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哀れな日本の治水事業の真実 水害の真実は政治に責任あり国民の責任である

2018年07月21日 | 経世済民=政治=経済

 哀れな日本の治水事業の真実 水害の真実は政治に責任あり

信じがたい(個人的に)話ですが、未だに今回の西日本豪雨災害を受け、「治水対策を減らしたのは民主党で、安倍政権は悪くない」といった論調を見かけるので、真実を書き記しておきます。

7月11日(水)のチャンネル桜「Front Japan 桜」で解説しましたが、【Front Japan 桜】西日本豪雨~なおざりにされてきた治水整備(他)
[桜H30/7/11]
https://youtu.be/Gtkak7ocZXM
http://www.nicovideo.jp/watch/1531291203

確かに、民主党政権期に治水対策費が大幅に削減されたのは事実です。とはいえ、それ以上に重要なのは、● そもそも、治水対策費を大幅に減らしたのは、橋本政権、小泉政権という自民党政権● 安倍政権にしても、民主党政権期に減らされた治水対策費を全く増やしていない。というか、むしろわずかながら減らしている。という「事実」です。
【日本の治水事業関係費の推移(億円)】
http://mtdata.jp/data_60.html#chisui
グラフの通り、村山政権までは2.2兆円規模だった治水対策費を、橋本政権が削減を始めます。その後、主に小泉政権下で治水対策費は大幅に削減され、2009年(麻生政権)には1.3兆円になってしまいました。
それを、民主党政権が8000億円台に減らしました。第二次安倍政権発足後にしても、別に治水対策費が増えたわけではなく、
8000億円前後をうろうろし、実は日本の治水対策費が「最低」になったのは、2017年です。さて、治水対策を疎かにし、
「不作為の殺人者」となったのは2009年までの自民党政権ですか?政権交代後の民主党政権ですか?それとも、2013年以降の安倍政権ですか?どう考えても、全員でしょ。
そして、これらの政権を発足させた、公共事業を意味もなく否定し続けた日本の有権者の責任ではないのですか?
それにしても、「民主党政権が治水予算を減らした」などと主張する人は、一度でも「データ」を確認しようとしたのでしょうか。してないでしょ。
この種の主張をする人は、三つの罪を犯しています。
1,今回の西日本豪雨災害について、安倍政権に責任がないという虚偽を拡散し、人々をミスリードしている
2.一般国民が「データ」を確認できず、真実を知ることがないと、バカにしている
3.あたかも安倍政権がまともに公共事業をやっているかのごとく印象操作を行い、財務省の緊縮財政をサポートしている。
今回、「民主党が治水予算を~」系の虚偽情報(少なくとも真実は語っていない)に騙された人は、率直に書きますが「公開」の情報を発信する資格はありません。     END         From 三橋貴明@ブログ

日本の治水事業費の推移 1997年 22,569億円 →2010年 8,073億円 →2017年 7,709億円 哀れな日本の治水事業の真実 水害の真実は政治に責任があり、自民党・民主党等政権担当者は『不作為の殺人者で在り』こんな政治を許している国民に責任があるのだと私は感じました。安倍さんが現地に見舞いに行かれる白々しさに呆れるばかりです。全てが間違った経済指標PBバランス指標を信じてデフレ克服が出来ない日本の悲劇です。    私見 END

 


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