明るい化け猫計画

~猫又育成のための自然療法研究ノート~

【猫又研究】猫飼好五十三疋(みょうかいこうごじゅうさんびき)

2009年01月30日 | 猫又研究ノート
資料:
WIKIMEDIA COMMONS
File:Cats suggested as the fifty-three stations of the Tokaido.jpg

寒いし、雨降ってるし
なんか楽しいもの・・・ということで

歌川広重作の浮世絵で有名な、東海道五十三次の猫パロディ
猫飼好五十三疋(みょうかいこうごじゅうさんびき)!

パロディですが、こちらも正真正銘、歌川国芳という浮世絵師が江戸時代後半に描いたものです。
良くみると、シッポの長い猫は猫又になってたりして楽しい絵です。
上中下の3枚から構成されていて、絵の横に宿場の名前と駄洒落が書かれています。

しかし、この駄洒落が古い字でなかなか読めない。

検索してみたらいくつかはヒットしたのですが一覧がなかったので、本棚の奥深くで眠っていた古文書入門を
片手に解読してみました。(きっと、ちゃんとした本には現代語訳が書いてあるんだろうけど・・・)
読みと解釈は他者さまのブログから拝借しているものもありますが、
どれがどなた様のところだったか、自分が解読したのか、分からなくなってしまったので明記してません。
ごめんなさい

今回は、とりあえず上の部分(向かって右端)です。

資料:WIKIMEDIA COMMONS

中と下は解読中です・・・というかちょっと飽きてきたので
気が向いたらやります。
(cat-city さんのところでアップの綺麗な画像が閲覧できます↓)
http://www.cat-city.com/museum/ukiyoe/exbit/kuniyoshi01.html

【猫飼好五十三疋(上)】

1日本橋 (にほんばし) 二本だし ← 二本の鰹節

2品 川 (しながわ) 白かを ← 白い顔

3 川 崎 (かわさき)  かばやき ←蒲焼

4 神奈川 (かながわ) かぐかわ ← 皮を嗅ぐ

5 保土ヶ谷 (ほどがや) のどかい ←喉がかゆい

6 戸 塚 (とつか) はつか ←はつかねずみ

7 藤 沢 (ふじさわ) ぶちさば ←ブチ猫がサバをくわえてる

8 平 塚 (ひらつか) そだつか (子猫が)育つか?

9 大 磯 (おおいそ) おもいぞ ←(タコが)重いぞ

10 小田原 (おだわら) むだどら ←無駄にねずみを追いかけるドラ猫

11 箱 根 (はこね) へこね ←体をへこませてねている

12 三 島 (みしま) 三毛ま ← 魔物のごとく二股の尾をもつ三毛猫

13 沼 津 (ぬまづ) なまづ 

14 原 (は ら) どら

15 吉 原 (よしはら) ぶちはら ←(ブチ腹)

16 蒲 原 (かんばら) てんぷら

17 由 比 (ゆ い) たい ← 鯛

18 興 津 おきつ ← 起きず


ご協力いただいたジテ子さま、ありがとうございました(。ゝω・´)ゞ
間違いがありましたら、ご指摘ください。

【参考にした本】
『入門 古文書を楽しむ』菅野 則子 (著), 桜井 由幾 (著)



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【猫さんの食事】手作り食への切り替え中レシピ

2009年01月25日 | 猫さんの食事
最近は夜だけ手作り食にしてます。
平日の朝は、カリカリとか缶詰です。
これは、まだ慣れないので私が外出した後に吐いたり具合が悪くなることがあるか心配だから。

前は、鰹節やマタタビをかけても野菜や卵がほんのちょっとでも入ったら食べませんでした。
猫缶をまぜても駄目だったのですが、今は結構食べてくれます。
前は鰹節をかけたり混ぜるだけだったのですが、野菜を鰹節と一緒に煮てみたら
ハグハグ食べてくれました!

