さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

朝の五色台 遍路道トレッキング 根香寺 一ノ瀬神社編

2010年12月11日 | トレッキング 五色台
 今日の朝も、東の空に金星がきれいに輝いていた。早朝に五色台にあがる。いつもの空き地に車を駐車し、根香寺へ向かう(7:02)。久しぶりに、根香寺から一ノ瀬神社へ下ることにする。


遍路道の最初はとても広い

 下り始め(7:09)の周囲には、ウバメガシの大木が並んでいる。ツブラジイの大木も混じる。つづろ折の下りをどんどん降りる。途中にある、オニグルミの林も葉を落とし、遍路道に明るい陽の光が降りている。10分あまりで、8丁目に出て展望が開ける(7:21)。


この間登った勝賀山が見える。勝賀城の説明板がある。

 ここからは、車道や集落の狭い生活道を通りながら一ノ瀬神社へ向かう。所々に丁石が見える。7時31分住吉川にかかる橋を渡り、一ノ瀬神社に着く。


クスノキとフジの大木

 一ノ瀬神社には、クスノキ、フジ、ムクロジなどの大木が残り、バクチノキという珍しい木もある。また、林床にはホソバカナワラビ(しだ)が群生し、社叢林が香川の天然記念物に指定されている。
 ムクロジの木の下へ行き実を探す。

 
ちょうど踏まれていて黒い種子が見える
 
 ムクロジはなかなか見られない木で、ここの木は県下最大の大きさを誇る。実は、果皮の部分にサポニンを含み、水につけて揉むと泡が出てくる。この泡を洗剤として使ってたという話も聞く。中に見える黒い種子は、羽根つきの羽の先の錘に使われていたという。
一ノ瀬神社を後にし、根香寺へ戻る。帰りは大きく車道を回って、「四国の道」の通りに登っていく。途中で顔見知りの社長さんが犬の散歩をしていて挨拶をする。五色台の山に朝日が当たりきれいだ。

 
真ん中の山の向こうの谷の上に根香寺がある

 下りよりは陽が入った、遍路道をどんどん登る。この道もイノシシが掘り返したためか、石が表面にごろごろとして、前に比べると歩きにくくなっている。山芋を掘り起こしたのか、所々には大きな穴も目立つ。8丁目からは、15分で根香寺に着く。今日は、66分間のトレッキングだった。


 静かな根香寺


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