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建築家 黒川紀章氏が死去

2007-10-12 18:30:57 | 日常雑感
 今年4月の都知事選挙にも立候補し、7月の参議院選挙では「共生新党」との触れ込みで比例代表選挙を戦った、建築家の黒川紀章さんが亡くなったと言う。
 急なことだ。
 参議院選挙では、惨敗であったが、黒川紀章さんは、「手応えがあった。今回(参議院選挙)は前哨戦で、本命は衆議院選挙だ」(要旨)と語っていた。

 黒川紀章と言う名を聞けば、丹下健三の弟子でありながら、これを乗り越えて新しい境地を開いた建築家であり、賛否両論は当然あったにせよ、日本建築に一大転機をもたらしたことは、間違いない。

 東京都庁舎が丹下健三氏の形見だとすれば、福岡県庁舎は今となっては黒川紀章氏の形見となった。
「豪華庁舎」と批判を浴びて、次の選挙で落選した亀井光県知事時代の作品である。
 同じく、豪華すぎると言われた福岡県知事公舎(一見和風)も彼の作品だと思う。

 また、福岡銀行本社ビルと、そのゲート(門)状の、公開空地なども当時としては奇抜で斬新なものであった。(その後、これを模倣したものがあちこちで造られた)

 都市計画でもアジア諸国の中心都市の計画をされていたと思う。

 晩年は、石原東京都知事と親交が厚かったり、選挙に出たりで、『話題の人』というか“お騒がせ人物”となったのは、残念であった。

 福岡銀行本店(1975年)、広島市現代美術館(1989年)などでは、仕事の一部をさせて頂いた。

KISHO KUROKAWA (公式ホームページ)
【建築家 黒川紀章 73歳
 10月12日 朝8:42 心不全のため逝去致しました。】

黒川 紀章(Wikipedia)

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黒川紀章さんが死去 国際的建築家
           共同通信  2007年10月12日(金)17:44

 日本を代表する建築家として国際的に活躍し、今年の参院選などに出馬した黒川紀章さんが12日、東京都内の病院で死去。73歳。
 名古屋市出身。葬儀・告別式の日取り、喪主は未定。
 京大建築学科を卒業後、東大大学院で丹下健三氏に師事した。
作品は国立新美術館、中銀カプセルタワービル(東京)、国立文楽劇場(大阪)などが知られる。
1998年日本芸術院会員、2006年文化功労者。妻は女優若尾文子さん。

黒川紀章さんが死去 国際的建築家(共同通信) - goo ニュース

主な作品(年代順・Wikipedia より)

中銀カプセルタワービル
名古屋市美術館
和歌山県立近代美術館
国立新美術館寒河江市役所庁舎(山形県寒河江市)1967年(完成年、以下同じ)
大阪万博のパビリオン数点(東芝IHI館、タカラビューティリオン、空中テーマ館)1970年
佐倉市役所庁舎(千葉県佐倉市)1971年
中銀カプセルタワービル(東京都中央区銀座)1972年
BIG BOX(東京都新宿区高田馬場)1974年
福岡銀行本店(福岡市中央区天神)1975年
ソニータワー(大阪市中央区心斎橋筋/現存せず)1976年
嬉野温泉 和多屋別荘タワー館(佐賀県嬉野市)1977年
国立民族学博物館(大阪府吹田市千里万博公園)1977年
日本赤十字社本社(東京都港区芝大門)1977年
長崎新聞本社ビル(長崎県長崎市)1980年
埼玉県立近代美術館(埼玉県さいたま市浦和区)1982年
国立文楽劇場(大阪市中央区日本橋)1983年
吉運堂本社屋 (新潟県新潟市南区)1985年
ベルリン日独センター(ドイツ・ベルリン)1988年
広島市現代美術館(広島県広島市)1989年
WINS銀座(東京都中央区銀座)1990年
沖縄県庁舎(沖縄県那覇市泉崎)1990年
三起商行本社(大阪府八尾市)1991年
奈良市写真美術館(奈良県奈良市)1991年
パシフィック・タワー(フランス・ラ・デファンス)1992年
和歌山県立近代美術館(和歌山県和歌山市)1994年
和歌山県立博物館(和歌山県和歌山市)1994年
愛媛県総合科学博物館(愛媛県新居浜市大生院)1994年
福井市美術館(アートラボふくい)(福井県福井市)1996年
ソフトピアジャパンセンタービル(岐阜県大垣市)1996年
クアラルンプール国際空港(マレーシア クアラルンプール)1998年
ゴッホ美術館の新館(オランダ アムステルダム)1999年
フラワーヒルミュージアム(和歌山県紀の川市)1999年
大阪府立国際会議場(大阪市北区中之島)2000年
福井県立恐竜博物館(福井県勝山市)2000年
豊田スタジアム(愛知県豊田市)2001年
九州石油ドーム(大分県大分市)2001年
母校である東海高校校舎(愛知県名古屋市)2001年[要出典]
世知原温泉くにみの湯 山暖簾(長崎県佐世保市)2004年
長崎歴史文化博物館(長崎県長崎市)2005年
パルティせと(愛知県瀬戸市)2005年
吉運堂新発田店(新潟県新発田市)2005年
国立新美術館(東京都港区)2006年
東海中学校・高等学校体育館(愛知県名古屋市)2007年[要出典]
母校である東海中学校校舎(愛知県名古屋市)2007年[要出典]


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