本かが高さ20mを超える高さでそびえている。
15:33 キャンプ場まで下りてくると伐採作業中
車道沿いでクサノオウ ちょうど花時
ツボスミレがうまく撮れた
茶畑の下の畑では、3人ほどが畑仕事中。行きで話をしたおばあさんも午後からも畑仕事中、お元気だ。
16:08 新緑の一つ内三角点の尾根を見上げて下山する
4時間、約20000歩のトレッキングだった。ヤマザクラの葉の赤系統とコナラの黄緑が美しい。これからますます新緑が進んでいく。
今日の目的の花、
15年ぶりに出会うシコクカッコウソウ
以前、貝の股で数株を見たことがあったが、その場所では3年程で見られなくなった。その後、竜王山周辺を探してきたのだが・・・この場所では、長く残ってほしい。生育する周辺の環境を見ると、おそらく環境の変化が一番影響するかもしれない。
いつものように、大手前高校の学習ハウスから取り付く。ソメイヨシノの花は、葉桜になりつつも、まだ少し残っている。
12:06 荒れた茶畑と向こうに民家
ムラサキケマンや咲き始めたシャガ、満開のカンサイタンポポ、スギナ、ツクシ、ゼンマイなど春本番を感じながら上っていく。里ではまだ見ていない、オニタビラコやヒメジオンの花も見える。
ウグイスはもちろん、ヤブサメの鳴き声も聞こえる。
キランソウやスミレの類はたくさん
12:17 車道を横切り登山道を進む(表示が新しい?)
急登で一息ついて顔を上げると、斜面の畑で座って休憩されているおばあさんと目が合い、ご挨拶をしてしばらく話をする。話題は、集落の空き家が目立つことや、どの家も一人住まいになってしまっているという事。今元気にされている方が畑を守ることができなくなると、この懐かしい風景が消えていく。
12:26 民家の横ではヤマナシの白い花が満開
ズームでトリミングしているが・・・
こんなに早く開花すると、「ヤマナシの花が咲いたら里芋の植え付け」という近所の老人の言葉が思い出されるが、まだ早いような気がする。帰り道では、旧上西小学校の周辺で満開のヤマナシの木をあちこちで見る。保存木の和田邸のヤマナシも見事に満開だった。
12:28 別荘の方が管理されている茶畑
「タラの芽どうぞ」の分岐で、車道を右方向へと上がっていく。
12:36 細井集落の民家を見上げる
キンポウゲ(ウマノアシガタ)も早くも咲いている
最終民家を過ぎても、土道ながら広い道が続く。
タヌキの溜め糞からの芽生え
12:46 竹林(破竹)は荒れている
12:50 枝打ちなど少し整理された?植林地
大きなモミの木が数本
林道の行き詰まりでアケボノソウの根生葉
12:56 分岐を右へ 左はキャンプ場からの遊歩道方面へ
スギの植林地の境界を進む
サワルリソウの芽生え
タンナトリカブト
13:09 尾根への最後の上り
何と、作業用林道がここまで延びて来ている
さらに下の貝の股方面へも作業道が見える。近いうちに様子を見に歩きたい。
13:12 右方向の急登に取り付いて細井三角点へ
13:15 細井三角点 900.2m
13:18 すぐに引き返し、林道を歩いて竜王山へ進む
ここ2年ぐらいの間での工事だろうか。木々が伐採され光が差し込み、植物相に変化が出てくる。日陰であまり花をつけないシャクナゲも、花を多くつけるようになるだろう。
スミレの類が多い 大株になっている
タラの芽やカラスザンショウの幼木も多く見える。
13:25 作業用林道は尾根の東や西を何度か巻いていく
無理に尾根に取り付いても、すぐに林道に下りてしまう。
13:34 ミヤマシキミの群落
今まで歩いた中では、阿讃の山でももっとも見事な群落の一つだ。
尾根の半日陰の窪地に見られた、ユキザサやチゴユリは消えてしまったのだろうか。
13:36 風化してボロボロの和泉相
