さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

一ツ内三角点~平帽子山~阿波竜王~堀山集落 周回トレッキング

2013年01月12日 | トレッキング 阿讃の山
 この3連休、天気予報を見ると、今日が一番天気が良さそうだ。幸い、今日は特に予定がないので、仕事の疲れはあるが、朝早く起きて出かける準備をした。
 今日は、一ツ内の三角点がある尾根を、平帽子山まで上がり、阿讃縦走路に出て、阿波竜王まで歩く。そして少し引き返し、細井三角点がある尾根を下り、堀山集落へと周回するルートを考えた。昨夏には、前半は同じコースで歩き、その後平帽子山から大滝、別子へと周回している。時間にして、5時間程度だろう。


今日の前半のルート 一ツ内三角点尾根~平帽子~相栗峠~鷹山

 家を7時前に出て、西植田藤尾神社、菅沢を抜け、塩江国道193号に出る。ここで気温は、氷点下3度、冷え込んでいる。ここのところ降水がないので、阿讃の山では、雪は大丈夫だろう。

 内場ダムの横を通ると、ちょうど蛸山に朝日が当たり出す。蛸山・笠松山、この辺りでは一番目に付く美しい山だ。


7:37 内場ダムの対岸の蛸山・笠松山

 奥の湯温泉の近くに車を止めさせてもらい、準備をして、7:50 歩き出す。


7:54 民家を過ぎ、鉄塔保線路の表示をみて登山道へ

 送電線鉄塔保線路をつけるために、急斜面に七曲がりの登山道がつけられている。標高差200m以上の上りを我慢しながら上り、


8:13 93番鉄塔に着く 下山予定の堀山集落方面

 今日上る尾根は、鉄塔がある場所での展望が良い。この93番鉄塔からは、掘山、細井、松尾集落方面がよく見える。

 この後も、保線路に沿って上っていく。


8:15 一ツ内三角点550.3m ○米さんの点標


8:20 タヌキの溜め糞

 今の時期、何を食べているのか、木の実の種などが見えない糞もある。


8:31 95番鉄塔から、松尾集落方面と鷹山方面 遠くに剣山系


松尾集落をズーム ここはまだ訪れていない

95番から、西側の尾根(細井)を臨む

 ここからは、北は屋島、五剣山、東は天満ケ原、西は尾根の中腹に、北から堀山・細井・松尾の集落が作られているのが見える。そしてこの後、大きなアカマツの林の中に入り、


8:49 阿讃縦走路に出る

 ここから保線路を外れ、平帽子山へと尾根を上がっていく。

 夏に大滝山へと歩いた時に見逃していた、平帽子778.7m三角点まで行こうと進み、鉄塔を過ぎた辺りで探したが、ナビを駆使しても見つけられなかった。仕方なく、平帽子山の看板を写し引き返す。


8:58 平帽子山 778.7m

 この後は、来た道を少し引き返し、平帽子からの急斜面下ることになる。3年前の春に、竜王から大滝に縦走したときに一度だけ通っている急登。そのときは上りだったが、今日は下り、気をつけないと・・・

 この急な下り、つけられているトラロープを持たないと下るのは無理だろう。ロープをあまり信用し過ぎても危険だ。


9:12 トラロープに掴まりながら急斜面を下る

 標高で150m近くを一気に下る。とにかく長い、急な下りだ。


相栗峠の車道に下りる手前の畑?で茅(ススキ)を束ねてあった


9:24 相栗峠 一旦車道に出る 標高は560m

 車道に下りた階段と同じ階段が道路の向かいにあり、そこを上ると、左手に祠が見えたので寄ってみた。


小さな社の背後に大きな樹木が立つ

 その一本が、アベマキなのだが、今までに見たことのあるアベマキの中で、一番太くて大きい。


アベマキ この太さ 幹回り4mを越えるだろう


見上げても枝が太い どんぐりも大きいのだろうか

 阿讃縦走路の表示に従い、登山道に入り、ここから阿波竜王まで標高差500mを上って行く。下りではこのルートは数回通っているが、上りは初めてだ。まずは、鷹山までの上り。

 公園化している登山道を上り、


9:52 美女776.3m 三角点を通過する 

 相栗峠から200m上ったのに、この後100m近い下りがあり、再び辛抱の上りで、 


10:20 鷹山公園 標高870m 路上の雪が凍結している

 この後は、本当に上りのみだ。


10:35 鷹山(東竜王?)1005m 徳島県側だろう

 この辺り樹木が伐採され展望が少し開けている。


上ってきた、一ツ内三角点尾根があんなに下に・・・

 この辺りの縦走路にも、バイクが入ってきている。徳島側からの林道から入っているようだ。バイクが入り出すと、登山道が激しく痛み、足下にある植物に大きなダメージが・・・


