さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

戸石~雨島峠~阿波竜王 ナツツバキ トレッキング

2013年07月20日 | トレッキング 阿讃の山
 約2か月ぶりの阿讃の山へトレッキングに出かけた。前回は、6月上旬の空梅雨の時・・・

 いつものように、安原の谷岡食堂を過ぎて右折し、下切集落から林道へ上がる。リョウブやノリウツギの白い花が咲き始めている。



ここにもシンジュ(ニワウルシ)が侵入している

 この時期、シンジュは翼果が緑から赤く変わり見た目にはきれいなのだが・・・今後の広がりが心配な帰化植物だ。



イイギリの実がブドウのように付いている

 昨年は、このあたりのイイギリの実がつかなかったが、今年は豊作なのだろうか?



6:43 水ケ本の尾根を見上げ歩き出す



切山集落への林道沿いで トチバニンジンの赤く熟した実

 最終民家の方とお会いし、挨拶をして少し話をする。


登山道へ入ると昨年も撮ったヤブカンゾウ


6:57 切山集落上の竹林の整備がさらに広がっていた


ヒグラシの抜け殻

 前回のこのルートでは、春ゼミの鳴き声を聞いたが、今日はニイニイゼミの鳴き声とヒグラシの鳴き声に変わっている。ヒグラシは、ヒノキやスギ林で幼虫が成育するので、植林されたこの辺りには多い。

 雨島峠手前の落ち葉が積もった登山道では、3㎝程に成長したタゴガエルの子どもがたくさん。10匹以上に出会った。夜に、このあたりで餌を求めて行動したのだろう。


7:18 雨島峠まで上がり、そのまま竜王方面へ進む

 久しぶりで、ここまでの標高差300mがきつかった。今日は、その先の分岐で、トラバース道へ。ナツツバキの花を見るためだ。


今日は、終盤になっているがアカショウマが花の中心


イグチ類 今日は何十という数に出会った

 キノコ類やアカショウマの白い花を見ながら歩き、去年ナツツバキを見ている辺りに差し掛かると、 


ナツツバキの花がたくさん落ちている


7:32 ナツツバキの木 背が高く咲いている花は見えない


トラバース道の谷を越える部分は草が茂る


7:38 徐々に標高を上げていく(約830m)


タマゴタケなら食用 ちょうど美しい姿と出会えた

 7:50 トラバース道分岐を通過し、



7:56 イイギリの谷を通過 曇り気味


8:09 930mこぶから982m尾根と枯れ松を見る 天気はすっきりせず

 カッコウやホトトギスの鳴き声、やかましいカケスの鳴き声を聴きながら歩く。 


これから旬を向かえるシコクママコナ


ヤブレガサの花も咲き始めた


8:35 稜線分岐の標識まで上がる



8:37 阿波竜王への遊歩道

 シュンジュギクの花がまだまだ咲いている。



8:40 阿波竜王山頂展望台に上がる 竜王神社方面

 すぐに展望台から下り、いつもの龍王社方面へ行く。


8:50 龍王社と背後のハリギリの大木

 龍王社や電波塔の周囲の草刈りが進んでいる。草刈りがまだの所には、ホタルブクロの花や実を付けたナルコユリ等が見える。



ホタルブクロ


咲き始めのノリウツギ 


たくさんついているクマシデの果穂


中には種子が出来始めている


シラキの実も赤くなってきた


ツリバナの果実


8:55 茶色に化粧直しされた龍王神社を後にし 


こんな表示も付けられた

 この後は、徳島県野外活動センター跡地横を通り、前から気になっていた車道を突き進むことにした。
車道沿いでは、たくさんの野草が目を楽しませてくれる。オトギリソウやオカトラノオ、ヒヨドリバナの花、シラヤマギクやオトコエシの蕾等々・・・


今が旬のオトギリソウ

 車道は、アスファルトからコンクリ道に変わり、地図にある道路が終わり、まだまだ道路が続くのでそのまま歩く。


9:10 草で覆われた 鷹山への登山道?

 阿波竜王頂上付近の電波塔が、かなり遠くに見え始めた。偽木の階段等で整備された鷹山(東竜王)への登山道が草で埋まっている。


道路脇の斜面にヒカゲノカズラの胞子のうほう


ヒヨドリバナの花もあちこちで見られ始めた


ヤマハギあたりだろうか?ハギ類の花もあちこちで見る


終盤のオカトラノオの花にアザギマダラ


9:27 結局 鷹山公園に出た

 阿讃縦走路を歩いて戻ることも考えたが、久しぶりの山でしんどいので、来た車道を引き返した。


引き返すとちゅうでミツバアケビが撮れた


モミの大木をたくさん見た


車道から谷をのぞくと ヤハズアジサイの花

 いつもの龍神沼にも寄り、水面をのぞくとまだおたまじゃくしがいるようだ。しかしこの時期かなり水量が減少している。


池の下に続く沢にはヤマアジサイ(サワアジサイ)が一株


近くにはクサアジサイも

 ここにもナツツバキがあった。地上には、たくさんの落下した白い花が見えるが、見上げても咲いている花は見えない。


一日花のナツツバキの花


 10:00には、阿波竜王山頂の東に戻り、奥の湯から上がったという登山者と会う。今日は涼しいと言っていた。確かに、木々で囲まれた遊歩道は涼しい。


アカシデ?イヌシデの果穂 こちらも熟し始めている


10:14 稜線分岐の地蔵を通過し、10:20 川奥との分岐と通過する。


コクワガタ?に出会う


ナツツバキの木を見上げると花が一輪 写真では分からない?


ズームする つぼみも見える


イイギリの谷で大きくなったハナイカダの実


ヤマシャクヤクの袋果が開いた


大きく成長したアケボノソウ(今年は登山道の真ん中で成長)

 11:29 雨島峠に戻り、そのまま切山へ下山する。


竹林から水ケ本尾根と笠松山


アキノタムラソウ 一眼レフなのできれいに撮れる


同じくクルマバナ


11:49 切山集落へ下りてきた


アキカラマツの花が咲き始めた


リョウブの花(今が花時)


12:03 車に戻り水ケ本の尾根を見上げる 暑い

 5時間20分、約25600歩のトレッキングだった。来週は、大川山あたりの夏の植物に出会いに行きたいなあ。 



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