13:40 ここから登山道に取り付く(急登)
アサマリンドウの芽生え
このアサマリンドウは、この周辺で少しずつ増えているような気がする。ツクバネソウの葉も十字に広がっている。足元には、白いタムシバの花びらがあちこちで見える。
13:48 キャンプ場からの遊歩道に合流
13:51 ラッキーなことにショウジョウバカマに出会う 花は終盤だが
13:54 ニシノヤマタイミンガサ
花の時期よりもこの笠が開きかけた芽生えの時期が一番美しいのではないだろうか。今日は、龍王社周辺などあちこちでこの群生を見る。
13:59 稜線分岐の地蔵を通過 日が差し明るい
14:02 クロフネサイシンの芽生え
14:05 阿波竜王 山頂展望台から龍王神社方面 霞む
シラカンバ(植栽?)の雄花序
ヤマヤナギは山頂周辺で満開
この後はいつもの龍王社方面へ向かう。天気が良いけれど、平日のためか登山者の姿は見えない。
14:12 何を解体するのか? 鉄塔か
新たに木々が伐採されている
龍王社の背後のハリギリの芽吹きは遅い(落葉は早いのに)
鉄塔広場の周辺の木々の芽吹きもまだかと思ったら、
クマシデは雄花序、雌花序の蕾を膨らませている
ヒゴスミレは花が閉じている
周辺の足元にはケスハマソウの大群生
午後を大きく回っているので、花は閉じかけているが、午前中にきたらどれだけ素晴らしい風景を見せてくれるのだろうか。前回見たエンコウカエデの大木の下は数株であったが、周辺でこんなに群生しているとは・・・初夏を過ぎると草が茂り、隠れてしまう。これも、鉄塔広場周辺の草刈りが年に何度か行われるので、ケスハマソウが群生する環境が保たれているのだろう。
この後は、龍神沼にも立ち寄る。
水は相変わらず澄んでいる 浅い所に卵塊が見える
少し失礼して確認 産卵間もないヤマアカガエルの卵塊
この後もうしばらくは産卵が続き、5月にはオタマジャクシが見られる。
この後は来た道を引き返す。山の斜面にはスミレの類がたくさん。アカシデやミズキ、ヤマヤナギ等の芽吹き、蕗の塔などを見ながら歩く。天気がよくなり、日が差す気持ちの良い山頂付近。
アカシデ
讃岐竜王の手前から「奥の湯・一ツ内」方面へと下る。松尾分岐を過ぎると、ここ3年ほどの間で造られた作業林道が現れる。周辺をうろうろしながら下山していく。
ニシノヤマタイミンガサの青々とした群生があちこちに・・・
蕾をつけたユキザサもたくさん見られる
ニリンソウも群生 花芽は見えない
キツネノカミソリの類も多い
ヤマシャクヤクは1株だけ
花の時期はそれぞれ違うが、花時に訪問したいところだ。
何度も近くを歩いているはずなのに、サワグルミに出会う
阿讃の山でも見たことがあるのは、大相山と大川山の一部なのだが、探すともっとあるのかもしれない。何本かが高さ20mを超える高さでそびえている。
15:33 キャンプ場まで下りてくると伐採作業中
車道沿いでクサノオウ ちょうど花時
ツボスミレがうまく撮れた
茶畑の下の畑では、3人ほどが畑仕事中。行きで話をしたおばあさんも午後からも畑仕事中、お元気だ。
16:08 新緑の一つ内三角点の尾根を見上げて下山する
4時間、約20000歩のトレッキングだった。ヤマザクラの葉の赤系統とコナラの黄緑が美しい。これからますます新緑が進んでいく。
今日の目的の花、
15年ぶりに出会うシコクカッコウソウ
以前、貝の股で数株を見たことがあったが、その場所では3年程で見られなくなった。その後、竜王山周辺を探してきたのだが・・・この場所では、長く残ってほしい。生育する周辺の環境を見ると、おそらく環境の変化が一番影響するかもしれない。
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