さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

戸石~雨島峠~阿波竜王 空梅雨 トレッキング

2013年06月09日 | トレッキング 阿讃の山
 ここのところ、仕事がまあまあ忙しい。昨日も、半日以上の休日出勤、少し気晴らしも必要なので、早朝から歩きに出かけた。6時前には家を出て、塩江方面へ車を走らせる。田植えが終わった下切集落を抜けると、ウツギの白い花が満開になっている。6:15 気温17度の戸石 水ケ本のいつもの駐車地点に着く。準備をしていると、切山集落の犬がもう鳴き始めた。



6:21 水ケ本三角点からの尾根を見上げ歩き出す 

 オオハンゲの花が咲いているが、雨が少なく元気がない。つつじ科のネジキの白い花も、気のせいか元気がないようだ。

 去年は豊作だったハチクの筍もほとんどみられない・・・息を切らせながら尾根を上がり、



6:54 雨島峠に着く 久しぶりだ

 この後は、いつものように分岐を直進し、尾根の上を進んでいく。アカショウマはまだまだ蕾だ。


7:12 水ケ本からの尾根と交わり、標高920mを越える 

 今日の目的のひとつのイナモリソウの花は・・・


イナモリソウはまだ小さな蕾だった

 7:21 トラバース分岐を通過し、982m尾根の東の巻き道へ入る。


7:25 イイギリがやっと葉を広げた(枯れたかと心配していた)

 
フタリシズカの花 花が終わり実になっているものもある

 アオテンナンショウの花がまだ見られる。マクシグサ?は実になりかけている。

 
7:32 この辺りから木が伐採されている

 境界杭に沿って、川奥分岐の近くまで伐採されている途中のようだ。



7:39 930mこぶから竜王方面(左 讃岐竜王・右 阿波竜王)

 このあたりの小さなこぶが連続する尾根では、カッコウ、ツツドリ、ホトトギスといった托卵性の野鳥の鳴き声がずっと聞こえる。


 7:52 川奥からの登山道との分岐を通過し、最後の上りにかかる。休まずに上り、



8:01 稜線分岐の地蔵を通過する


久しぶりに歩くが調子がいい。満開のシュンジュギクを見ながら歩き、



8:07 阿波竜王山頂展望台に着く 戸石から1時間46分


 展望台の周辺には、カイナンサラサドウダンやコゴメウツギなどの花が目立つ。今日もいつものように、竜王社方面へ回る。


今が満開のコゴメウツギ


シュンジュギクも満開 今年は特に多い?



竜王社の後ろで、カイナンサラサドウダンが満開に


 その上では、ハリギリが大きな葉を広げている。

 竜王社の周囲の草地では、シュンジュギクがあちこちで満開になっている。


クマシデの果穂


シラキの花

 いろいろと楽しみながらうろうろと・・・


竜王社(水婆女神社)の入り口の扉が修理され新しく 新たに看板もできた


看板の拡大 ここは徳島県美馬市字入倉


8:26 竜王社の背後にスギとハリギリの大木

 水がかなり減少した、龍神池をのぞく。まだヤマアカガエルのおたまじゃくしは、変態していないようだ


アカシデ?イヌシデ?の果穂

 ここから引きかえし、8:39 稜線分岐の地蔵と別れ、一気に下る。

 930mこぶの手前で、ミツバチの羽音が集団で聞こえる。何の花に集まっているのかと思い、あたりを見回していると、その羽音がさらに大きくなる。ミツバチが集団で移動中だった。何千匹といただろう。初めて出会った。


ミツバチの大群 写っているだろうか



9:14 イイギリの谷でハナイカダの実

  9:20 には、トラバース道分岐を通過し、日が射さない中、お気に入りのトラバース道をどんどん歩く。



タゴガエルの幼体(今年生まれ)に出会う 雨が少なくかわいそう・・・


帰り道のトラバース道でサワギク


コガクウツギの白い花が一カ所で見られた


大型のチョウが飛んでいると思ったら、今年初のアサギマダラ

 9:51 雨島峠まで戻り、戸石へ下山する。ここで、今年初めてのハルゼミの鳴き声を聞く。


 切山集落で、最終民家の方とお会いして少し話をする。やはり、今年は破竹のタケノコも、何もかも少ないという。雨が降らないことも嘆いていた。


切山集落 3年前はまだ水田があったのだが・・・

 10:18 車に戻る。4時間、約18300歩のトレッキングだった。


今日の一番の目的のサイハイラン 花時を少し過ぎている


帰り道 西谷川で見事なほど美しいマタタビの白い葉 今が花期


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