藤崎小梅の日記帳

藤崎小梅の日常とつぶやき。

陽気なギャングが地球を回す

2005-11-25 20:46:14 | Weblog
私が大好きな作家の伊坂幸太郎さんの小説『陽気なギャングが地球を回す』が映画化されるそうです!!
ぜーったい見に行くぞ!!

小説のストーリーはというと・・・以下抜粋。
成瀬(リーダー)は嘘を見抜く名人、さらに天才的スリ&演説の達人、紅一点は体内時計の持ち主。彼らは百発百中の銀行ギャングだった・・・はずが、その日のヤマに思わぬ誤算が。逃走中に、同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯と遭遇。『売上』ごと車を横取りされたのだ。奪還に動くや、仲間の息子は虐め事件に巻き込まれ、死体は出現、札付きの悪まで登場して、トラブルは連鎖した!
最後に笑うのはどっちだ!?
ハイテンポな知恵比べが不況気分を吹っ飛ばす、都会派ギャング・サスペンス!

です(笑)

映画に関する詳細は・・・
公開:2006年春予定
配給:松竹
監督:前田哲
脚本:前田哲/長谷川隆/丑尾健太郎
出演:大沢たかお(成瀬)/佐藤浩市(響野)/松田翔太(久遠)/鈴木京香(雪子)
岩松了/大倉孝二/大杉漣/加藤ローサ/木下ほうか/佐藤佐吉/嶋田久作/松尾スズキ 他

とのこと。

あー早くみたい!!!

ちなみに伊坂さんの作品はホンマにオススメ。
パズルのピースが最後にカチッとなる感じがものすごく味わえます!!

『アヒルと鴨のコインロッカー』『グラスホッパー』『ラッシュライフ』は特に好きな作品。
作者がものすごい映画とジャズが好きみたいで、登場人物がさらっと映画の台詞の引用をしたりとか。わかった時はかなり楽しい気分に。
あとちょっと違う感じで『死神の精度』『チルドレン』は感動しました。
あと、この人はホンマにしっかりと自分の考えを持っているんやろうなぁ、と思います。時々登場人物の台詞に目からうろこがおちます。頭の回転が良い、って言うのはこういう人のことじゃないかな。

陽気なギャングが地球を回すの中で、響野(演説の達人)が人質にする演説の一部がものすごい好きなので御紹介。

『・・・略・・・記録は善でしょうか?保存や保管は賞賛されるべきことでしょうか?桜の花はすぐに散るからこそ愛しいのです。消えていくほうがよほど良いというのも多いのではないでしょうか。別れた恋人との思い出、大雨の後の川の濁流、天才が一夜限りに吹いたアルトサックスのアドリブ、友人同士のその場限りの会話、一瞬にして消えていくから大切なのです。銀行強盗を見たこともすぐに忘れるべきでしょう。携帯電話に残るメールの履歴など糞食らえですよ!』

こんな感じのセンスあふれるギャングの話、興味を持ったらまずは本で読んでみてください★