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『上海の西、デリーの東』 素樹文生

2014年09月08日 23時26分00秒 | ■読書
「素樹文生(もとぎふみお)」の紀行エッセイ『上海の西、デリーの東』を読みました。


紀行モノは今年3月に読んだ「村上春樹」雨天炎天 ―ギリシャ・トルコ辺境紀行―以来… 旅の本で現実逃避ですね。

-----story-------------
インドに行きたかった。
そして僕は職場を捨てて旅に出た。
上海までは船、それから陸路、西をめざす。
中国で“没有(メイヨー)”の連発にムッとし、カンボジア人の“ノープロブレム”は、つまり問題大いにありということが身にしみてわかる…。
ベトナム、タイをへて聖河ガンジスへ。
三十歳を目前に出発した著者が、アジア放浪の苦闘と、その魅力をしなやかに描く、バックパッカー新世代必携の書。
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船で上海に行き、それからアジアを放浪しながらインドに至る旅行記です。

 ■はじめに
 ■中国
 ■ベトナム
 ■カンボジア
 ■タイ
 ■マレーシアとシンガポール
 ■ミャンマー
 ■インド
 ■おわりに
 ■解説 小林紀晴


一緒にバックパックを背負って、旅をしている気持ちになって読み進めました。

それにしても、中国の汽車(火車)の酷さには驚きましたねぇ、、、

切符が買えない、指定席に他人が座っている… まではなんとか耐えれるかもしれませんが、トイレが溢れて汚水(汚物?)が客車に流れ込んだり、唾や痰を吐き散らしたりという不衛生な状況には耐えられないかもしれないなぁ。

20年前の旅行記なので、現在は改善されているかもしれませんけどね。


ベトナムのアオザイを着た女性たちを一緒に眺めたくなったり、

タイのビーチリゾートでのんびり過ごしたくなり、

マレーシアでの女性との出会い(嘘?)にドキドキしたり、

と、中国以降の旅(中国も東南アジアと接した南部は楽しそうでしたけどね)は、愉しみながら、心地よい気分で読めました。


インドは、行ってみたいような、行きたくないような… そんな印象が残りました。

それにしても、屋内で摂氏48度って… どんな状況なんでしょうねぇ。
想像できないなぁ。



読んでいると、旅に行きたくなりますねぇ。






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