先日の俵雪の記事コメントにじょーさんがすいとんネタ書いてくれました。
私はそれに対してすいとんは食べた記憶がないと書いたんですが、
その後、そういえば・・・と思い出したことがあります。
食べたことがないというのは大嘘でした。
確かに、世間で知られるポピュラーな「すいとん汁」そのものは
一度も食べた記憶はないんですけどね。
すいとんって戦中・戦後の白米が貴重品だった頃の食べ物ですよね。
お米やお餅のかわりに小麦粉を水で練って団子にしたものを
ありあわせ野菜とともに煮た汁。
そこで、よーく考えてみたところ(よーく考えなくても)
小麦粉団子でかさ増しした汁、というものなら食べたことある!
と幼い頃の記憶がよみがえってまいりました。
あれは、小学校の頃。
毎年、冬になると耐寒マラソンと称して毎朝ぐるぐると校庭をランニングさせられる日々。
そして、2~3週間ほど経っていい加減みんなが走り慣れた頃に行なわれる校内マラソン大会。
そのマラソンを走り終えた後、おしるこがみんなに振る舞われるのが恒例でした。
当時わが町にはまだ給食センターなどというものはなく、
給食室で「給食のおばさん」たちが毎日腕をふるって(文字通り腕をふるって!)
給食を作ってくれていました。
そのおばさんたちによる、「マラソンお疲れさま」の差し入れが
このおしるこなのでした。
勘のいいあなたならもうおわかりですね。
そうです。
お汁粉に入っていたのはお餅ではなく小麦粉団子。
つまり私たちが食べていたのはまぎれもなく
すいとんしるこ
だったのでした。
当時、限られた給食費の中から「お餅」入りのお汁粉は無理だったんでしょうね。
おしるこは小豆粒らしいものは入っておらずシャビシャビと薄く、
(こしあんをお湯で極限まで薄めたような感じ)
お団子は大量に作るせいか「練り」が甘く大きさもマチマチで、
汁、身ともに粉っぽい感じがして決しておいしいと言えるものではありませんでした。
(まさに「汁粉」とはこのことなり。)
それでもみんな走る前からけっこう楽しみにしてたりなんかして、
一生懸命ゴールを目指して走ったもんです。
みんな純粋だったのね~(遠い目)
ゴール後は我先に大鍋のまわりに集まって、口々に
「おばちゃん、お団子たくさん入れてー!」
なんて事を言ったりして、おしるこは大人気でした。
たとえしゃびしゃび汁粉だろうと粉っぽいお団子だろうと
校庭でフーフー言いながらみんなで食べる、それが嬉しかったんでしょうね。
・・・うーん懐かしいなぁ。
そんなわけで私、すいとんはしっかり経験済みでした。
じょーちゃん、すんずれいしました
ていうかこれ、アンタいったいいくつよ?って思われちゃう話?
私はそれに対してすいとんは食べた記憶がないと書いたんですが、
その後、そういえば・・・と思い出したことがあります。
食べたことがないというのは大嘘でした。
確かに、世間で知られるポピュラーな「すいとん汁」そのものは
一度も食べた記憶はないんですけどね。
すいとんって戦中・戦後の白米が貴重品だった頃の食べ物ですよね。
お米やお餅のかわりに小麦粉を水で練って団子にしたものを
ありあわせ野菜とともに煮た汁。
そこで、よーく考えてみたところ(よーく考えなくても)
小麦粉団子でかさ増しした汁、というものなら食べたことある!
と幼い頃の記憶がよみがえってまいりました。
あれは、小学校の頃。
毎年、冬になると耐寒マラソンと称して毎朝ぐるぐると校庭をランニングさせられる日々。
そして、2~3週間ほど経っていい加減みんなが走り慣れた頃に行なわれる校内マラソン大会。
そのマラソンを走り終えた後、おしるこがみんなに振る舞われるのが恒例でした。
当時わが町にはまだ給食センターなどというものはなく、
給食室で「給食のおばさん」たちが毎日腕をふるって(文字通り腕をふるって!)
給食を作ってくれていました。
そのおばさんたちによる、「マラソンお疲れさま」の差し入れが
このおしるこなのでした。
勘のいいあなたならもうおわかりですね。
そうです。
お汁粉に入っていたのはお餅ではなく小麦粉団子。
つまり私たちが食べていたのはまぎれもなく
すいとんしるこ
だったのでした。
当時、限られた給食費の中から「お餅」入りのお汁粉は無理だったんでしょうね。
おしるこは小豆粒らしいものは入っておらずシャビシャビと薄く、
(こしあんをお湯で極限まで薄めたような感じ)
お団子は大量に作るせいか「練り」が甘く大きさもマチマチで、
汁、身ともに粉っぽい感じがして決しておいしいと言えるものではありませんでした。
(まさに「汁粉」とはこのことなり。)
それでもみんな走る前からけっこう楽しみにしてたりなんかして、
一生懸命ゴールを目指して走ったもんです。
みんな純粋だったのね~(遠い目)
ゴール後は我先に大鍋のまわりに集まって、口々に
「おばちゃん、お団子たくさん入れてー!」
なんて事を言ったりして、おしるこは大人気でした。
たとえしゃびしゃび汁粉だろうと粉っぽいお団子だろうと
校庭でフーフー言いながらみんなで食べる、それが嬉しかったんでしょうね。
・・・うーん懐かしいなぁ。
そんなわけで私、すいとんはしっかり経験済みでした。
じょーちゃん、すんずれいしました
ていうかこれ、アンタいったいいくつよ?って思われちゃう話?
あの頃(どの頃だろ)の純粋さがナツカスイ
今の子らには味わえない足りなさの中の喜び
何でも豊富だと有り難味も薄くなっちゃうのかな・・・
わたしたちが小学生の頃は給食センターなんてなかったよね。
学校ごとに給食作ってたんだよねぇ(今わたしが住んでる市はその頃から給食センターがあったそうだけど)
きっとうす~いお汁粉でもおいしかったんだよね。なんて可愛くて純粋だったんだろう。
ところで、わたしの食べたすいとんは正にすいとん。しかも具なんてほとんど入ってない。
母が練って作ったもの。
いや~、うちってすんげぇ貧乏だったのかな?(笑)
わたし、実はお汁粉好きじゃないのよね。いまだにあんまり食べられないの。なんでだかはわからないんだけど~。
「ナニこれぇ?いらなーい」とソッポ向かれちゃうのかな。
逆に1度2度くらいなら物珍しさで喜んで食べるかも。
食べ物もそうだけど、遊び道具にしたって昔は既製のオモチャは限られてたから、その分自分らの知恵とワザでオリジナル遊びを生み出したりして、ない中で楽しむ事は自然と身についている世代ですわ。
何でも手に入る恵まれた今の子たちより小さな幸せは数多く味わってると思います、間違いなく。
今では給食室を知ってる子供ってほとんどいないのかなあ?
食器もメラミン樹脂製とかじゃなく、アルミの皿やどんぶりだったんだけど・・・ひょっとして私だけ?
いやぁ~、きっとうちも負けず劣らずの貧乏だったに違いない(笑)←これホント。