さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

阿波市 犬墓大月~三峰山~伊笠山トレッキング

2015年01月11日 | トレッキング 阿讃の山
 今日は阿波市の阿讃の山へ・・・ 

 車を45分(約34km)走らせ、岩野トンネル手前の公園に着く。妙体山の東向かいで南北に延びる尾根、2等三角点 「三峰山」に上がることにした。地図を見ると、林道が山頂下まで延びているようだ。


7:40 大月公園に車を置き、歩き出す 166.6mの水準点がある


目指す尾根を見上げる

 県道を渡り、旧道に入ってしばらく歩くと、山へ上がっていく車道がある。東向かいの城王山方向から日が上り、気持ちが良い。


7:46 目指す三峰山だろうか?陽が当たる



8:00 朝日が差す林道を上がっていく

 アラカシ、ヤブツバキ、モチツツジ、ヒサカキ、ネズミモチ、ネジキ、コナラ、アベマキ、ホオノキ、カラスザンショウ・・・いつも歩く香川の阿讃の山と変わらない木々が見られる。アカマツも多い。


8:10 何度も城王山を振り返る

 今日は天気がいいので、メジロ、シジュウカラ、コゲラ等の野鳥もたくさん活動している。


クスノキ林が出てくる


8:17 標高450mあたり 数軒の廃屋が点在する


冬畑で見たものと同じ外便所 懐かしい


8:21 掛井を引いた水道管と和泉層

 この後、2軒ほど民家を過ぎる。一軒の民家の方に道をお聞きすると、上までの道を親切に教えてくださる。林道は、最近の伐採作業のためいい道だが、最後の山頂までの道はないらしい。


8:42 林道は大きく切り返し、2kmほど広い道がまっすぐに続く


8:55 大きなモミの木


8:58 標高650mで、樹木が伐採された明るい場所に出る


和泉層の砂岩が風化し、砂に戻っている


9:03 いったん逆方向に上がると、こちらも伐採されている

 ここでなんと、ニホンジカ2頭に出会う。すぐにこちらに気付き、真っ白な冬毛に覆われた尻を見せて藪に逃げ込んだ。妙体山の横野の方が、シカが桑の葉を食べる被害が出ていると言っていたが、なるほど、阿讃の山にもいるのだ。


9:07 城王山方面の素晴らしい展望 背後は上畑山三角点?


同じく東かがわ市の笠ケ峰から虎丸山方面の展望

 引き返し、先ほどの明るい場所からさらに奥へ進むと、道が荒れだす。大きなイタヤカエデの木が道を塞いでいる。山の斜面を下りてそれをかわす。しばらく進み、ナビで確認して、標高差100mほどを、三角点へ上がっていく。踏み跡はないが、ヒノキの植林地なので何とか上がれるだろう。


9:24 手入れされていないヒノキ林を上がる

 9:36 尾根の上まで上がる。道らしきものが見える。


9:37 三峰山のこぶが見えだす


9:43 三峰山 752.6m 二等三角点

 二等三角点らしい大きな石柱が埋まっている。下りはどうしようと思っていると、南東側へ延びる尾根に踏み跡と、赤い境界杭が見える。それを追って下ることにした。


下山方向(ヒノキの植林地との境)

 時々、ヒサカキの枝を切り落とした跡が見える。つい最近ここを歩かれた方がいるようだ。


9:53 ここで林道に出る 赤テープが付いている

 この後は、林道を進み伊笠神社を目指す。地図では、途中で林道は切れているが、最後まで林道は続いていた。


10:02 大月への下山道と伊笠神社への分岐


10:12 伊笠神社に着く(石垣を積んだ上に社殿)



山の上だが、立派な社が残る伊笠神社

 社殿の後ろのこぶがを上がると、


10:14 伊笠山 704.6m 四等三角点があった

 この後は、先ほどの分岐まで引き返し、上りとは違うルートで大月へ下山する。



10:24 引き返す途中、三峰山が見える



妙体山と手前の支尾根(西側の展望)


ズームすると大久保集落だろう(南西側の展望)


10:32 歩きやすいヒノキ林内の林道が続く

 と思っていたが、途中から石がごろごろの荒れた道になる。とても車で上がれる状態ではない。
分岐もあちこちにある。数十年前に、ヒノキの植林で造られた林道だろう。


10:58 かなり下山して、ウラジロの林が続く

 最後は急斜面のコンクリ道を下り、



11:18 大月公園に戻る(和泉層が表れた日開谷川を覗く)

 朝、公園から見上げた尾根は、すぐ下に採石跡の崖が見えるので、三峰山ではなく、594m標高点の尾根のようだ。

 3時間37分、13700歩のトレッキングだった。三峰山三角点へは、伊笠山三角点へ寄った後、尾根の上の林道を通って訪れるのがよさそうだ。





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