明るい化け猫計画

~猫又育成のための自然療法研究ノート~

肩甲骨間の脱毛

2009年06月03日 | 神経性皮膚炎/過剰グルーミング/脱毛
今日は、過剰グルーミング以外の脱毛についてのお話です。

チャクさんの肩甲骨の間あたりに10円ハゲのような脱毛がありました。
チャクは今5歳半ぐらいですが、2歳、3歳のときに連続して春先から露の時期にかけて写真のような脱毛箇所ができました。



病院で菌の検査などしてもらったのですが陰性で、ノミよけのフロントラインや予防接種の後遺症かもしれないとのこと。

最近は腫瘍ができた時に切除しやすいよう予防接種もオシリの方にするみたいですが、1度目の予防接種は他の病院で接種し、私は同席してないのでどこに打ったか不明。予防接種は2歳まで打ってました。

かゆいみたいで後ろ足でひっかくので、かさぶたができては引っかいて剥がしての繰り返し。画像が悪くてよく見えませんが、引っかいて赤く傷になっています。

以前ペットのアーユルヴェーダの授業で獣医さんに教えてもらったターメリックペーストを試してみることに。

本当は、ギー(次回ご紹介します)とターメリックを混ぜたものを塗るほうがいいのですが、ギーがなかったので水とターメリックを混ぜてペースト状にしたものを傷口に塗布。

1日目は後ろ足で引っかいていたのですが、ターメリックペーストが剥がれたらまた塗るのを繰り返し、2日目はかゆみが治まったようでかかなくなりました。そのまま乾燥したターメリックがカサブタのように張り付いたままにしていたら、数日後にパラリと自然にはがれました。
その後は、順調に毛が生えてきて去年も今年もなってません。
今年のチャクさん↓



ターメリック(ウコン)は調理用のパウダーを使いました。
ハーブや塩が混じっているものは使えません。できればオーガニックのものがいいと思います。

ターメリックにはサリチル酸やクルクミンが含まれているので、広範囲・長期に渡る利用は控えたほうがいいかもしれません。内臓疾患があったり、投薬中の猫さんも念のため控えたほうがいいかも。

ターメリックのサリチル酸含有量は、いまいちはっきりわかりませんでした。

産地やウコンの種類、収穫のタイミングによってもかなり違うと思いますが、ネットサーフしていたら約76.4mg/100g という情報がありました。[Journal of the American Dieteic Association 19885 Aug i 85(8) Swain AR]実際の論文は有料だったので、この論文を引用している他サイトで確認↓(20090605リンク追加)

[Plant Poisons and Rotten Stuff]-[The Elimination Diet ]-[Salicylate Content of Foods ]

「獣医からもらった薬がわかる本」によると、皮膚炎で処方される次の薬にサリチル酸が含まれるとのことでした。
①ネオスキン - S (サリチル酸含有量は2g/100g)
②アンドレスD (確認できず。ただし、同書でネオスキン-Sより猫への使用は注意が必要とあったので、おそらく①より含有量は多いと思います。)

単位をそろえると
ターメリック:76.4mg/100g
ネオスキン -S :2000mg/100g

ターメリックのサリチル酸含有量はネオスキン-Sの約1/25でした。

ただ、ターメリックについては(他のハーブもそうですが)猫に影響する成分が全て分かっているわけではないので、もし試されるときは自己責任でお願いしますね。それから、脱毛があったら必ず先に病院で検査を受けて原因を特定してください。

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それでは、次回ギーの作り方をご紹介します