KⅡカスタムロッド 川上耕也 スペイフィッシング&フライフィッシング関連日記

中禅寺湖,犀川,鬼怒川など各地の湖や本流のレインボー,ブラウン,ヤマメ,イワナ,サクラマスなどのフライフィッシング情報。

本日の重要なお知らせ!!!~フェルールワックスの使用とロッドジョイントセクションにつきまして~

2024年03月25日 | KⅡカスタムロッド

本日の重要なお知らせです。

弊社 Bonny Lynx ロッドで2023年に”抜けなくなる”という事案が1件ありました。そして2024年同じことが1件発生いたしました。

Bonny Lynx シリーズ発売から12年で抜けなくなる事象は上記含めて3件です。

それが自分の感覚で短いスパンで2件続きましたので、考察することにいたしました。

なおこれらはBonny Lynx シリーズの違うアイテム、違うセクションで起こっております。

そしてこの2件に関しまして共通しているのは、”同じフェルールワックスを使用している”、そして”べったり物凄い量を塗り込んでいる” ということです。

特に流動体であるフェルールワックスはジョイントセクションに直接着けるのではなく指に軽くつけてかなり薄く伸ばす程度で十分だと思います。

 

私が考察し思うのはやはりかなりの量を塗りすぎることに起因し、あわせてスペイ関係の動作でどうしてもゆるみが生じますからロッドの差し込み時に非常に強い力で差し込みを行なうことでの事案かと思います。これはどこのロッドでも起こりうることだと思いますし事実起こっております。最悪の場合、抜けないセクションを破壊して対応することにもなりかねません。

1度にべったりつけていなくてもロッドを使用するたびに毎回ワックスを塗っている方もおられるようです。そうすることでジョイントセクションのメス側の中に古いワックスが残り劣化していきまして差し込み具合も甘くなり、あまりささらなくなり、それをもっと押し込もうとして密閉圧着になることがあります。釣りをする時、キャスティング練習をする時に毎回塗ることなどは使い方の誤解、間違いであると思います。

 

*自分はフェルールワックスは使用しません。普通のろうそくで軽くこする、触るという感覚で大丈夫です。これはロッドセクションの抜け防止、すり減りの軽減にも役立ちます。そして抜け防止に有効な手段はジョイントセクションの”テーピング”です。テーピングでのゆるみ防止の代わりをワックスをどんなに塗り込んで防ごうとしても完全な解決にはなりません。正しくテーピングすればこちらの方が勝っております。しかし、テーピングに使うテープの成分で塗装を痛めはがれることがございます。ジョイントセクションのテーピングなどには各メーカー様の考えがおありかと思います。詳しくは所有するメーカー様にお尋ねください。)

 

弊社Bonny Lynx シリーズはベテランユーザー様からお褒めの言葉をいただく程、ロッドのジョイントセクションの精度は抜群でございます。そこに必要以上にワックスを塗り、力任せに差し込んだりすると密閉圧着してしまい、抜けなくなることがあるのだと思います。そしてやってはいけない抜き方でロッドを破損することもございます。

こういったことは弊社ロッドだけでなく、他社様のシングルハンド、Wハンドロッドでもワックスを使っていなくても使っていても発生しております。

 

もしテーピングをしないならばまめに全てのジョイントセクションのゆるみ点検をすることです。テーピングもワックスもまめな点検(20~30分に1回程度ロッドセクションの全てです。4ピースロッドならば3か所全て。)にはかないません!テーピングしていてもそのままゆるみがないか点検することが使用している時には重要です。釣りやキャスティングに夢中になり特に初心者の方々はついつい忘れがちになることが多いと思います。

Bonny lynx シリーズはジョイント精度が高いのでしっかり差し込むだけで抜けずらいし、また精度が高いためにしまう時の引き抜きも抜群です。それでもテーピングをおすすめしております。

 

以下、重要なことと考えます。様々なメーカー様のロッドでも起こりうることだと考えます。

①ワックスやロウなどをべったりつけすぎないこと。触る程度でいいのではないかと思います。つけ過ぎることで様々な不具合がでます。難しいかもしれませんが、少し足らないかなくらいの感じ、かなりたらないかな、ぐらいでいいと思います。

②抜けなくなったロッドセクションの引き抜き方は2人で行います。片方づつを持ってひっぱるのは最悪の方法です。両セクションを交互に持って『1,2の、3 !』で短いストロークで引き抜くやり方で対応します(時間ができましてYouTube撮影しましたら映像で説明しようかと思います)  それでも抜けなければ無理をしないで各メーカー様にお尋ねください。熱膨張などジョイントセクションを氷で冷やす等、様々な方法があります。)

③流動体のワックスを塗ったロッドを高温の車中に置きっぱなしにして差し込みするのはかなりの確率で抜けなくなります。

④ワックスなど使いすぎてフェルールがベトベトになりましたらうすめ液やシンナーをティッシュにしみさせてふき取ってください。きれいにとれます。

⑤きれいに拭き終わりましたら少し時間をおいてロウで軽くこすります。

詳しくはこちらをぜひご覧くださいこちら

いよいよ各地で4月解禁のシーズンインになります。釣り場でロッドの破損やロッド取り扱いのトラブルなどないようご注意いただき快適な釣りをお楽しみいただけたらと思います。

釣り現場で起こるロッドトラブルはせっかくの釣行を無駄にしてしまいます。ましてや遠征先が遠い場合にはなおさらです。いい機会でしたので少しの注意や気遣いで大切なロッドトラブルを回避できることを伝えしたいと思いました。

 

 

*KⅡカスタムロッド Facebook ページはこちら!!!

*KⅡネットショップご利用こちら

*あらゆるフライキャスティングレッスンこちら!  *近々のウイルス感染の影響を考慮し、しばらくお休みいたします。

*リピーター絶賛!KⅡフライフック⇒こちら!!!

*鬼怒川ウエットフライ、北米ショートヘッド、スカンジナビアン本流ウエット&ストリーマーフィッシングスクール及び止水、湖の基本的な釣り方なら人気の中禅寺湖実釣スクール⇒こちら!  *近々のウイルス感染の影響を考慮し、しばらくお休みいたします。

 

 

 

 

 

 



最新の画像もっと見る