さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

柞野~中寺廃寺~大川山トレッキング

2014年08月30日 | トレッキング 阿讃の山
 8月最後の休み、今日は何とか天気がもちそうだ。運が良ければ、日も差しそうなので阿讃の山へ出かけた。

 東植田の道沿いには、2週間前に見たヒガンバナがそろそろ終盤。アキノノゲシの花も咲いている。里でも、季節は一気に秋に変わりつつある。阿讃の山でも秋の花々が姿を見せているだろう。

 50分かけて、まんのう町琴南、柞野集落着に着く。雨が続いているせいか、稲刈りはまだだ。


7:25 いつもの駐車場を歩き出し

 町道まで上がり、いったん車道沿いに下って登山口に着く。スギ林の中を通る登山道では、花をつけたササクサが目につく。

 キノコがそこらじゅうに見える鉄塔保線路に沿って標高を上げていく。保線路の所々に作業車だろうか、キャタピラーのような跡が見える。

 昨年と同様、登山道でトノサマガエルに出会う。この後、標高をもっと上げたところでは、ヤマカガシにも。


8:07 16号鉄塔で小雨が降り出す

 夏場の草刈りで、すっきりとしている鉄塔下の広場を3つ通過し、中寺廃寺跡へ入る。


8:14 ここで鉄塔保線路を離れ中寺廃寺跡方面へ

 途中、「江畑道」の表示が新しくついている。帰りに少し覗いてみたい。

 
展望台へ上がる階段横にタマゴタケ

 中寺廃寺跡のパンフフレットには、周辺で見られる植物として、このタマゴタケが紹介されている。姿形、色といい美しいキノコだ。別のパンフフレットには、晩秋のムラサキシメジも紹介されている。


8:28 展望所に東屋ができた ガスで展望はない


8:31 中寺三角点を通過

 ここから少し薄暗い登山道を抜けると、コンクリ道につながる作業道に出る。


「バイオマス」のトイレができている

 昨年の9月以来、1年ぶりのこのルート、中寺廃寺跡の整備がさらに進んでいる。

 しばらく土の作業道を歩き、やがてコンクリ道に変わる。道沿いには、満開のシコクママコナ、サワヒヨドリ、蕾をつけたヤマニガナ、ミヤマウズラなどが見える。ここからは、日が当たり草花が豊富だ。


8:36 たわわに実ったツチアケビ

 今年は雨が多かったので、実が大きくなったのだろうか。腐生植物にとっては、日照不足は関係ないのだろうか。


ツチグリの幼菌だろう 初めて見る



8:51 ヤマジノホトトギス 今日はあちこちで開花


シラヤマギクも満開に近い


9:10 大平のビニールハウスに出る

 ここからは、しばらく緩やかな尾根道を歩く。キノコがとにかく多い。ガス気味の尾根道、途中、ヤマドリにびっくりさせられ、


9:17 大平三角点を通過


気持ちの良い尾根道(阿讃縦走路)



9:33 大川山山頂への最後の急登



9:40 山頂にある大川神社に着く

 前回、本殿が修理されていたのを見たが、境内はまだまだ工事をしているようだ。境内の中の木も伐り倒されている。

 拝殿前の石段に座り、少し休憩。この時期にしては珍しいほど涼しい。青空が見えればもっと気持ちいいのだが・・・

 帰りは、キャンプ場横から遊歩道を通って帰ることに。去年、テイショウソウがいち早く咲いていた場所だ。滑りやすい木道を慎重に通っていく。長い雨で苔が付き、本当に滑りやすい。

 テイショウソウは花茎が伸びているものの、まだまだ蕾。モミジガサの花やヤマアジサイの装飾花が見える。


モミジガサ


10:00 イヌシデ林を見上げ下って行く

 車道まで下り、ここから徳島方面への道へ回る。


10:11 和泉層が崩れた落石が多い


車道沿いではオトコエシの花も見ごろ


クサアジサイの花も残る

 来るときに通った尾根道を歩き、大平のビニルハウスからコンクリ道へ。このコンクリ道が、またまたよく滑る。慎重に下りていく。

 ツクツクボウシやアブラゼミの鳴き声が聞こえる。



11:06 帰りに中寺廃寺跡展望所から 今日歩いた尾根がようやく

 ここからの下山は、尾根に沿った保線路を通らず、そのまま柞野道を下る。


11:41 下りの柞野道でもササクサの花 


11:52 新しい看板ができた下山口に出る


 11時55分、駐車場に戻る。4時間30分のトレッキングだった。

 


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