明るい化け猫計画

~猫又育成のための自然療法研究ノート~

ギーの作り方

2009年06月05日 | 猫のアーユルヴェーダと中国医学
前回の脱毛記事で出てきたギーの作り方を紹介しておきます。
写真がなくてゴメンナサイ

本当は、加工していない牛乳で作るそうです。
ここで紹介するのは家庭で作る簡易版です。

ギーは、色々使えます。食べても塗ってもいいんです。

トーストに塗って、生はちみつかけて食べると格別です♪
医療用として使えるレベルのギーは、色んな治療に使われるそうです。

人肌のギーを目に垂らしてドライアイの治療にも使いますが、これはアーユルヴェーダクリニックでやってもらったほうがいいかなと思います。私はすごいドライアイなので、自分で作ったギーで試したことがありますが、不快度100が50ぐらいに改善した程度でした。

スプーンにギーを乗せてちょっと温めて、スポイトで目に垂らすという方法で毎晩2週間ぐらい。時々、目がかゆくなったことがあって、やはりきちんとしたところで本格的なトリートメントを受けたほうがいいなと思いました。かゆみの原因は、洗い落としたはずのアイメイクが残っていたのか、ギーにゴミが混ざったのか、スポイトが汚れていたのかよくわかりません。

一時期、眼球エステとかっていうものが流行りましたがギーのことです。
こういったサロンの中には、バターを溶かしただけのものをギーと称しているところもあるのでご注意を!興味のある方は、アーユルヴェーダクリニックかクリニックの指導をきちんと受けているサロンを選んでください。

ギーを顔に塗って寝ると、翌朝ツルツルになります。でも朝起きるとケモノのにおいがするので、私は使ってません。肌のカサカサにとってもよく、どの体質の人にも使えます。ギーは他の油とちがって、基本的に季節や体質を問いませんが、肌が乾燥しやすく、口からも適度な油分を摂ったほうがいいワータには特におすすめです。

手作り食のネコさんだったら、ワータの季節や皮膚の乾燥が気になるときに食事にまぜてあげるといいようです。

外ネコさんや、シニアネコさんで肉球がひび割れていたりカサカサしているときに塗ってあげてもいいです。皮膚になじませてから、床を汚したり滑ったりしないように余分な油を軽くぬぐってあげてください。犬猫兼用の肉球クリームは精油や抗酸化剤等が入っていることがあるので、ギーの方がぜんぜんいいと思います。



【準備するもの】
無塩バター200g 
(200gでなくてもいいけれど、大きなブロックのもの。カルピスバターがおいしくておススメ。必ず無塩のもの)

おたま(高温油でも溶けないもの。ステンレス製など)

油をろ過できるクッキングペーパー

保存瓶(ジャム用ガラス瓶など、溶かしたバターを入れるもの)

【作り方】
1)室温に戻した無塩バターを用意する。冷たいままでも良いけれど、溶かすときに少し時間がかかります。レンジで溶かすのはNG。

2)瓶とフタを良く洗い、コンロの火で瓶の中を乾かしておく。ホコリなどがついてると、そこからカビてきたりして長持ちしません。

2)溶けやすいように、2~4ブロックに切った無塩バターをおなべに入れ、弱火で液状になるよう溶かす。部分的に焦げたりしないように注意!!!

3)バターが全て溶けたら中火にして、沸騰させる。小さな泡がプツプツと出てきてパチパチ音がしてくる。

4)そのまま中火で加熱すると、泡が大きくなってくる。
  表面に白い泡が出てきたら、おたまなどでマメに取り除く。
  鍋の底に、揚げカスのような小さなかたまりができてくる。

5)大きな泡に小さな泡がまじってきて、パチパチという音があまりしなくなる。
  液体が透明な黄金色になってきたら、鍋の底に沈んだカスの色がキツネ色になる前に火を止める。(←これを絶対焦がさないこと!)

6)クッキングペーパーで液体をろ過して、カスを取り除きながら保存瓶に移動しておしまい。残りカスは極上クッキーのごとくおいしいので、ぜひ捨てずに召し上がれ♪

*5)で焦がしたものは外用すべきでないとされてますが、食べる分には問題ありません。常温で数ヶ月大丈夫と言われてますが、実際に使っているとふたを開けたり、スプーンですくうときに多少雑菌が入るようで、うちは1ヶ月ぐらいでカビが出てしまいました。冷蔵庫に入れておいたほうが安心です。


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