柔道整復師国家試験対策校 ジャパン国試合格

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今日の2問

2013-12-02 10:13:08 | 今週の問題
おはようございます。
今日は石川が発信いたします。
昨日から12月が始まりました。
外を見ると裸の木も多くなり、いよいよ冬本番ですね。
寒いですが、元気に頑張っていきましょう!

「第1回ジャパン模試」より柔整理論の一般問題を2問出題致します。

問題 コーレス骨折の典型的骨折について誤っているものはどれか。
1. 手の橈側偏位
2. 急峻な背面の突出
3. 手関節の横径の増大
4. なだらかな円形の背側突出

【解答】 4 【柔理】p.233  
コーレス骨折では、見た目の変形を正面と側面から見たものがある。ひとつはフォーク状変形(側面)と言い遠位骨片の急峻な背面の突出かつ、なだらかな円形の掌側突出のことを指す。もうひとつの銃剣状変形(正面)では腫脹と転位による手関節の横径の増大、遠位骨片の橈側偏位がみられる。どちらも見る方向が違うだけでコーレス骨折の典型的な変形のことをいう。

問題 肘関節脱臼について誤っているものはどれか。
1. 尺骨、橈骨それぞれの単独脱臼は稀で、前腕両骨の脱臼が多い。
2. 前腕両骨後方脱臼の合併症として尺骨神経、橈骨神経、正中神経の損傷がある。
3. 前腕両骨前方脱臼は、観血療法の適応が多い。
4. 前腕両骨分散脱臼の固定肢位は、肘関節90°前腕回内回外中間位にて固定を行う。

【解答】 4 【柔理】p. 271~275
前腕両骨分散脱臼は稀な骨折である。前後型、側方型の2つに分類される。前後型の固定肢位は前腕回外位とし、循環障害を起こさない程度に可能な限り肘関節の屈曲を行う。側方型の固定肢位は、前腕回外位にて肘関節を90°屈曲する。どちらの固定も前腕は回外させること。尚、肘関節90°前腕回内回外中間位の固定肢位は前腕両骨の後方脱臼、前方脱臼、側方脱臼に適用される。
前腕両骨前方脱臼は、多くが肘頭骨折を合併するため、徒手整復後は観血療法を行う必要がある。

今週末、12月8日(日)に「第2回ジャパン模試」を実施致します。
日頃の成果を存分に発揮できるように落ち着いて模試に臨みましょう。

スタッフ一同、皆様の国家試験合格へ応援していきます!

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