明るい化け猫計画

~猫又育成のための自然療法研究ノート~

【猫又研究】なぜ猫は魔女の手先となったか?

2010年06月26日 | 猫又研究ノート
こんばんは

ここのところ、日本中サッカーで大騒ぎ
口てい疫関連のニュースも数が減っているし
メキシコ湾の深海油田事故については、さっぱり(かなりの海洋生物が死んでいるそうです)

猫又研究に入る前に、前回コチラ☆の続きをちょっとだけお付き合いくださいませ

口てい疫については、6月24日の西日本新聞によると、同日時点で感染の疑いがある牛や豚約19万9千頭の殺処分と埋却を終えたそうです。しかし、これからまだワクチン接種をした家畜約3万頭の殺処分が残っているそうです。

彼らは、口てい疫を発症していないけれど、念のためにワクチンを打たれ、更に、ワクチン接種をした家畜を生かしておくと牛豚肉の輸出の時期が遅れるので、経済的理由で殺されるわけです。

本当はね、病気になったら治療してもらったり、野生動物だってどこかに隠れて身体を休める自由ぐらいはあるんですよね。食肉家畜でなければ、殺されなくてすむ。しかも、こんな形で・・・

今回の件では、本当に色々考えさせられました。

動物は敏感ですから、完全に心身の苦痛を伴わない殺処分なんてないと思います。
だから、どうしても殺さなければならないのなら、せめて、恐怖や痛み、苦しみが少しでも軽減される方法でやってもらいたいです。

前回紹介した、『太郎の友』さまがオンライン署名を募っています。7月1日前後に一度提出されるそうです。(携帯での署名はコチラ☆から)6月27日には、長崎で街頭署名もされるそうです。


ハワイには、豚の神様カマプアア(Kamapua'a)がいるそうです。
豚は、古代エジプトでも神様の一人でした↓


牛が神様と言えばインドですが、日本にも牛神様がいらっしゃる
牛神様は、天神様のお使いだそうです。
こちらに、詳しい解説がありました。
http://tokyo.cool.ne.jp/y_ohata/sekibutu/zatsu/tenjin.htm

昔は、動物や自然が神様だったんですよね。
牛も、豚も、犬も、猫も・・・

古代エジプトで猫が神格化していたことは、ご存知の方も多いと思いますが、ヨーロッパでも、魔女狩りの犠牲となる前は女神の化身として崇められていたそうです。

『猫を科学する』によると、
--------
呪術を司る美しい女神フレイヤは、猫を聖獣として従え、自分の車を2頭の猫に引かせていました。フレイヤは人の生死を管理し、従者の猫を使って様々なまじないを唱え、人の未来や農作物の収穫量を占いました。この女神フレイヤは、エジプトから伝わったパシュト神が変化したものと考えられています。
---------

パシュト神=バステト神


つまり、ヨーロッパでキリスト教の布教が盛んになると
バステト神=異教の神=悪魔
猫=悪魔の手下

ということで魔女狩りに巻き込まれたんですね。
これで、ボードレールの詩の意味がやっとわかりました。

「地獄の王なら、猫を柩車の馬にするだろう」

『悪の華』の一節です。

以前、【化け猫】猫とお寺でも触れたのですが、この一節と日本の化け猫(火車)がどこか繋がりそうですっきり繋がらなかったのですが、ボードレールの方は、女神フレイヤが猫に車を引かせていたところからきてるんですね・・・たぶん

日本の妖怪火車も、この影響を受けているのかな。

上の写真は、Nils Johan Olsson Blommér (1816-1853)
フレイヤの車を引く猫は、ノルウェージャンフォレストがモデルではないかと言われているそうです。

犬は、古代エジプトのアヌビス神が有名ですが、日本でも、犬神様として祀られているんですね。
山形には、犬とネコのお宮があるそうです。


アヌビス神

エディー君はもう会った・・・かな?
そちらの様子をご家族に教えてあげてね。


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お願い!

2010年06月17日 | ヒトと動物
こんばんは。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか
私は最近、クタクタです

今日は、猫さんの話ではないのですが、どうしてもみなさんとシェアしたいことがあります。

宮崎県における口蹄疫、心を痛めている人も多いと思います。
この件について動物福祉の観点から調べたところ、動物保護団体『太郎の友』さまのHPに政府に対する要望書が掲載されていました。

農家の方の援助については、応援の署名や義援金、募金、応援物資など、心温かい方々がアクションをとられているのですが、動物についての直接的なアクションは、上記の要望書と、海外の動物愛護団体Animals Asiaが日本政府宛に作成したレターしかみつけることができませんでした。(もし、他にいらしたらゴメンナサイ)

殺処分の詳細は、現場で確認できないので真実はわかりません。
ブログやツイッターで情報を集める限り、殺される動物は想像を絶するような恐怖、痛み、苦痛を味わっているように思えます。
mixiをお使いの方は、こちらをのぞいてみて下さい。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1493250673&owner_id=1656063

mixi を使っていない方は、「mixi ひじりさんの日記」で検索してみてください。

最初は私も、食肉になるならどうせ殺されるんだよね?って思いました。
けれど、この件について調べているうちに、せめて、ほんの少しでも痛みや恐怖が軽減する方法で殺して欲しいという思いで一杯になりました。

西日本新聞によると、6月15日の時点で感染疑いがある約2万7700頭と、ワクチンを接種した約6万4千頭の殺処分を今月末を目標に進めていくそうです。
参考記事「宮崎・口蹄疫 家畜埋却 月内に完了 県が見通し 進ちょく率は64%」


17日の記事では、計画に遅れが生じているとありますが、どちらにせよ彼らには時間がありません。少しでも、本当に少しでも、彼らの苦しみが救われるように、皆さんの声も政府に届けてもらえないでしょうか?

