「浄土真宗」は、約800年前、親鸞聖人が明らかにされた教えです。
浄土真宗とか、親鸞聖人の教えと聞くと、親鸞聖人独自の特別な教えがあるように思われがちですが、そうではありません。
それは、親鸞聖人が常に仰っていたお言葉から分かります。
更に親鸞 珍らしき法をも弘めず 如来の教法を 我も信じ 人にも教え聞かしむるばかりなり
<親鸞は、今まで誰も説かなかった「珍しき法」を弘めているのではない、釈迦如来の教えを、親鸞、間違いないと信じ、そのまま皆さんにお伝えしているだけである>
ここからも分かるように、親鸞聖人は、ご自身の考えた独自の教えではなく、お釈迦さまの説かれたことだけを、自分の考えを一切入れられず、忠実に伝えられたのです。つまり、「浄土真宗=仏教」なのです。
普通なら、「これは私が最初に発見した」「俺が考え出したから、俺の成果だ」「それは私のオリジナルだぞ。勝手に使うな」というように、「自分が、自分が」と主張しがちです。
しかし「親鸞、まったく私なし」と、私見を一切交えず、お釈迦さまの教えをそのまま伝えられたのが、親鸞聖人の大きな特徴の1つです。
浄土真宗の教えを知るということは、仏教のすべてを知ることにほかなりません。
では、親鸞聖人がひたすら伝えていかれた仏教とは何を教えられているのでしょうか。次に、それについて学びましょう。(続く)
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