でも、やっぱり葉物はあまり好きじゃないみたいで、葉物を入れると残すことが多いです。
おかひじきは、レチノールもあるしカリウム源として使えそうだったのですが
口もつけませんでした。最初、他の野菜と一緒にすりつぶしたのですが、
それでダメだったので、鰹節と煮汁をゼラチンで固めて茹でたおかひじきを
小さく切って入れてみたのですが、お断りされました


夜は、だいたい手作り食半分に猫缶をまぜてあげてます。
猫缶を混ぜないで完食した唯一のレシピ

-----------------------------
馬肉・赤肉-生 20g
うまづらはぎ‐ゆで 30g

かつお節 2g
さつまいも-ゆで 30g
大根・葉-ゆで 3g
ブロッコリー・花序-ゆで 2g

Natural Calcium Animal Essentials 0.2g
アズミラ メガペットデイリー 1/2カプセル
ビタミンE (愛犬厨房) 0.3g
---------------------------------

脂質が少なすぎたので、ω‐6系の油分を足したほうがよかったかな。
カロリーも一日二食だと全然足りないです。
あと、これだとレチノール(ビタミンA)が少なすぎるので、
卵黄なんかを足したいけど、そうするとリンが一気に増えるのが悩みどころ。

ウマズラハギが大好きなのですが、私が買うのは
普通にスーパーに売っているもので鮮度があまり高くなく、
酸化が心配で週一回に抑えてます。
鮮度が悪くてもビタミンEを添加したら大丈夫なのかなぁ
不飽和脂肪酸がどうイエローファットになるのか
仕組みをよく分かってないんでイマイチ不安です。

さつまいもは鰹節と一緒に煮たら全部食べてくれました!
まぜるだけじゃダメだったのね・・・

  煮干を野菜と一緒に煮て、すりつぶしてあげると
  カルシウムも一緒に摂取できるし、添加したカルシウム剤は
  結石になりやすいので、煮干がいい

というような情報をネットでみつけたのだけれど、小魚は重金属が心配だから
止めたほうがいいと、ペットフードの専門家の方が以前おっしゃってたの。
重金属は内臓に溜まりやすくて、煮干なんかの小魚はハラワタも一緒に摂取しちゃうからって。

どうなんだろうなぁ
結石になりやすいって、シュウ酸カルシウム結晶(結石)なんかの酸性尿でなる結晶のことなのかな。
手作り食している人は、炭水化物の量気にしているだろうからストロバイトって考えにくいものね。
尿PH測ってれば問題ないんだろうけど、うちはすっごい神経質だし、
仮にできたとしても、チャクのシッコタイムは私が外出したり
寝ている時間と重なるので毎日はできません。
これは悩みどころ


まぁまぁバランスがよくできたレシピはコチラ

--------------------------------------
SPF豚肉・もも・脂身つき-生 20g (*SPF豚肉は通常の豚と違い生で食べられます)
うずら卵・黄身-生   2個

かつお・削り節 1g
いわし・しらす干し-半乾燥品 3g
さつまいも-ゆで 20g
はくさい-ゆで 20g

無塩バター 3g

Natural Calcium Animal Essentials 0.2g
アズミラ メガペットデイリー 1/2カプセル
猫缶 1/2
---------------------------------------

でも、白菜がイヤだったのか猫缶まぜても1/3しか食べませんでした。

東洋医学の食事療法を応用できるのは、まだまだ先になりそうです。

でも、つくったものをフガフガいいながらガツガツ食べてくれると、
なんとも言えず嬉しいです


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【猫のアーユルヴェーダ】肉の分類

2009年01月23日 | 猫のアーユルヴェーダと中国医学
今日は、肉の作用について一覧を出そうと思っていたのですが
 う~ん

一応準備していたのだけれど、確認すればするほど資料によって見解が異なっていて今更ちょっと困っております。なぜそういうことになるかというと、古典には肉の種類が全て明記されているわけではないので解釈に違いが出てきてしまうのです。

