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ゼネコン 『闇献金』 事件 第14弾

2009-03-19 09:43:44 | 事件・事故
2009年3月19日(木) 明日は、春分の日(昼と夜が12時間づつ)

今日、配信の「河北新報」に、
【献金5年で2億円超
   小沢氏代表の民主岩手4区総支部】

という見出しがあった。

早速、読んで見ると、
【民主党岩手県第4区総支部が2003―07年度の5年間に、同社(西松建設)の下請け業者を含む全国の延べ564社から総額2億4000万円の政治献金を受けていたことが18日、政治資金収支報告書で分かった。】
との話。

 民主党のマニフェストでの「率先して企業献金をやめる」(要旨)との宣言とはかけ離れている。

          以下の表も河北新報配信分
          

 この間の経過をみれば、小沢氏側としては「政治資金収支報告書にきちんと記載しているのだから問題ない」と言うだろう。

 前にも書いたが『政治資金規正法』という『ザル法』を与党と一緒になって造った当事者の実務処理だから、『ザルの目』はスリ抜けているものと思う。
 「違法性は一切ない」というのも、あながちウソではないと思う。

 要は、政権交代を目指す最大野党がダーティーで良いのか?という話である。

 そういう処が今話題になっていて、先だっての志位共産党委員長が出演した「ニコニコ生放送」 でも、日本共産党が連立する場合の相手として「民主党」という回答が僅か6%しかなく、「自民党」の19%よりも少ないと言う結果になり、「どちらでもない」が75%に達したという結果となって現れている。

 昨日の朝日新聞にも 直近の世論調査の結果(概要)が掲載されていたが、朝日のスタンスはいまだに『二大政党制』で、【自民中心】【民主中心】の政権選択肢しかなく、共産党や社民党は、はなから無視である。
 マスコミは、馬鹿げた『二大政党制』の幻想というか桎梏から離脱するべきである。

 3月24日に公設秘書の「起訴」か、「不起訴」か、「別件で再逮捕」か?という経過が明らかになるが、小沢代表は既にそれぞれのケースでの対応を決めているようだ。

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以下、【河北新報記事】 コピペ 

 献金5年で2億円超
   小沢氏代表の民主岩手4区総支部


 西松建設の巨額献金事件で、小沢一郎民主党代表の選挙区で小沢氏が代表を務める民主党岩手県第4区総支部が2003―07年度の5年間に、同社の下請け業者を含む全国の延べ564社から総額2億4000万円の政治献金を受けていたことが18日、政治資金収支報告書で分かった。

 同総支部に献金した企業数と金額は表の通り。小沢氏のおひざ元・岩手以外からの献金額が全体の約7割。東京、大阪のほか大分、徳島などの建設業者からの献金もあった。同党岩手県第1―3区総支部への企業献金は年間数件程度で、小沢氏が東北をはじめ全国に影響力を持っていたことをうかがわせる。

 東北の業者による献金総額のうち、岩手の業者が占める割合は57%。次いで宮城県の28%だった。03年度は宮城の30社から計1429万円の献金があり、岩手の30社の計764万円を上回った。

 年度別では04年度の献金額が最も多く、全国の146社から7134万円を集めた。最も少なかったのは07年度で83社から2729万円。大手ゼネコンが「談合決別宣言」をした05年度以降、献金額の減少が続いている。

 西松建設の下請け業者以外では、大林組、大成建設、清水建設、戸田建設などの系列業者からの献金もあった。小沢氏の影響力に配慮し、ゼネコン各社が下請け業者を使って献金していた可能性も浮上している。

 西松建設やほかのゼネコンの複数の下請け会社は河北新報社の取材に対し「元請け会社に頼まれて献金したが、何のメリットもなかった」と証言。大手ゼネコンのOBは「献金をすることで、他社と条件を横並びにしておく必要があった」と話した。
        河北新報 2009年03月19日木曜日 


【関連記事】

「工事代に原資上乗せ」 ゼネコン各社裏で糸 
      河北新報 2009年03月19日木曜日


1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
しっかり違法ですよ (latter_autumn)
2009-03-20 18:54:10
>「違法性は一切ない」というのも、あながち
>ウソではないと思う。

企業から個人への献金は、政治資金規正法の21条と22条の2に引っ掛かり、受け取った者は26条に基づく罰則の対象となる。
他人名義の献金は、22条の6に引っ掛かり、受け取った者は26条の2に基づく罰則の対象となる。
・・・ということです。

西松は、ダミー団体の会員の名義を利用して、小沢個人に献金した。寄付金は、団体の会員ではなく西松が出した。しっかり違法ですよ。
従って、

>小沢氏側としては「政治資金収支報告書にきちん
>と記載しているのだから問題ない」と言うだろう。

問題大有りです。
少なくとも秘書は、西松に請求書の類を送っていたのなら、それが物的証拠であり、違法献金と知っていながら受け取った共犯ということになりますよ。
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