さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

貝の股川~竜王三角点~東浅木原トレッキング

2016年10月02日 | トレッキング 阿讃の山
 今日は、先週から阿讃の山へ行こうと思っていた。天気も何とか晴れそうだ。久しぶりに6時過ぎに家を出て、塩江へ向かう。途中、菅沢では車道でイノシシの子4,5頭の群れに会う。内場ダム、閉校の上西小を過ぎ、貝の股方面へ入っていく。 

 6:52 旧「町道浅木原線」分岐の手前の広いスペースに車を置き歩きだす。山の上はガスだ。車道下の貝の股川からは、水が流れる音が大きく響いている。この水量では、登山道下の沢を渡れるだろうか。



6:55 すぐに浅木原林道に入る

 この時期、林道の草刈りが済み、さっぱりしている。ケシロヨメナ、アキチョウジ、咲き残りのクサアジイ、葉を落とし実だけが残るエゴノキ、などを見ながら標高を上げていく。


7:00 水量が多い滝を過ぎる

 この滝は、いつの季節に来ても水が落ちている。他にも数か所、谷部で水が落ちているところを過ぎる。


 標高で200m弱上ったところで林道が終わり、沢沿いの道に入る。


7:17 川奥・東浅木原分岐から下ってくる道(最後はあの橋を渡る)

 5、6年前に初めて通り、その後何度か上ったり、下ったりしたが、登山道の状態はよくない。

 スギの植林地を七曲りに上る作業道(ピンクリボン有)に取り付く。


テンニンソウの花が残る

 時折、小さなタゴガエルが姿を見せる。コエゾゼミに鳴き声も聞こえる。


テイショウソウが見ごろ


アサマリンドウは閉じたまま

 ガスが濃くなったのか、竜王山頂方面は全く見えない。

 標高900mを越え、いつもの展望所に出るが、樹木が茂りだし島の峰方面は全く見えない。


8:01 作業道に出た(予想はしていたが・・・)

 スギやヒノキ林の伐採作業用の道が、昨年ぐらいからできている。この細井三角点に続く尾根にも作業道が入り込んでいる。

 尾根に取り付くが、すぐに作業道に出る。


8:03 細井三角点に続く尾根道

 この後、8:13にはキャンプ場からの登山道に合流する。


歩きやすい登山道(今日は、アサマリンドウ街道だった)

 讃岐竜王との分岐を過ぎ、


ガスがかかる中歩く

 この辺りにも、テイショウソウやアサマリンドウがあちこちに目に付く。登山道にはたくさんの落ち葉とヤマグリの毬がたくさん。
 


8:27 笠形山方面との分岐を通過



8:33 阿波竜王展望台 ガスは薄くなった

 この後は、竜王峠、竜王三角点へと足を延ばす。


9:12 竜王一等三角点


タンナトリカブトはこれからが見ごろ

 同じところで群生するキバナアキギリは、がくを残すのみで花は終わっている。


竜王峠の石碑の北側でヤクシソウを撮る

 この後の帰りは車道を通る。路上にはヤマグリの毬がたくさん落ちている。道路わきには、ケシロヨメナ、アキチョウジ、テイショウソウ、アサマリンドウ等々・・・


ノコンギクも山では美しい



9:58 竜王社に寄る ハリギリの葉はほとんど落ちている

 裏にあるオオバショウマは草刈りですっかりなくなっている。鉄塔の周辺では背の低いオミナエシが花を咲かせている。


毬がはじけたヤマグリ

 この後は、竜神沼にも寄り、車道を上がり竜王山頂東の登山道に戻る。今日は、ここからは笠形山方面への尾根道に入り、982m川東三角点尾根の東のトラバース道から東浅木原集落へ下る。


10:16 稜線分岐の地蔵(いい感じの写真)

 どんどん下り、


10:23 川奥、東浅木原分岐 まだこの表示が残ってた

 何度も倒れ、適当に直されるので、この表示の向きは信用できない。下りてきて、左方向にそのまま下れば川奥方面(東の里)だ。右に5mほど折れ、北へ向かうと雨島峠、笠形山方面に進む。テープが適度についている。