インドの二大古典医学書と呼ばれる「チャラカ・サンヒター」と「スシュルタ・サンヒター」という、サンスクリット語で書かれた書物があり、そこに肉の種類とドーシャの作用が記されているのですが、「穴を掘って地中に住む動物の肉」とか「水際に住む鳥の肉」とか、そういう分類の仕方なのです。
(チャクは布にもぐって寝る動物の肉になるのかな(★´艸`))
概念的な解釈に加えて、サンスクリット語を翻訳するステップでも言語によって微妙なズレが出るのかもしれません。

(余談ですが、ドーシャの一つカファの発音についても、インドのサンスクリット語学者はカファだと主張しているけれど、日本のサンスクリット語学者はカファでなくカパだと主張しているんだそうです。単語の発音一つとってもこういった見解の違いがあるので、長い文章となったらそれはまぁ大変だと思います。)

話は戻ってお肉の解釈ですが、例えばウサギ
資料によって、VPK(V=vata, P=pitta, K=kafa)全てに良いという解釈と、V以外に推奨という解釈の相違があります。モグラのように穴を掘る動物(Vを落ち着かせる)として解釈しているのか、動き回る性質からワータを増やすと解釈してるのか・・・

羊もピッタには推奨しないという解釈と、VPK全てに良いという解釈があります。
チャラカ・サンヒターには、「熱を生じやすく、ワータの悪化による不調を取り除く」とあるようです。羊肉は中国医学でも体を温める作用が強いと言われてますよね。そうすると、やはりピッタによる不調がある場合は少々控えたほうがいいのかもしれません。

ニワトリも私はピッタを上げると教わったのですが、多くの資料でVPK全てによしとなっていて、ピッタを上げると取り立てて書いていないのです。あ、でもドーシャを上げる=悪いということではありません。ドーシャが上がりすぎて悪化すると不調がおきるということです。古典には、ニワトリは心臓に刺激を与えて活発にする作用があると書かれているようなので、心臓が活発になったら血液の循環がよくなり血色や体温が戻るということからピッタを上げると言われてるのかも。

ん~・・・ 

やっぱ一覧にしないで、古典にある肉の分類ごとに書いてこうかな。
一覧にして「こうです!」と言えるほどの知識が無いので、手元にある情報を検討するという形でちびちび書いてくことにします。
期待していた方いたらごめんなさい(´人`)

その代わりといっては何ですが、一つ興味深いお話

だいぶ前ですが、BARFダイエットで有名なビリングハースト博士のセミナーに出席した方とお話していておもしろいなと思ったことがあります。

牧草を食べている牛や羊などのお肉は、穀物中心の飼料を食べている牛の肉より炎症を起こしにくいんだそうです。アーユルヴェーダでは、生物の構成要素(人間なら筋肉、骨、血液など)をダートゥーと呼びます。植物のダートゥー(細胞など)が、それを食べた動物のダートゥー(体の組織)になるといいます。英語圏ではよく You are what you eat. (食べた物が、あなたの身体をつくる)と言いますが、これと考え方は同じです。また、成長ホルモンや抗生物質、防腐剤などの薬剤や添加物はピッタを悪化させるともいわれています。

穀物飼料だからといって全て添加物入りではないのかもしれませんが、添加物の入った穀物飼料でピッタが悪化している牛のお肉を食べたら、その肉を食べた動物自身のピッタも悪化する(=炎症がおきやすくなる)というのはアーユルヴェーダ的に納得がいきます。飼料用のとうもろこし(人間が食べるものとは全然違うモノ)はキャットフードにも入ってることが多いですが、これもピッタを悪化させると言われています。アーユルヴェーダの考え方がビリングハースト博士の言っていることとなんとなく合致したので、おもしろいなと思いました。

