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『河童が語る舞台裏おもて』 妹尾河童

2024年07月31日 20時36分46秒 | ■読書
妹尾河童のエッセイ集『河童が語る舞台裏おもて』を読みました。
妹尾河童の作品は昨年4月に読んだ『河童が覗いたインド』以来なので約1年振りですね。

-----story-------------
回り舞台、空中を飛ぶ人間、まるで手品のように、様々なテクニックを駆使して創り出される舞台。
客席からは見えない舞台裏には、面白い話がいっぱい。
舞台美術の第一人者であり、小説『少年H』の著者でもある妹尾河童さんが、すべてのタネを惜しみなく明かしてくれる、飛び切りの面白本。
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河童が覗いたシリーズには、タイトルに「覗いた」が付くのですが、本作は舞台という妹尾河童の本職の部分を扱うということで「語る」というタイトルになっているらしいですね。

 ■回り舞台は日本が元祖
 ■回る舞台に裏はあり
 ■舞台を動かしたレオナルド
 ■騙しのテクニック
 ■職人芸が主役大道具製作の現場
 ■はじめに「道具帳」ありき
 ■舞台監督は忍者のごとく
 ■演劇界の知られざる仲間たち
 ■闇も創る舞台照明
 ■「ケレン、カラクリは邪道だ」というのは誰だ ほか

舞台美術の第一人者が明かす舞台づくりの秘密……回り舞台の効果的な使い方、75秒で場面転換をする工夫、専門家もだまされた豪華なステンドグラスの裏は? お菓子の家が爆発する仕掛けとは 他、、、

河童さんは本職を語ってもこんなに面白いぞ! もちろんイラスト、写真も満載だ!

妹尾河童が、自身の本業である舞台製作の現場を、写真と文章、それにいつものイラストによる図解で案内してくれます……舞台装置、転換のしくみから大道具、小道具、衣装などを受け持つ人びとの仕事ぶりまで、舞台を作りあげる要素を順を追って紹介してくれるのですが、、、

あまり舞台に興味がないので入り込めなかったですねー いつものイラストは大好きなんですけどね……演劇ファンにとっては、堪らない作品だと思います。

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