10:28 滑って転倒注意が必要な下り


大きなカラカサダケ

 小さなこぶをいくつか越えて進む。疲れている足には堪える。


尾根道は藪化しつつある


10:50 川東三角点との分岐に立つ石仏
 
 この石仏もイノシシに倒され、何度が立て直したが最後はあきらめてしまった。誰かが立て直してようだ。この周辺も草が刈られすっきりしている。かなり山の奥になるのだが・・・

 トラバース道を少し歩き、ヒノキの植林地へ延びる登山道を下る。


10:53 ここからヒノキ林の作業道へ


手入れされたヒノキ林内を通る


先日に続き、ムラサキシメジ


キノコはとにかくたくさん


最後にタマゴタケ


11:25 東浅木原の民家まで下る

 少し草が伸びているが、畑も手入れされ、以前長話をしたことのある民家のおじいさんもまだお元気のようだ。

 11:36 車に戻る。4時間40分、約11kmのトレッキングだった。


工事中・・・


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3 コメント

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Unknown (うるめ)
2016-10-11 00:40:32
こんばんは~。
10月7日に石鎚山の紅葉の偵察後 香川の山に行ってました。
8日に屋島、五剣山(1~5峰)、9日に讃岐竜王山、阿波竜王山、10日に大川山と登ってきました。

ただ大滝山だけは登山口に通行禁止の張り紙がしてあり、役場に聞くとわからないじまいで 結局 住職に聞いてくれとのことで お寺で聞きました。お答は ここはお寺の山だから登ってほしくないとのことでした。

なぜですかと質問したら 山が荒れるからだそうです。そう言われると登るわけにいきません。香川の山は1座残りました。 

大滝大川県立自然公園方面ではなく 他の登山口をご存じないですか?

また いつか登りたいと思います。
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RE: 大滝山登山口 (さぬき里山)
2016-10-15 05:25:14
 うるめさん、お返事遅くなりました。3日間、香川の山を楽しまれましたか。屋島や五剣山からの瀬月内の展望はいかがでしたか。1000m余りですが、竜王山や大川山といった香川の最高峰も登山ルートを変えればいろいろ楽しめます。

 さて、ご質問のあった大滝山のことですが、記憶では私が最後に歩いたのは2年ほど前。大生口への下山の途中で、大雨の影響で登山道すぐ横の斜面が土砂崩れを起こしており、通行止めになるだろうと思っていました。
 山が大滝寺の所有地(私は山頂の徳島側が大滝寺の所有地と思っていました。)で、山が痛むから通行止めというのなら、登山道で上るルートはないのではないではないかと思います。
 しいてあげるなら、自然公園奥の橋を左にとり、車道歩きで、真名屋敷ー春日神社を通って、大滝山へ行くルートがあるかと思います。香川の山の集落や大きなアカガシが茂る神社を通り、阿讃の山々の展望を楽しみながら歩けるかと思います。私のブログ記事にもいくつかあると思います。よかったら参考にしてください。

 近いうちに、私も大滝山の登山口の様子は見てきます。
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大滝山 (うるめ)
2016-10-20 20:43:09
お返事ありがとうございました。
仕事から今日家に帰ってきました。

いろんな登山口から登られているから ご存じだろうと思っていました。
真名屋敷~大滝山~大生口トレッキングも拝見してました。
ここなら お寺さんにご迷惑をかけないで済むようですね。車で行った折に 山頂は見てきましたが これでは登ったことになりませんね。
大生口登山口からも登っては見ましたが 林道に出るまでも大藪になっており 続いて登ろうとしましたが 大藪のようで勇気が出ませんで撤退しました。

また 機会を作って登ろうと思います。
ありがとうございました。
香川の山は低山ですが 結構厳しい山もありあなどれませんね。五岳山、五剣山など 厳しい山でしたが 興味津々で楽しく登らせていただきました。
四国百名山も残り23座になりましたが 松山から遠いところが残っています。頑張ります。

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