あとあと、『犬・猫に効く指圧と漢方薬』の原書 『Four Paws Five Directions』 を以前買ってほとんど読まずにほっぽらかしてあったのですが、読み直していたらシュワルツ博士は肉1/2~2/3に対して穀物1/2~1/3の食事を推奨しているんですね。(健康な成猫の場合です。)で、「虚」タイプには過熱食を推めてる。肉の作用も原書の方がなんだか色々書いてあって非常に気になります。こちらもできればまとめていきたいけど、アーユルヴェーダとこんらがっちゃうかな (._.*)

   これが日本語版


   青い表紙の本が原書です
  (緑のは中国医学でいうツボみたいなものを解説している本です)
   

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【ヒトと動物】ラスタスを知ってますか?

2009年01月20日 | ヒトと動物
写真にヒヤシンスが写っていますが、猫にとって有毒植物です。
うっかり買ってきてしまいました。ヒヤシンスに似たムスカリは無毒だそうです。
 
今日のトピックは有毒植物ではなく、写真のネコさんです。

このネコさん、ご存知ですか?

ニュージーランドでは超有名なネコさんで、日本でも雑誌に掲載されたことがあります。バイクの上で誇らしげに風を切るラスタスの写真を目にされた方も多いのではないでしょうか。

  今日は、ラスタスとパートナーMAXさんの命日です。


  「ちょっと、この猫だっこしててもらえます?」
 
バイカー達が部品を売り買いするフリーマーケットで、若い女性にそう声をかけららたのがMAXと黒猫ラスタスの出会いでした。しかし、その女性はラスタスを預けたまま、二度と二人の前に現れることはありませんでした。

一週間、新聞やラジオを使って呼びかけましたが音沙汰なく、MAXさんはラスタスを引き取ることにします。そして、子猫ラスタスは、ツーリングが大好きなネコに成長します。普通、ネコは大きい音や刺激を嫌うので、バイクに乗るなんて考えられないのですが、ラスタスはMAXさんがお出かけの準備をすると率先してバイクに飛び乗り、お決まりのポジションだった燃料タンクの上で出発を待っていたそうです。

MAXとラスタスはたちまち人気者になり、CMに出演したりラスタスグッズが販売されるまでになりました。その売上は当時からSPCA(Society for the Prevention of Cruelty to Animals) 動物虐待防止団体に寄付されているそうです。(* HPが去年から更新されていないようなので、ここ一年については未確認です。)

1998年1月20日、ラスタスとMAX、それから後部座席に乗っていたMAX最愛の恋人ゲイナーさんは交通事故で世を去ります。視界の悪い道路での正面衝突。
即死でした。

事故から3日後、1000人を超えるバイカーと何百人という人たちが集い
最後のツアーで3人を弔ったそうです。
MAXとラスタスのメモリアルサイト
最後のツアーに参加したバイカーたち

ラスタスとMAX、二人の遺体はMAXの遺言により一緒に火葬され、
遺灰は二人が大好きだった山(Mt. Egmont) に撒かれたそうです。

ネットサーフをしていたら、猫をバイクに乗せて外を連れまわして・・・
というコメントもありましたが、ラスタスはきっと幸せだったんじゃないかな・・・と私は思います

初めて見たのが、ヘルメットを被って座っているラスタスの写真で、
よくあるコスプレかと思ったのですが、走るバイクの上で身を乗り出し、
全身の筋肉でバランスを取りながら風を切るラスタスの凛々しい顔!