こちら↓から国政に関するメッセージを送信することができます
首相官邸HP ご意見募集
http://www.kantei.go.jp/jp/iken.html

私は、下のメッセージを送信しました。

-------------------
私は、宮崎県口蹄疫発症にかかる家畜の殺処分防疫において、発症家畜の殺処分方法の詳細公開並びに、以下の生命の尊厳を基調とする指針及び国際基準に準じた殺処分方法の適用と徹底を強く求めます。

また、ワクチン接種済みで未発症の家畜については、延命の判断を所有農家に委ねることを強く求めます。

平成19 年11 月12 日環境省告示第105 号「動物の殺処分方法に関する指針」

管理者及び殺処分実施者は、動物を殺処分しなければならない場合にあっては、殺処分動物の生理、生態、習性等を理解し、生命の尊厳性を尊重することを理念として、その動物に苦痛を与えない方法によるよう努めるとともに、殺処分動物による人の生命、身体又は財産に対する侵害及び人の生活環境の汚損を防止するよう努めること。

第2 定義
この指針において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めると
ころによる。
(1)対象動物 この指針の対象となる動物で、動物の愛護及び管理に関する法律(昭和48年法律第105号)第44条第4項各号に掲げる動物
(2)殺処分動物 対象動物で殺処分されるものをいう。
(3)殺処分 殺処分動物を致死させることをいう。
(4)苦痛 痛覚刺激による痛み並びに中枢の興奮等による苦悩、恐怖、不安及びうつの状態等の態様をいう。
(5)管理者 殺処分動物の保管及び殺処分を行う施設並びに殺処分動物を管理する者をいう。
(6)殺処分実施者 殺処分動物の殺処分に係る者をいう。
第3 殺処分動物の殺処分方法
殺処分動物の殺処分方法は、化学的又は物理的方法により、できる限り殺処分動物に苦痛を与えない方法を用いて当該動物を意識の喪失状態にし、心機能又は肺機能を非可逆的に停止させる方法によるほか、社会的に容認されている通常の方法によること。

国際獣疫事務局 (OIE) Health Standard, Terrestrial Animal Health Code Chapter 7.6., Killing of animals for disease control purposes

以上
----------------------
気持ちはあるけれど、具体的に何を書いてよいか迷う方は、どうぞコピペしてください。
でも、堅い文章でなくていいんです。一言でも、あなたの気持ちを伝えていただけないでしょうか

首相官邸には、英語でもメッセージを送信できます。
外国にお友だちがいらっしゃる方は、是非教えて差し上げてください。
(2000characters とありますが、これは全角の文字数だと思います。なので半角では4000字書けるのではないかと思います。)
首相官邸英語HP
https://www.kantei.go.jp/foreign/forms/comment_ssl.html

参考資料として、下のものも
Animals Asia urges humane slaughter of over 100,000 pigs and cows in Japan
http://www.animalsasia.org/index.php?UID=A2WE6KG3KA7

Terrestrial Animal Health Code - Killing of animals for disease control purposes
http://www.oie.int/eng/Normes/mcode/en_chapitre_1.7.6.htm


私一人でできることなんて、すずめの涙ほどの義援金を送ることぐらいです。
でも、沢山の人が今回の危機管理のあり方や動物福祉に注目していることを伝えれば、たとえ小さな一歩でも何かの足がかりになるのではないかと思います。
声をあげるのにベジタリアンである必要もありません。
私はもう、何十回も挫折しています。

愛玩動物、家畜動物、食肉用、野生動物、害獣・・・
このような人間本位の分類のあり方も疑問だらけの世の中です。
家畜の肉を猫に与えている私も疑問だらけです。
今すぐ答えを出せない課題は、いっぱいいっぱいあります。

でも、今は、今この瞬間も恐怖で震え、痛みで苦しんでいる命にできることを出来る範囲でするしかありません。

私に何ができるか一生懸命考えました。
一生懸命考えて、考えて、今この記事を書いています。

どうか、一人でも多くの方の心に届きますように・・・


毎日朝7時と夜10時半、5分間私たちの犠牲となっている動物のためにお祈りをしています。祈りを捧げたい方の参加を歓迎します。
私は、主に動物に対して祈りを捧げていますが、絶望に打ちひしがれている農家の方々、動物を助けたくて獣医になったのに、命を終わらせる役割を担わざるを得ない獣医師の方たち・・・お祈りの対象は自由です。場所も自由。参加も自由。宗教宗派自由。朝だけ、夜だけ、自由。やめるのも自由。時間になったら、今この瞬間に苦しんでいる命が救われるよう祈りを捧げる、それだけです


参考:
Sasayama' blog
太郎の友
たまねぎ通信(拡散希望】 宮崎の口蹄疫・現場の叫び)
パンダ room 「口蹄疫による今回の殺処分法とは?」
OIE 国際標準(英語)
Animals Asia


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