10:49 讃岐竜王の頂上を通過する ここは展望も三角点もない

 この後は、木の階段の凍った雪に気を遣いながらゆっくりと下り、北側が落ちている尾根も慎重に過ぎていく。場所によっては登山者に踏まれた雪が氷っている。


11:01 稜線分岐の割れた地蔵を通過する

 この後の上りも、登山者に踏まれて一度解けた雪が氷っている。


11:05 阿波竜王手前の階段 積雪はこれぐらい 5㎝


11:07 阿波竜王 1059.8m三角点に着く

 展望台の階段が氷っていて上れないので、展望台下で少し休憩し、引き返す。

 讃岐竜王への長い木の階段の手前で、奥の湯・キャンプ場方面への下山道に入り、


11:29 ここから細井三角点がある尾根道へ入る

 初めの細い登山道の積雪に注意して下る。去年、ここを2回上ってきているが、ここから下るのは初めてだ。


11:33 いつも歩いている982m尾根や雨島尾根を見ながら下る

 昨秋歩いた時には、なかったと思われる黄色いビニルテープがしばらく付けられている。尾根に沿ってどんどん歩いていく。

 タヌキの足跡が続いているが、大体は尾根に沿って歩いている。この時期、動物の足跡が歩きやすい道を案内してくれることがある。


11:51 比較的歩きやすい尾根道


11:56 人工的に掘られたような窪み


この尾根の林床にはミヤマシキミが多い ちょうど蕾をつけている


次から次に前方にこぶが出てくるが、たいしたことはない


12:06 細井 900.2m 三等三角点

 この後は、去年の5月に下るのを間違えている尾根を、鉄塔まで下る。今日はナビがあるので心配していなかったが、冬場で落葉している関係で、目指す鉄塔が見えている。


12:10 鉄塔をめざして緩やかな尾根を下る


急斜面にシャクナゲが見える

 最後に軽い藪こぎになったが、


12:20 97番送電線鉄塔に下りてきた 標高800m

 ここからの展望も良い。天満ケ原方面や一ツ内三角点のある尾根などがよく見える。

 ここまでは、昨夏に来ているので見慣れた保線路をどんどん歩き、


保線路の鉄製の橋に タヌキなどの動物の足跡


12:28 樹齢70、80年のケヤキの根元


この標高でも登山道には雪が残る
 12:36 96番鉄塔を過ぎ、堀山集落の里道に入る。


12:42 95番鉄塔の手前で、町道堀山線に下りてきた 標高600m

 ここからも、昨夏に歩いている町道をペースよく歩き、


12:50 堀山集落で一番大きな屋敷を見ながら下る


一ツ内三角点がある尾根 鉄塔が立ち並ぶ


13:04 町道堀山線から下りてきた 民宿が見える

 13:12 奥の湯温泉近くの車に戻る。5時間20分、約20600歩のトレッキングだった。前から考えていたルートの周回縦走ができて満足・・・


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2 コメント

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一ツ内の三角点 (○米)
2013-01-15 17:19:18
前回、見つけられなかったと書かれていたけど、点標有ったようですね、良かった。
今回は正規のルートを行かれたようですね?
考えてみると、山に慣れた人はあんな所に道が有ると思わないで、尾根筋だけ見てしまうから、前回のコースになったのでしょうか?
ついでに、上西まで下りてもらえたら、先に踏み跡はありますから?
鉄塔から下は藪?
パソコンの調子が悪いので書き込み遅くなりました、
話が変わりますが、里山さんが歩いたP982から島ケ峰の話題でむらくもさんのブログで盛り上がっています、
今現在の様子が知りたいようですよ!
早い機会に行くようでしたらよろしく!
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上西三角点 (さぬき里山)
2013-01-15 20:11:12
 ○米さん、こんばんは。最近「阿讃縦走」で、ピストンが多かったで、周回縦走を考えて歩きました。平帽子に出た後、大滝山回りより速かったです。上西三角点は、町道「日浦線」からの取り付きですね。2年前の夏に、日浦線の行き詰まりまでは歩いたことがあります。この尾根を竜王まで上がるのも良いかもしれませんね。
 島の峰・剣山神社方面は、次回は3月頃(花の咲き始める)に中熊から歩きたいと思っています。
 昨日の雪で、竜王山方面は相当の積雪量と思います。今週末は、通い慣れた戸石~雨島~竜王辺りで雪山トレッキングを楽しみたいと考えています。
 
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