ラスタスを知って、何冊か本を購入しました
数年前のことなので現在はわかりませんが、葬儀を行った牧師さんの奥様が
管理をされていて、親切に対応してくれました。
切手やしおりも可愛い物を選んでくれて、うれしかった覚えがあります。

ただ、本というよりは冊子に近い感じでページ数も多くないので、
募金に参加するような気持ちで購入されたほうがいいかもしれません。
MAXさんのアップが表紙になっている本が一番写真が多くページ数もありますが、
半分ぐらいはバイクの写真と説明です。
一番手前の本と一番奥の本は、絵本のような感じで写真は1~2枚。
でも、表紙がかわいいので私は満足してます。

<本の詳細と注文のページ>


部屋に飾ってあるラスタスの写真をみるたび

  ラスタスは、波の音も、山の風も、土の香りもぜんぶ知ってたんだなぁ

私がしようとしていることは何なんだろう・・・

          一番大事なのは、手作り食でもマッサージでもない

どれだけ生を謳歌し、生きている間に充実した時間を過ごせるか

    補完療法や自然療法はそのためのツールであって、目的ではない

 ましてや、

   本来ならば土の上を全速力で疾走し、木に登り、ハンティングをしながら

太陽の下で暮らしている動物を 屋内に閉じ込めている不自然さを忘れてはいけない

        
         ・・・・守ろうとして 奪ってないか・・・・
  


どこかで聴いた唄が忘れられず

               そんなことを考えます

    
    © Crown Copyright 2005 - 2009 | Disclaimer | ISBN 978-0-478-18451-8

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【猫のアーユルヴェーダ】ドーシャと猫草

2009年01月18日 | 猫草
今日は、インド医学と占星術のお話を聞いてきました
すっごいすっごいおもしろかったです

5、6年前にインド占星術にはまって、はまってといっても鑑定してもらったこともなく一人で本を読み漁っていただけで、鑑定できるようになったわけでもなく、何の役にも立たないことしてたなぁと思っていましたが、今頃になって役にたつとは・・・

でも、考えてみると
妖怪や陰陽道、学生時代にちょっと興味を持った毒物学や心理学、超科学から超心理、宗教、哲学、鉱物・・・おおよそ普段の生活に役に立たないようなことで無駄な知識とよく馬鹿にされましたが、今になるとちょこちょこ役に立つことがあります。妖怪が何の役にたつのさと思われるかもしれませんが、妖怪といったら必ず安倍晴明がでてきます。 安倍晴明といえば陰陽道、陰陽道といえば陰陽五行、これはもう中国医学を理解する上でつながってるわけです。

無駄なことしてるなぁと思ってる方
きっと、その知識や経験はいつか何かの役に立つでしょう!

今日はほんとに楽しかったので、ちょっと大げさに書いてみました。
医学と占星術のお話は、また機会があったら詳しくご紹介します☆


さて、さっそく・・・でもないけど、ドーシャチェックつながりで書いてみようと思います。

ドーシャチェックをお済みでない方はコチラ☆
何の話かさっぱりという方は、カテゴリの[アーユルヴェーダ特別企画]を順に読んでみてね。


体質チェックをしてくれた方いるかなぁ
多少アクセスはあったようなのですが、なにしろ設問数が多いのでダウンロードに至らなかった方もおられるのではないでしょうか・・・

考えてみたら、猫数多いおうちは大変ですよね。
一気に三猫ぐらいチェックマークが入れられたらちょっとは楽になるかな
今後、改善していきたいと思います

体質に合うモノ、ということで肉の種類がいいかなと思ったのですが、手作り食をしてない方はそれだとつまらないと思うので、今回は猫草にします。

外猫さんや、色んな猫草を自由に食べれるおうちでは全く役に立たない情報ですが、個人的に興味があったので調べてみました。これを応用して、猫が選ぶ猫草で体調の変化がわかったりしたらいいなぁなどと妄想してます。

市販の猫草の多くは、大麦とカラスムギ(別名エンバク)
あと、一部農家から取り寄せて小麦を使われている方もおられるようなので、この3種類の作用をまとめました。

【記号の説明】
V=ワータ,P=ピッタ,K=カファ

↑あげる  ↓下げる  ― 特に作用しない


①大麦 V ↑  P↓   K↓
 ワータをあげてピッタとカファを下げる

②カラスムギ(エンバク) V↓  P↓  K-
 ワータとピッタを下げてカファには作用しない

③小麦 V↑  P↓  K-
 ワータをあげて、ピッタを下げる。カファには作用しない

(*) 
葉と実(穀物)の部分では作用が異なることがあります。今回は葉の部分で調べています。穀物については、また別の機会にご紹介します。


ワータ体質だったり、一時的にワータが高まっている時は、ワータをあげる食べ物を少なめに調整します。
ピッタもカファも同じように考えます。

ワータ、ピッタ、カファがそれぞれ高まる時間と季節があります。
猫草の場合、時間はそれほど重要ではないと思うので季節だけ紹介します。

ワータ --- 冬に悪化しやすい。特に空っ風の吹くような寒い季節
ピッタ --- 夏から初秋にかけて悪化しやすい。
カファ --- 湿気の多い季節(春)や湿気がある寒い季節(冬の雪や雨)

冬は、ワータが増えやすい季節ですから、逆にワータを下げる食べ物が適しています。

なので、ワータをあげる大麦や小麦より、カラスムギ(エンバク)が望ましいことになります。

春になったら、逆にカファを下げる大麦がよいかもしれません
特に、カファ体質やカファの特徴が当てはまるの猫さんには適していると思われます。

夏から秋にかけてはピッタが増えますが、上の猫草は3つともピッタを下げる作用があるので、どれでもよさそうです。
カファ体質なら大麦、ワータ体質ならカラスムギがよいかもしれません。

あ、でも猫さんの好きなやつが一番なんでしょうけどね・・・

これは、人間のアーユルヴェーダをもとにした理論上の私見なので、これから実際のデータを集めていきたいなと思ってます。
ご協力いただける方がいらしたら、うちはドーシャチェックでピッタだったけど、大麦が好きとかご感想などいただけるとうれしいです

最近は大麦タブレットも出ているようですが、特定の栄養素が目的でなければやはり生草が一番かと思います。アーユルヴェーダでは、動物でも植物でもプラーナという命(生命エネルギー)が宿っていると考えられています。人間も動物もプラーナという命を頂いて生きています。新鮮な食べ物にはプラーナが宿っています。普段ドライや缶詰を食べている内猫さんには、重要なプラーナ源になるのではないでしょうか。

         [エンバクの見事な朝露]
       

猫草の種類と製品名です。
とりあえず分かる範囲で書いておきます。

【大麦製品】
猫草栽培セット『 ニャッパ』

【カラスムギ(エンバク)製品】
『猫の生野菜』
無印良品『猫草栽培セット』(写真向かって右側のパック)
花屋「花良」にて販売されているポット猫草(写真向かって左)

【小麦】
農家からの取り寄せなど


【手作り食派へのおまけ】
以前も書いたことがありますが、同じ塩分でもカファ体質には岩塩がよいとされています。カファの要素は”水”と”土”です。海から採れる海塩だと”水気”が増え、”土”と結合してカファの性質が強まるからです。

*人間のアーユルヴェーダを参考にした私見です。猫における効果が立証されているわけではありませんのでご了承ください。


<関連記事>
『猫草とプラ-ナ』

『手作り食の塩分』

<主な参考資料>
『Planetary Herbology: An Integration of Western Herbs Into the Traditional Chinese and Ayurvedic Systems』
著者: Michael Tierra, David Frawley

『The Yoga of Herbs: An Ayurvedic Guide to Herbal Medicine』
著者: Vasant Lad, David Frawley

Vegetables Benefits and Negative effects for Each Ayurvedic Bodily Constitution (Vata, Pitta, Kapha)
http://www.vegetarian-restaurants.net/Ayurvedia/Vegetable-Ayurveda.htm

Medicine Buddha Healing Center
www.Ayurveda-Berkeley.com

Maharishi Ayurveda
http://www.mapi.com/ayurveda_health_care/recipes/pitta_dosha_food_guidelines.html


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jyaguchineko☆mail.goo.ne.jp

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